アルコール 依存 症 診断。 アルコール依存症の自己診断

アルコール依存症の自己診断

アルコール 依存 症 診断

1949 名称がInternational List of Causes of DeathからInternational Statistical Classification of Diseasesに変更になった。 精神障害のセクションが追加された。 alcoholismとdrug addictionが記載された。 1955 1965 alcoholism(アルコール症)を神経症・人格障害・性的逸脱と同じ分類に含めていた。 1975 ICD-9 アルコール乱用と依存に別の基準が設けられた。 1990 ICD-10 harmful use(有害な使用)の概念。 2022 ICD-11 『アルコール乱用と依存の診断基準』 No. 30: 1995 NIAAA Diagnostic Criteria for Alcohol Abuse and Dependence アルコール乱用と依存の診断基準 診断とは、アルコール乱用や依存のような特定の状態を同定し、分類するプロセスである。 アルコール乱用や依存の診断基準は、どのような行動パターンや生理学的特徴がそれらの状態の症状を構成するかについて、研究者の一致した意見を反映している 1。 診断基準によって、臨床家は治療計画を立て、治療の進展をモニターすることができ、臨床家と研究者の間のコミュニケーションが可能になる 1。 公衆衛生計画の立案者にとって治療機関の有効性が確保でき、保険会社はどのような治療を支払い対象とすべきかの判断が行え、これによって患者は医療保険の保証範囲を知ることができる 1-3。 アルコール乱用と依存の診断基準は長年発展を続けてきた。 新しいデータが入手できると、信頼性・有効性・精度を高めるために研究者は診断基準を改定した 4,5。 またアメリカ国内ではあまり用いられないものではあるが、世界保健機構(WHO)の「国際疾病分類 第10版(ICD-10)」についても比較のために簡単に述べる 7。 診断基準の進展 初期の基準 1940年以前に、少なくとも39の診断システムが存在したことが分かっている 2。 1941年、ジェリネックは(1980年までは)アルコール症(alcoholism)と呼ばれたものをサブタイプに分類する開拓的な理論を発表した 2,8。 ジェリネックはそれぞれのサブタイプごとに特徴的な身体的・精神的・社会的・職業的な損失を関連づけた 2,9。 APA(アメリカ精神医学会)の出版した『精神障害の診断と統計の手引き』初版(DSM-I)および第2版(DSM-II)を通じて診断基準が徐々に明確化された。 この二つの版ではアルコール症(alcoholism)はパーソナリティ(人格)障害、同性愛、ノイローゼ(神経症)のサブセットに分類されていた 2,12。 DSM-IとDSM-IIの不完全さが理解されたことにより、研究基盤を確立するため、Feighnerによってアルコール症の診断基準が1970年代に作成された 5,13。 これは主観的な判断や臨床経験のみによるものではない、調査に基づいた初の診断基準だった 5。 臨床での使用を意図したものではあったが、むしろさらに実用的な診断基準を作成するために継続的な研究を奨励することを主な目的としていた 5。 数年後、EdwardsとGrossがアルコール依存のみに着目した 8。 彼らは依存(dependence)の本質的な要素は、飲料の探索行動、耐性、離脱、離脱症状を軽減・回避するための飲酒、飲酒への強迫感の主観的知覚、断酒期間をおいた後の再飲酒といった飲酒のレパートリーに限定しうると考えた 8。 DSMの診断基準 アメリカ合衆国の研究者や臨床医は、通常DSMの診断基準を頼りにしている。 アルコールを含む行動障害の診断基準の発展は、1980年の『精神障害の診断と統計の手引き』第3版(DSM-III)の出版によりターニングポイントを迎えた 14。 DSM-IIIで初めて、アルコール症(alcoholism)が除かれ、アルコール乱用(alcohol abuse)およびアルコール依存(alcohol dependence)と名付けられた二つの異なったカテゴリに移行した 1,2,12,15。 さらに、それまでと異なり、DSM-IIIではアルコール乱用と依存は、パーソナリティ(人格)障害のサブセットではなく、「物質使用障害」のカテゴリに入れられた 1,2,12。 DSMは1987年に改版されている(DSM-III-R) 16。 DSM-III-Rでは依存のカテゴリが拡大され、DSM-IIIで乱用の症状とみなされていたいくつかの診断基準を含むようになった。 例として、DSM-III-Rでは依存は、精神症状(耐性や離脱など)と行動症状(飲酒のコントロールの減弱など)の両方を含むと記述している 17。 DSM-III-Rでの乱用は、依存の基準を満たさないものの、飲酒に関連して身体的、社会的、精神的、あるいは職業的な問題が生じているにもかかわらず飲酒する者や、自動車運転に関連してなど危険な状況で飲酒する者を診断するための残余のカテゴリとなった 17。 Baborによれば、この概念化によって臨床家は、患者の行動が明確に依存に関連づけられない場合でも、意味のある分類をすることが可能になった 18。 DSMはさらに1994年に改版され、『精神障害の診断と統計の手引き』第4版(DSM-IV)が出版された 6。 物質使用障害のセクションは、研究者や臨床家によるワーキンググループだけでなく、精神医学、心理学、アディクションの分野を代表する多数の助言者の調和を目指して改訂された 2。 DSMの最新のこの版は、近年の論文調査、Epidemiologic Catchment Area Study(疫学的地域調査)の間に集められたデータセットなどの解析、DMS-IVの二つの試案のフィールドトライアル実施の集大成であり、こうしたプロセスの結果を伝達することで、診断基準について一致を得られたものが、この新版に含められた 2,19。 DSM-IVは過去の版同様に、依存(dependence)と乱用(abuse)という重複していない二つの基準を含んでいる。 ではあるが、DSM-IVは過去の版とは違い、耐性と離脱の有無を基準として依存にサブタイプを設けている 6。 DSM-IVの乱用の基準は、アルコールの使用によって社会的、対人関係的、法的な問題が繰り返されているにも関わらず飲酒するものを含むよう拡大された 2,4。 加えて、DSM-IVはある種の疾患の症状、例えば不安や抑うつなどが、患者のアルコールや薬物使用に関係している可能性を強調している 2。 ICDの診断基準 アメリカ精神医学会が精神疾患の診断基準の各版を作成した同時期に、世界保健機関(WHO)では、アルコール乱用や依存に関連したものも含めて、世界中から死亡と疾病のすべての原因に関する統計を集計するために診断基準を作成していた 1,4,20。 その診断基準は国際疾病分類(ICD)として出版されている。 初めて物質関連問題の分類が含められたのは、1967年に出版されたICD-8であり、DSM-IおよびDSM-IIと同様に、アルコール症(alcoholism)とされていたものをパーソナリティ(人格)障害とノイローゼの分類に含めていた 21。 ICD-8におけるアルコール症は、挿間的大量飲酒、習慣的大量飲酒、および断酒時の離脱症状と飲酒への強迫感によって特徴づけられるアルコール嗜癖(alcohol addiction)を含んだ独立した一つのカテゴリとなっていた 1。 ICD-9 22,23ではアルコール乱用と依存に別の基準が設けられはしたが、この版では、それらの他覚症状(signs)や自覚症状(symptoms)は類似した用語で定義されていた 1。 Barborによれば、ICD-9では、依存を欠いたアルコール使用に対して、「健康への有害な影響という理由から、ひとつのカテゴリを設けるに値する」とした前提に価値があった 1, p. アルコール依存が現在の版、ICD-10の中心を成している 1,2,7。 この分類ではアルコール依存はDSMに似たやり方で定義されている。 診断は相互に関連した心理学的自覚症状(例えば渇望)、心理学的他覚症状(例えば耐性や離脱)、行動の指標(例えば離脱の不快を和らげるために飲酒する)の群に焦点を当てている 1。 一方で「アルコール乱用」を含めたDSMとは異なり、ICD-10では「有害な使用」の概念を含んでいる。 このカテゴリは、アルコールや他の薬物の使用に関連した健康問題が華商に報告されないことを意図して作成された 1。 有害な使用は、依存を伴わないが、身体もしくは精神に損傷をもたらす原因となるアルコール使用を意味している 1。 診断基準間のすりあわせ DSM(精神障害の診断基準)は、主にアメリカ合衆国内で使用されている診断基準である。 一方、ICDは(精神疾患を含む)すべての死亡と障害の原因を診断し分類するシステムである 4。 この二つの主要な診断基準おいて、以前の版ではアルコール乱用と依存を扱ったカテゴリに大きな違いがあることが批判されていた 2。 そこで、DSM-IVとICD-10への改版にあたっては、世界の研究者によって、可能な限り他方と調和した基準が作られるよう努力が払われた 1,2。 この二つの主要な診断基準の間には依然としてある程度の相違が残っているものの、臨床を目的としてアルコール乱用と依存をどう特徴づけるのか、一致した見解にもとづいて改版されてきた 18。 これにより、臨床家、国際的な保健機関、研究者たちは、アルコールに依存し、乱用し、有害に使用する人たちを分類し、治療し、統計データを収集し、研究成果についてコミュニケーションができるようになった 18。 診断基準—NIAAAディレクター Enoch Gordis, M. による解説 研究者たちのコミュニティは、標準化された診断基準の実用性を以前から認めてきた。 そうした診断基準は、アルコール依存症候群を示す症状の集合について一致した意見を提供し、世界中の研究者たちがどのような種類の疾患を研究しているのか明確にしてコミュニケーションすることを可能にした。 標準化された診断基準は臨床家にとっても同様に実用的であり重要である。 アルコールの分野では、臨床家が診断を下すのに複数の異なった方法があった。 時には同じプログラムに携わっている臨床家同士でも異なっている場合すらあった。 標準化された診断基準を使うことが重荷に感じられることもあろうが、それには多くの利点がある。 より有効なアセスメント(評価)と配置、プログラム間での診断の一貫性、各プログラムの有効性を計る能力の強化、最も必要とする人へのサービスの供給など。 健康管理への監督が強化されつつあるなか、(当事者以外の)第三者的資金提供者たちは疾病に関する報告がより標準化されることを望んでいる。 彼らは支払っている対象の条件を知ること、およびそれらの条件がプログラム間で共通していることを望んでいる。 本誌(Alert)に掲載された標準的診断基準は最新の研究成果に基づいており、フィールド試験と幅広い論文の評価にもとづいて作成され、新しい知見を反映すべく継続して改版されている。 どのような疾病であっても診断する役割は臨床家の判断に委ねられているであろうが、アルコール治療プログラムが、適切な治療を選択する上で、またその選択の根拠を第三者的資金提供者に説明する上で、標準的診断基準を用いるのが最善の選択である。 文献 1 Babor, T. Substance-related problems in the context of international classificatory systems. In: Lader, M. ; Edwards, G. , eds. The Nature of Alcohol and Drug Related Problems. New York: Oxford University Press, 1992. 2 Schuckit, M. DSM-IV: Was it worth all the fuss? Alcohol and Alcoholism. Supp. 2 :459-469, 1994. 3 Vaillant, G. The Natural History of Alcoholism Revisited. Cambridge: Harvard University Press, 1995. 4 Rounsaville, B. ; Bryant, K. ; Babor, T. ; Kranzler, H. Cross system agreement for substance use disorders: DSM-III-R, DSM-IV and ICD-10. Addic tion 88 3 :337-348, 1993. 5 Feighner, J. ; Robins, E. ; Guze, S. ; Woodruff, R. , Jr. ; Winokur, G. Diagnostic criteria for use in psychiatric research. Archives of General Psychiatry 26 1 :57-63, 1972. 6 American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fourth Edition. Washington, D. : the Association, 1994. 7 World Health Organization. The ICD-10 Classification of Mental and Behavioural Disorders: Clinical Descriptions and Diagnostic Guidelines, Tenth Revision. Geneva: World Health Organization, 1992. 8 Edwards, G. Alcohol dependence: Provisional description of a clinical syndrome. British Medical Journal 1:1058-1061, 1976. 9 Jellinek, E. The Disease Concept of Alcoholism. New Brunswick: Hillhouse Press, 1960. 10 American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, First Edition. Washington, D. : the Association, 1952. 11 American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Second Edition. Washington, D. : the Association, 1968. 12 Nathan, P. Substance use disorders in the DSM-IV. Journal of Abnormal Psychology 100 3 :356-361, 1991. 13 Keller, M. On defining alcoholism. 14 American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Third Edition. Washington, D. : The Association, 1980. 15 Cottler, L. ; Schuckit, M. ; Helzer, J. ; Crowley, T. ; Woody, G. ; Nathan, P. The DSM-IV field trial for substance use disorders: Major results. Drug and Alcohol Dependence 38:59-69, 1995. 16 American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Third Edition, Revised. Washington, D. : the Association, 1987. 17 Hasin, D. ; Grant, B. The natural history of alcohol abuse: Implications for definitions of alcohol use disorders. American Journal of Psychiatry 147 11 :1537-1541, 1990. 18 Babor, T. The road to DSM-IV: Confessions of an erstwhile nosologist. Commentary No. Drug and Alcohol Dependence 38:75-79, 1995. 19 Schuckit, M. Familial alcoholism. In: Widiger, T. ; Frances, A. ; Pincus, H. ; First, M. ; Ross, R. , eds. DSM-IV Sourcebook. Vol. Washington, D. : American Psychiatric Association, 1994. 159-167. 20 Grant, B. DSM III-R and ICD 10 classifications of alcohol use disorders and associated disabilities: A structural analysis. International Review of Psychiatry 1:21-39, 1989. 21 World Health Organization. Manual of the International Statistical Classification of Diseases, Injuries, and Causes of Death, Eighth Revision. Geneva: World Health Organization, 1967. 22 World Health Organization. Manual of the International Statistical Classification of Diseases, Injuries, and Causes of Death, Ninth Revision. Vol. Geneva: World Health Organization, 1977. 23 World Health Organization. Manual of the International Statistical Classification of Diseases, Injuries, and Causes of Death, Ninth Revision. Vol. Geneva: World Health Organization, 1978. NIAAA 2010.

次の

アルコール依存症の特徴・症状・原因 [依存症] All About

アルコール 依存 症 診断

アルコール依存症の看護過程、看護計画 OP、TP、EP のための必要な情報収集 観察項目 とアセスメント、主な看護計画と看護問題に対する成果目標達成の為の具体策例 本記事の内容• 発汗、動悸、頻脈などの自律神経症状は、不眠、焦燥感などの精神症状とともに、悪心・嘔吐などの消化器症状も随伴する。 離脱症状の出現抑制に、主にベンゾジアゼピン系抗不安薬 ジアゼパム や幻覚、興奮に対し抗精神病薬が使用される。 離脱痙攣の治療には抗てんかん薬が使用される場合がある。 また、慢性的な飲酒により、胃炎や悪心・嘔吐、下痢などの胃腸障害を伴っている場合も多く、さらに栄養状態が悪化するリスクがある。 電解質の異常は全身状態への影響も大きい。 十分な水分補給を行いバイタルサインを十分に観察する。 特に肝臓系の障害は、アルコール性肝硬変や肝臓がんに進行するリスクがある。 離脱症状の出現により、合併症はさらに全身状態を悪化させる。 全身状態を改善するために、検査データを照合し、合併症の有無と程度を把握する。 振戦・せん妄、幻覚により患者は恐怖心に駆られる。 また、神経過敏から些細なことで落ち着きが無くなり、混乱をきたす。 睡眠と安心感が得られたか把握する。 そして、家庭や職場の問題も抱えていることが多く。 離脱症状が落ち着くと、今後の生活への不安、焦りが生じる。 睡眠、食事摂取状況や言動などを十分に観察し、それらの感情を十分に表出出来ているかを観察する。 ・精神療法 個人、集団 ・心理社会的治療 ・認知行動療法 ・断酒会、AA会などの自助グループへの参加状況 自我防衛機制・コーピング規制の状態 アルコール依存症の患者は、飲酒に対して否認、合理化、投影、軽視などのコーピング規制をもつ。 これらの規制は、依存症発生以前から持っていることが多く、他の健康的なコーピング規制となることが困難である。 したがって、患者が入退院を繰り返し、退行現象があったとしても、一概に落胆はせず、飲酒しない生活への再構築に向けた支援を継続する姿勢が重要になる。 ・自助グループへの参加時の言動、他者との関わり ・薬物療法 離脱症状の治療、回復期の治療 抗酒薬 、合併症に対する治療 補足 離脱症状の興奮、幻覚、見当識障害、全身の粗大な振戦によるベッドからの転倒や点滴の抜管など、また、 長期のアルコール依存に伴う神経鈍麻による熱傷のリスクもある。 興奮や恐怖心が強い場合は、自殺の危険性もある。 自殺、事故、身体損傷を防止し、安全な環境調整を行う。 全ての問題の原因を患者の飲酒行動とし、家族・周囲の精神保健が維持されていることも多い。 家族は患者に対し、非難・拒絶・哀願を繰り返し、それがまた患者の飲酒を助長する。 しかし、これは結果的に飲酒行動を容認することになり、病状を悪化させる原因になる。 患者の生活行動変容には、家族の疾患への正しい理解が重要となる。 家族への支援と地域と連携した社会復帰への支援が必要になる。 ・悪心、嘔吐、下痢が軽減または消失する ・肝機能データが改善する #B 調節機構の障害に関連した体液量不足 患者の目標 成果目標 ・患者にとって適正な体液量となる。 #C 長期に関わる不快感に関連した睡眠剥奪 患者の目標 成果目標 ・適切な量の睡眠が得られる ・恐怖心を表出し、表情が穏やかになる。 #D 意欲の低下に関連した入浴セルフケア不足 患者の目標 成果目標 ・身体を清潔に保つことが出来る。 #E 状況的危機に関連した非効果的コーピング 患者の目標 成果目標 ・不安の表出をすることが出来る。 ・アルコールに逃避するようになった状況を自ら表現することが出来る。 ・洗濯を迫られ現実的な問題を表現する事が出来る。 #F 情動の問題に関連した身体損傷リスク問題 患者の目標 成果目標 ・離脱症状から回復することが出来る。 ・身体損傷をすることなく生活することが出来る。 #G 重要人物に慢性的に表現していない感情に関連した家族コーピング無力化 患者の目標 成果目標 ・患者、家族が「自助グループ」「断酒会」「家族会」に孤立せずに参加することが出来る。 ・家族が疾患を正しく理解することができ出来、治療対応を摂ることが出来る。 アルコール依存症の患者の看護計画 具体策 例 #A に対する観察計画 OP 1 食欲、食事摂取量、食事摂取状態、悪心・嘔吐の状態、水分出納 補足 栄養・脱水状態の把握と援助方法を検討する。 アルコール離脱による発熱や合併症により、栄養・脱水状態はさらに悪化する。 3 補液および治療の状態 補足 不足する電解質・ビタミン類の補給をする。 4 検査データ 補足 栄養・脱水状態を把握する。 補足 胃炎や悪心。 嘔吐がある場合が多い。 廃棄したり、食欲不振で食べない場合がある。 付き添い介助する。 2 水分の補給 補足 経口摂取が可能なら、出来るだけ水分摂取を促す。 栄養・ビタミン類の不足を補うためにも、特にジュースや栄養物を添加した麦芽飲料。 ミルクなどがよい。 #A に対する教育計画 EP 1 栄養バランスのよい、規則正しい食生活の重要性についての説明 補足 離脱症状、嘔吐が強く、経口摂取が困難である場合には行わない。 話す場合は、説教的にならないように注意して事前計画をした上で行う。 内容として、患者の身体状態から、その必要性を話す。 家庭、仕事の役割中断に対する言動やコミュニケーション技術について注意する。 作業療法やレクリエーション療法の際には、趣味・娯楽を考慮する。 2 日常生活における行動の変化 根拠 不安・抑うつ状態により、睡眠障害、食事摂取量など日常生活上の行動に変化を生じる。 4 過去の入院治療の状態、自殺企図の有無 補足 不安・抑うつによる自殺を防止する。 5 入院の動機、疾患の認識、入院の背景 補足 コーピング規制を把握する。 根拠 選択を迫られている状況は行動変容の動機になる。 6 家族との関係、仕事、経済状況 7 検査データ 補足 身体的愁訴 胃痛、食欲不振、悪心。 嘔吐など を検査データと照合する。 身体的問題があれば、治療が開始される。 罪悪感を軽減し、支持的で偏らない関係を構築する。 補足 看護師が見守り、関心を持っていることを示す。 補足 看護師が評価的な態度をとることは、依存、責任転嫁を助長していしまう。 3 静かで落ち着いた環境の提供 補足 刺激を少なくすることにより、不安を軽減する。 4 身体症状に対する支持の施行 補足 精神状態だけでなく、全身状態を観察する。 5 患者の行動、感情の把握 補足 自殺企図を防止する。 根拠 不安、ストレスを誘発する状況との関連に気付くことは、行動変容の第一段階となる。 6 気分転換方法への援助 補足 ストレスを軽減・緩和する方法を獲得する。 7 各種活動に参加し、社会的役割を果たすことが出来るような援助 根拠 自尊感情を高め、対人関係能力を高める。 #E に対する教育計画 EP 1 自己主張の仕方とその評価について説明 根拠 効果的コミュニケーション技術の学習により、自尊感情を高める。 2 疾患の正しい知識の把握と学習への援助 根拠 アルコール依存症の正しい知識を獲得し、誤解を修正する事で行動変容の支えとなる。 3 「断酒会」や各種自助グループの紹介 根拠 社会の中で禁酒をする技術を習得する。 その技術が行動変容の支えとなりうる。 「小動物が見える。 」など 補足 早期離脱症状の早期発見と対応のために十分観察する。 根拠 飲酒中止後、4~12時間に生じる早期離脱症状の早期発見と対応のため。 不眠は離脱症状の重症化に繋がる。 4 知覚障害の有無と程度 根拠 長期のアルコール依存による神経鈍麻により熱傷を起こすことがある。 5 薬物療法に対する反応・副作用 補足 治療効果の評価、治療内容の検討を行う。 酒気を帯びた交通事故の場合、頭部の状態を検査する。 せん妄の場合、CKは上昇する。 #F に対する看護ケア計画 TP 、教育計画 EP 1 離脱症状の初期症状発見時、速やかに医師へ報告する 根拠 速やかな報告と支持の確実な施行は、症状を最小限に抑える。 興奮が強い場合、事故の危険性が高い。 患者の安全を最優先とする。 そのため、外部からの刺激を避ける必要がある。 4 傍にいて安心できるように声かけ、訴えを受容・傾聴する 根拠 恐怖心を軽減する。 小声で話すと恐怖を強めるので、声を低めにし、明確に話す。 5 明るい部屋を提供 根拠 せん妄により、患者は怯えた状態になっている。 その恐怖心を共感しつつ、虫や蛇が実際には存在しないことを保証する。 そうすることで、落ち着きを取り戻させる。 必要に応じて、日付や時刻を伝え、患者に現実見当識を持たせる。 幻視や錯覚がある場合、暗いと不安を増強させる場合がある。 根拠 せん妄により脅え、不眠となる。 不眠は全身状態を低下させ、離脱症状を重症化させる。 7 ひげそりは電気式器具を使用する 根拠 離脱症状による手指の振戦により、刃物の使用は控える必要がある、その為、刃のついた髭剃りの使用は避け、電気式のものを使用する。 gogo-chisei.

次の

うつ病と酒でとうとうアルコール依存症と診断される 体験談完

アルコール 依存 症 診断

アルコール依存症 大量のお酒を長期にわたって飲み続けることで、お酒がないといられなくなる状態が、アルコール依存症です。 その影響が精神面にも、身体面にも表れ、仕事ができなくなるなど生活面にも支障が出てきます。 またアルコールが抜けると、イライラや神経過敏、不眠、頭痛・吐き気、下痢、手の震え、発汗、頻脈・動悸などの離脱症状が出てくるので、それを抑えるために、また飲んでしまうといったことが起こります。 アルコール依存症は「否認の病」ともいわれるように、本人は病気を認めたがらない傾向にあります。 いったんお酒をやめても、その後に一度でも飲むと、また元の状態に戻ってしまうので、強い意志で断酒をする必要があります。 ですから、本人が治療に対して積極的に取り組むこと、家族をはじめ周囲の人のサポートがとても大切です。 「アルコール依存症」とは 長年の習慣的な飲みすぎがもたらす病気 お酒は「百薬の長」とも「万病のもと」ともいわれます。 適量の飲酒は健康にいいといわれますが、多量のお酒は心身に好ましくない影響を及ぼします。 飲みすぎが習慣化している人の中には、時間や場所を選ばずにどんなことをしてもお酒が飲みたくなり、飲み始めたらやめられなくなるといった状態におちいる人もいます。 この段階は、もしかしたらアルコール依存症かもしれません。 飲みすぎが習慣化してからアルコール依存症になるまでの期間は、男性で20年以上、女性はその半分の期間といわれています。 アルコール依存症は「進行性」の病気 アルコール依存症の患者数は現在日本国内で80万人以上といわれていますが、その予備軍も含めると約440万人にもなると推定されています。 危険な量はどのくらい? どのくらいの量から「飲みすぎ」になるのでしょうか。 厚生労働省が推進する「健康日本21」の中では、アルコール依存症の発症リスクが少ない「節度ある適度な飲酒」は壮年男性の場合純アルコール量換算で1日20g以下であるとの数値を示しています。 これは1日ビール500ml(日本酒1合弱、25度焼酎なら100ml、ワイン2杯程度)に相当します。 1日の飲酒量がこの3倍以上になると「飲みすぎ」となり、アルコール依存症になるリスクが高まると警告されています。 単純計算すると1日にビール3本、日本酒3合弱、25度焼酎300ml、ワイン6杯程度を超える量にあたり、お酒に弱い人でない限り、ついおいしく飲んでしまう範囲といえます。 おいしいお酒を控えることは難しいことですが、毎日これだけの量を飲み続けることはアルコール依存症に一歩一歩近づいている可能性があるのです。 まずは日ごろから量をコントロールできる飲み方をする、1週間に1~2日は飲まない日をつくる、という習慣を身につけるようにしましょう。 早期に治療すれば回復が早い アルコール依存症が進むと、体や精神に悪いばかりではなく、飲酒運転で摘発されたり職場でのトラブルが重なって失業、というように社会・経済的な影響がだんだん大きくなっていきます。 友人や家族との関係も影響をうけ、自分の内・外の世界で多くの大切なものを失うことになってしまいます。 アルコール依存症は、早期に治療を始めればそれだけ治療効果があがりやすい病気です。 とくにプレアルコホリズムという、依存症の手前できちんとした対策をとれば、肉体的な問題だけでなく社会的にも経済的にもより少ない損失で回復が期待できます。 プレアルコホリズムの段階では減酒でも回復可能なことが多いのです。 アルコールへの精神的な依存がある アルコール依存症への精神的な依存とは、強い飲酒欲求とそれに基づくコントロールのきかない飲酒で特徴づけられます。 具体的には次のような症状がよく見られます。 お酒を飲むべきでない時にも「飲みたい」と強く思う• 飲む前に思っていた量より、飲み始めるとつい多く飲んでしまう• いつも手元にお酒がないと落ち着かない• 数時間ごとに飲酒する「連続飲酒」をする アルコールへの身体的な依存がある アルコールがいつも体内にある状態が続くと、脳はそれが普通の状態だと認識し、アルコールが抜けてくると、様々な不快な症状が出ます。 酔いがさめると、次のような離脱症状(禁断症状)が出る 手のふるえ、多量の発汗、脈が早くなる、高血圧、吐き気、嘔吐、下痢、イライラ、不安感、うつ状態、幻聴、幻覚• 離脱症状を抑えるために飲んでしまう 体に現れるダメージ 肝炎や脂肪肝、膵炎などの疾患や、生活習慣病、果ては消化器系のがんなどの背景にアルコール依存症がある場合があります。 世界保健機関(WHO)によると、アルコール依存症は60以上もの病気や外傷の原因になると指摘されています。 こころに現われるダメージ うつ病、不安障害、パニック障害などの背景にアルコール依存症がある場合があります。 この中でもとくに、「連続飲酒」と「離脱症状」はアルコール依存症の典型的な症状です。 プレアルコホリズムのサイン 連続飲酒、離脱症状は出ていないけれども、お酒が大好きで体調を崩していてもやめられない人、いけないと思っても飲酒運転して事故をおこしたり、自分や人を傷つけたりといった問題をおこしている人などは、プレアルコホリズムが疑われます。 これらはあくまでも目安です。 おかしいな?あてはまるかな?と思ったらまずは専門知識のある人に相談しましょう。 困った時の相談先も参考にしてください。 インターネットなどで一方的な情報を集めて自己診断することは早期治療を遅らせるだけでお勧めできない方法です。 治療の内容 アルコール依存症の場合、治療は外来でも可能ですが、わが国では治療の主体は入院治療です。 入院治療は次の3段階に分けられます。 1 解毒治療: 体とこころに起きている合併症の治療と、離脱症状の治療。 2 リハビリ治療: 個人精神療法や集団精神療法で、本人に飲酒問題の現実を認識して断酒の決断へと導く。 退院後のリハビリ治療を視野にいれて自助グループへの参加なども始める。 本人や家族に十分な説明をしたうえで抗酒薬の投与も開始する。 3 退院後のアフターケア: a 病院・クリニックへの通院、b 抗酒薬の服用、c 自助グループへの参加、という「アフターケアの三本柱」を継続する。 1 の解毒治療は一般病院で行うことも充分可能ですが、2 リハビリ治療と3 退院後のアフターケアはアルコール依存症の治療のノウハウをもつ専門施設にゆだねるのがよいでしょう。 また、プレアルコホリズムの場合には、症状や本人の生活環境などを考慮して外来治療が可能な場合もあります。 アルコール依存症の治療で行われる精神療法 アルコール依存症治療の中心的存在です。 個人精神療法や集団精神療法で、本人に飲酒問題の現実を認めさせ断酒の決断へと導きます。 アルコール依存症での薬物治療の種類• 低栄養の治療• 肝臓などの治療• 精神症状に対する治療• 離脱症状への治療• お酒を遠ざける(抗酒薬) 断酒維持のための支援 自助グループ: 本人やその家族が同じ立場の人たちと交流し、断酒継続の助けとする断酒会やAA アルコホーリクス・アノニマス などがある。

次の