月島 青葉。 クロスゲーム最終回の結末ネタバレ!その後の続きが気になる!

クロスゲームの月島若葉の魅力を分析してみよう。だってやっぱり青葉よりかわいいから。

月島 青葉

しかも、その女があの月島青葉だというのだ。 野球部の部室内は、凄まじい程の興奮の渦に包まれていた。 中等部の頃から星秀学園の月島青葉の噂は他校にまで広まっていた。 男にも劣らない野球の腕もさることながら、 その飾らない美貌は男女を問わず憧れの対象だった。 野球少年であれば、なおのこと青葉に憧れている者は非常に多かった。 そんな月島青葉が強い意志を感じさせる瞳に力を込めて 黒駒実業を訪れたのは、3時間ほど前だった。 ---------------------- 地区予選の3回戦が終了した後、事件は起こった。 試合を終えた大門監督と、試合の応援に訪れていた月島青葉が偶然出くわしたのだ。 何が原因だったかは明確ではないが、近くにいた者の証言によると 青葉の手に握られていた死んだ姉の写真を見て、大門が何か侮辱めいたことを言ったようだ。 大門の言葉を耳にした瞬間 月島青葉は我を忘れたように大門に掴みかかり、 左頬に思い切りストレートをお見舞いした。 それは見事なストレートだったそうだ。 その後、星秀学園はエース樹多村光の奮戦もあって無事に勝ち上がり 竜旺学院との決勝戦を明後日に控えていた。 そんな時、あの事件が被害者である大門によって明るみに出されようとしていた。 どんな理由があったとしても手を出してしまっては言い逃れはできない。 暴力事件は高校球児には致命的だった。 「どうか許して下さい」 いつも強気のイメージだった月島青葉が頭を下げていた。 練習の帰りに寄ったのだろうか、ユニホームは所々汚れていた。 「どうか大事にはしないでください」 青葉の必死の様子を見て、監督の唇が醜く歪んだ。 「いいだろう。 ただし、条件がある。 」 「うちのクリーンナップに投げてみろ、全員を三振にできたら、無かったことにしてやろう」 「本当ですか!! やります!投げさせてください!」 「たいした自信だな。 一人でも打たれたら、裸になって、こいつらを喜ばせてやれ。 」 「ま、まじっすか!!!」 部員の一人が思わずといった様子で喜声をあげた。 他の奴らも興奮を隠せない様子で、月島青葉の一挙手一投足に注視していた。 しかし、月島は口を引き結んで黙ったままだった。 「どうした?自信がないのか?だったら、この話は無しだ。 」 黙ったままの月島の様子に え?無しなの?失望感でその場が一気に冷え込んだ。 しかし、どれだけの間があいたのか、随分長く感じられたが、 「分かりました。 」 いつもどおりの、はっきりした声が響いた。 この瞬間、黒駒実業野球部史上、もっとも大きな盛り上がりをみせた。 3番柳井のバットが2回空を切ると、大門は大声で怒鳴った。 「女の球に何をやってるか!!」 それでも柳井のバットは3球目をとらえることはできなかった。 「思った以上に速いぞ」 4番の田宮に向かって柳井は囁いた。 「馬鹿だなぁ、お前。 条件聞かなかったのか?」 田宮のセリフが聞こえたのか大門が静かにほくそ笑んだ 4番田宮がバッターボックスに入った。 1球目速いストレート 田宮はバットを倒してバントの構え あ! 皆、小さく声を漏らした。 月島青葉は、田宮が転がしたボールを難なくキャッチ、そしてファーストに向けて投げようと構える !!! しかし、ファーストには誰も居なかった。 そう、これは三振にできるかどうかのゲームだったのだ。 「残念だったな。 」 項垂れる青葉に監督はさらに追い討ちを掛けた。 「可哀想なことだ。 甲子園を目前に全て台無しか。 お前のせいで。 」 「もう一度やらせてください!!今度は絶対に当てさせません!!」 「そうか。 こちらは何度やっても構わん」 「本当ですか!!」 「だが、まずは、約束を果たしてもらおうか」 その言葉に 青葉の爽やかな顔がほんの僅かだけ歪んだ。 気丈だった。 信じられないほど気丈だった。 子供の頃から、野球ばかりやってきた少女だ。 誰にも肌を晒したことなどなかったはずだ。 それでも、青葉は震える指先に力を込めて、 自らユニフォームを脱ぎ 捲るようにしてアンダーシャツを脱ぎ去った。 スポーツ少女の肌は予想外に白かった。 この地区で野球をやっている奴なら、誰もが一度は夢に描いたはずだ。 星秀の月島青葉がユニフォームを脱ぎ、裸になる。 それが現実のものとなったのだから、仕方のないことではあるが、痛々しい光景であった。 青葉と同学年である2年生は、特に容赦がなかった。 部室の汚いテーブルの上で、月島青葉は歯を食いしばって、彼らの言われるままに 身体を披露してみせた。 その身体能力の高さのため、よけいに無残だった。 「月島!次はヒンズースクワット100回だ!がんばれw」 柳井だった。 先ほど三振させられた柳井が青葉のスポーツブラを振り回しながら叫んだ。 青葉は四つん這いの体勢から、よろよろと立ち上がると両手を頭の後ろに回した。 「1回、2回、・・」 「おら、オッパイ、もっと揺らせ!」 「61、62、・・」 「もっと腰落とせや」 「できないなら、もう帰れ」 夏の狭い部室の中、汗だくになりながら素っ裸でしごかれ、 青葉はくたくただった。 大門の冷たそうな薄い唇が自然と歪む。 自分を追い出した星秀野球部員達の顔を思い浮かべると楽しくて仕方がなかった。 月島青葉が彼らにとってどんな存在か、大門はよく知っていた。 悔しさと無念さで織り成す星秀野球部員達の怨嗟の声を聞くのが楽しみで、しょうがなかった。 彼らの耳に入るように露骨に情報を流してやろう。 自分達にとって憧れと尊敬の対象だった美しく気高い女エースがどんなめに遭ったか。 青葉は試合後シャワーを浴びる時間も与えられずに、 黒駒実業野球部全員の前で、汚れたユニフォームを脱がされ 全裸に剥かれた。 あの勝気な少女に、野球で汗を流したままの身体を同年代の男達の前で開かせて 見世物のように全てを晒させたのだ。 散々しごかれ、くたくたになって倒れ込んだ青葉を 仰向けにしたまま、男達が押さえつけた。 3年生の一人が青葉の唇に自分の唇を寄せていった。 青葉の瞳から汗だか涙だか分からない水滴がすーっと流れ落ちた。 大門はバタンと音を立てて部室を出て行ったが、誰も気づく者は居なかった。 出典:需要があれば リンク:つづく.

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クロスゲームの月島若葉の魅力を分析してみよう。だってやっぱり青葉よりかわいいから。

月島 青葉

月島若葉(つきしまわかば)のプロフィール 出典 月島家の次女。 故人(開始当時:小学5年生)。 コウの幼馴染みで、同じ日に、同じ病院で生まれたためとても仲がよかった。 性格は明るく、その容姿から赤石などにも好意を寄せられていた(コウが学年で一番可愛いと思っていたほど)が、彼女はコウに渡した「20歳までの誕生日プレゼント予定表」の最後の欄(20歳のプレゼント に「婚約指輪」と書き込むほど、コウに気持ちを寄せていた。 コウも彼女を好きだったのだが、小5の夏のキャンプ中に川の深みに足を取られた下級生を助けようとして激流に巻き込まれ、病院で息をひき取った。 葬式は夏祭りの日に行われた。 彼女が亡き後もコウは、彼女がくれた予定表に書いてある通りの「プレゼント」を毎年購入し、箱に入れている。 そして若葉がコウとの誕生日プレゼント交換で贈った目覚まし時計(1個じゃ効果が薄いということで2個)は、今でも彼を起こし続けている。 また、「(コウのことを)取っちゃダメだからね」と言っていたため、青葉にはそれが堪えている様子。 生前の七夕に、短冊には『コウと青葉が仲良くなりますように』と書いていたようで、青葉もそれを知っていて、努力はしているようだが、性格上難しいと思われる。 キャンプに行く前日の夜に甲子園で試合をしているコウたちの夢を見たことでコウが本気で野球をするきっかけになった。 6月10日生まれで、血液型はAB型。 水泳が得意でよくコウや青葉とプールに行っていた。 帰り際にいつもコウの頬にキスをしていて、キャンプ前日の夜が最後のキスとなった。 アニメでは第1話で故人となり、それ以降は回想シーンで登場する。 経歴:区立千川北小学校(他界) あえて言おう。 「クロスゲーム」は「タッチ」だった。 そして、同時に「タッチ」とはまったく異なる物語でもある。 出典 あだち充という人は、80年代以降、一貫して「あだち充的」であり続けた。 梶原一騎的な熱血スポ根にとどめを刺したライトで明るい作風、いかなるスポーツを扱っても展開されるラブコメ、スターシステム的な登場人物たち……。 あだち充が描く物語は、ある意味では高橋留美子の「るーみっくわーるど」以上に、常にあだち充的だ。 さて、本作「クロスゲーム」は、そうしたあだち充的な作品群の中でも、もっとも典型的な作品だ。 ジャンルは野球、目指すは甲子園。 幼馴染のヒロインと、死をめぐって展開されるストーリー。 物語を貫くキーフレーズは「タッチ」そのものだ。 では、何が異なるのか? 完結を迎えた本作を、改めて「タッチ」と比較しながら振り返っていこう。 以降ネタバレ含むレビューです。 ご存知のとおり、「タッチ」は優秀な双子の弟・和也が地区大会の途中、交通事故死し、いい加減な兄だった主人公・達也が弟の夢を引き継ぐように甲子園に挑むという物語だ。 このなかで、和也はヒロイン・朝倉南をめぐる三角関係のさやあてでもあるのだが、同時に預言者の役割を果たしている。 ちゃらんぽらんな達也は、普通に考えれば、スポーツにも勉強にもマジメで、人望も厚かった完璧超人・和也のライバルとしては役不足だ。 しかし、学園のアイドル的な浅倉南との恋でも、和也は達也を最大のライバルとして扱っている。 和也だけが(あるいは浅倉南も)、兄・達也の才能を見抜き、やがて自分を超えていく姿を見ていたのだ。 そして、物語半ばで舞台を去る。 和也は生きている間は浅倉南をめぐる三角関係の相手であるが、死した後は達也の運命を示唆し、託宣する預言者となるわけだ。 「クロスゲーム」は明確にこの構図を踏襲する。 不慮の事故で亡くなった幼馴染・月島若葉。 彼女の預言どおり、まともに野球をやったことのなかった樹多村光は、やがて高校で甲子園をめざすピッチャーとなる。 死者と預言を軸にした「クロスゲーム」は、「タッチ」そのものだ。 しかし、同時に「タッチ」ではない。 それは、ヒロインの役割だ。 「タッチ」における浅倉南は、冒険の終わりに待っているお姫様だ。 彼女は「南を甲子園に連れていって」という言葉が示すように、和也が手に入れられなかったお宝であり、「甲子園=浅倉南」というアイコンのようなものだ。 これに対して「クロスゲーム」のヒロインである若葉の妹・月島青葉が果たすのはお姫様の役割ではない。 彼女はむしろ、樹多村光と同じように預言者の託宣を受けた人間のひとりだ。 「タッチ」において、達也は2つの預言を受けている。 「甲子園」と「浅倉南(=恋人)」だ。 「クロスゲーム」では、「甲子園」は樹多村光に託されるが、「恋人」は、実はヒロイン・月島青葉に託されているのだ。 「とっちゃダメだからね」という言葉は、預言であると同時に呪縛でもある。 誰もが認めていた「樹多村光と月島若葉」というカップルの、ヒロインの役目を青葉は引き継ぐことになるのだが、そこには本来三角関係を争うべきであった若葉はもういない。 亡くなった姉の思いを痛いほど知る青葉は、引き裂かれる。 預言として彼女はいずれ、若葉のライバルとなることが託宣されている。 しかし、光を認め、寄り添うことを選べば若葉の裏切ることになる。 「クロスゲーム」は、「タッチ」以上に死者との三角関係に呪縛された物語なのだ。 だからこそ、物語終盤、一種唐突に若葉に生き写しの女の子・滝川あかねが登場することになる。 彼女の役割はイタコだ。 結ばれるべく下された月島若葉の預言。 それを果たすことが、月島若葉への裏切りではなく、彼女の望みでもあるという物語を成立させるためには、死んだ若葉を代弁する者が必要だったのだ。 かくして、イタコであるあかねを通して、樹多村光と月島青葉は預言者に許される。 クライマックス、樹多村光は地区予選決勝のグラウンドで想いを馳せる。 「そして、月島青葉が一番好きだ」。 これは、一見「上杉達也は浅倉南を愛しています。 世界中のだれよりも」と同じだ。 しかし、この宣言で「恋人」を手にいれたのは、果たして樹多村光だろうか? むしろ、死者に許され、「恋人」を手にしたのは、姉の預言と呪縛の間で引き裂かれ続けた月島青葉の方だ。 「クロスゲーム」は、ラストシーン、見富士台駅のホームで手を繋ぐ樹多村光と月島青葉の姿で結ばれる。 手をつないた2人は、並んで正面を見る。 モノローグは光でなく、青葉だ。 お姫様を演じた沈黙の「浅倉南」はそこにはいない。 「タッチ」は、上杉達也の成長譚ではあったが、浅倉南の成長譚ではなかった。 だが、「クロスゲーム」は、樹多村光の物語であると同時に、月島青葉の物語でもある。 青春劇にして巨大なレクイエムであり、ヒーローと同時にヒロインの成長譚である。 あのラストシーンには、「タッチ」とはまるで違う月島青葉のまなざしがあるのだ。 月島若葉に対しての皆さんのコメント。 愛されてるなぁ・・・。 出典 ・生きてコウと結ばれてほしかった ・あの目で見られると惚れてしまうから ・茜は茜、若葉は若葉 ・若ちゃんサイコー!!友達になってほしい。 つうか自分がこんな子になりたい。 マジで! ・もし若葉が生きていたら、光と青葉はどうなっていたのかな・・ ・これほどの魅力的キャラが死んでしまったのは残念。 青葉はあだちヒロインの中で唯一好きになれなかった。 ・若葉大好き ・光のよき一番の理解者。 やっぱり、若葉はすごいよ!! ・かわいいです。 僕が言いたいことはそれだけです。 女の子らしさの中にも強さがある。 ・やっぱり 若ちゃんは好きです 若ちゃんが生きてたら光がどんなに幸せだったと思います ・死んでしまったけどかわいい ・若ちゃん可愛すぎ!!ドストライク!!生きてコウと結ばれてほしかった…(涙) ・将来コウと結ばれるはずだった ・もっと生きててほしかったです ・子供らしいのに大人ッポイ。 もっと生きてて欲しかったな。 ・そっか・・・かんたんなことなんだ。 泣けばいいんだ・・・ もう若葉には会えないんだ・・・ ・まんまとあだち先生の策略にはまってしまいましたが だれにでも好かれる若葉に一票です。 あだち作品はすべて読んでますが クロスゲームの単行本1巻は神作品中の神作品です。 せつないです。 じつは生きてたでも私ぜんぜんいいからまたあわせてほしい ・もっと生きててほしかった^^ ・とても明るくてかわいくて大好きです。 ・どんな大人になるか見たかったなぁ ・生きてコウと結ばれてほしかった ・頭も良いし、優しいし、可愛いし三拍子揃ってんじゃん。 滝川って生まれ変わりみたいだな。 頼むからもう一度生き返ってくれ。 ・すごくかわいかったし生きて欲しかった。 ・かわいすぎる 死なないでほしっかったなぁ ・あんなにいい子はいないと思う ・その一途な思い、可愛いです。 ・いい子っスよねー!!!大大ダイ好き ・本当に光が好きなんだね ・惚れた。 かわいい。 生きてたら、どうなってたかな? ・若葉が幼なじみなんて、光がうらやましいな。 可愛すぎです。 高校生になった若葉を見たかったよ。 ・なんといってもカワイイ!!展開はすごく残念だけど、光がこれをきっかけに頑張れるのでこれは仕方ないかな ・光がうらやましいよ~私にもあんな幼なじみがいたらな~~でも1巻目で死んじゃうなんてあだち充も・・・もっと読者の気持ちかんがえてよね>_< ・死んでしまうなんて・・・私若葉のこと初めっから大好きだったの!生き返ってほしい。 出番が終わるの早すぎじゃないですか? ・こんな子が幼なじみだったら最高やん.

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月島 青葉

月島若葉(つきしまわかば)のプロフィール 出典 月島家の次女。 故人(開始当時:小学5年生)。 コウの幼馴染みで、同じ日に、同じ病院で生まれたためとても仲がよかった。 性格は明るく、その容姿から赤石などにも好意を寄せられていた(コウが学年で一番可愛いと思っていたほど)が、彼女はコウに渡した「20歳までの誕生日プレゼント予定表」の最後の欄(20歳のプレゼント に「婚約指輪」と書き込むほど、コウに気持ちを寄せていた。 コウも彼女を好きだったのだが、小5の夏のキャンプ中に川の深みに足を取られた下級生を助けようとして激流に巻き込まれ、病院で息をひき取った。 葬式は夏祭りの日に行われた。 彼女が亡き後もコウは、彼女がくれた予定表に書いてある通りの「プレゼント」を毎年購入し、箱に入れている。 そして若葉がコウとの誕生日プレゼント交換で贈った目覚まし時計(1個じゃ効果が薄いということで2個)は、今でも彼を起こし続けている。 また、「(コウのことを)取っちゃダメだからね」と言っていたため、青葉にはそれが堪えている様子。 生前の七夕に、短冊には『コウと青葉が仲良くなりますように』と書いていたようで、青葉もそれを知っていて、努力はしているようだが、性格上難しいと思われる。 キャンプに行く前日の夜に甲子園で試合をしているコウたちの夢を見たことでコウが本気で野球をするきっかけになった。 6月10日生まれで、血液型はAB型。 水泳が得意でよくコウや青葉とプールに行っていた。 帰り際にいつもコウの頬にキスをしていて、キャンプ前日の夜が最後のキスとなった。 アニメでは第1話で故人となり、それ以降は回想シーンで登場する。 経歴:区立千川北小学校(他界) あえて言おう。 「クロスゲーム」は「タッチ」だった。 そして、同時に「タッチ」とはまったく異なる物語でもある。 出典 あだち充という人は、80年代以降、一貫して「あだち充的」であり続けた。 梶原一騎的な熱血スポ根にとどめを刺したライトで明るい作風、いかなるスポーツを扱っても展開されるラブコメ、スターシステム的な登場人物たち……。 あだち充が描く物語は、ある意味では高橋留美子の「るーみっくわーるど」以上に、常にあだち充的だ。 さて、本作「クロスゲーム」は、そうしたあだち充的な作品群の中でも、もっとも典型的な作品だ。 ジャンルは野球、目指すは甲子園。 幼馴染のヒロインと、死をめぐって展開されるストーリー。 物語を貫くキーフレーズは「タッチ」そのものだ。 では、何が異なるのか? 完結を迎えた本作を、改めて「タッチ」と比較しながら振り返っていこう。 以降ネタバレ含むレビューです。 ご存知のとおり、「タッチ」は優秀な双子の弟・和也が地区大会の途中、交通事故死し、いい加減な兄だった主人公・達也が弟の夢を引き継ぐように甲子園に挑むという物語だ。 このなかで、和也はヒロイン・朝倉南をめぐる三角関係のさやあてでもあるのだが、同時に預言者の役割を果たしている。 ちゃらんぽらんな達也は、普通に考えれば、スポーツにも勉強にもマジメで、人望も厚かった完璧超人・和也のライバルとしては役不足だ。 しかし、学園のアイドル的な浅倉南との恋でも、和也は達也を最大のライバルとして扱っている。 和也だけが(あるいは浅倉南も)、兄・達也の才能を見抜き、やがて自分を超えていく姿を見ていたのだ。 そして、物語半ばで舞台を去る。 和也は生きている間は浅倉南をめぐる三角関係の相手であるが、死した後は達也の運命を示唆し、託宣する預言者となるわけだ。 「クロスゲーム」は明確にこの構図を踏襲する。 不慮の事故で亡くなった幼馴染・月島若葉。 彼女の預言どおり、まともに野球をやったことのなかった樹多村光は、やがて高校で甲子園をめざすピッチャーとなる。 死者と預言を軸にした「クロスゲーム」は、「タッチ」そのものだ。 しかし、同時に「タッチ」ではない。 それは、ヒロインの役割だ。 「タッチ」における浅倉南は、冒険の終わりに待っているお姫様だ。 彼女は「南を甲子園に連れていって」という言葉が示すように、和也が手に入れられなかったお宝であり、「甲子園=浅倉南」というアイコンのようなものだ。 これに対して「クロスゲーム」のヒロインである若葉の妹・月島青葉が果たすのはお姫様の役割ではない。 彼女はむしろ、樹多村光と同じように預言者の託宣を受けた人間のひとりだ。 「タッチ」において、達也は2つの預言を受けている。 「甲子園」と「浅倉南(=恋人)」だ。 「クロスゲーム」では、「甲子園」は樹多村光に託されるが、「恋人」は、実はヒロイン・月島青葉に託されているのだ。 「とっちゃダメだからね」という言葉は、預言であると同時に呪縛でもある。 誰もが認めていた「樹多村光と月島若葉」というカップルの、ヒロインの役目を青葉は引き継ぐことになるのだが、そこには本来三角関係を争うべきであった若葉はもういない。 亡くなった姉の思いを痛いほど知る青葉は、引き裂かれる。 預言として彼女はいずれ、若葉のライバルとなることが託宣されている。 しかし、光を認め、寄り添うことを選べば若葉の裏切ることになる。 「クロスゲーム」は、「タッチ」以上に死者との三角関係に呪縛された物語なのだ。 だからこそ、物語終盤、一種唐突に若葉に生き写しの女の子・滝川あかねが登場することになる。 彼女の役割はイタコだ。 結ばれるべく下された月島若葉の預言。 それを果たすことが、月島若葉への裏切りではなく、彼女の望みでもあるという物語を成立させるためには、死んだ若葉を代弁する者が必要だったのだ。 かくして、イタコであるあかねを通して、樹多村光と月島青葉は預言者に許される。 クライマックス、樹多村光は地区予選決勝のグラウンドで想いを馳せる。 「そして、月島青葉が一番好きだ」。 これは、一見「上杉達也は浅倉南を愛しています。 世界中のだれよりも」と同じだ。 しかし、この宣言で「恋人」を手にいれたのは、果たして樹多村光だろうか? むしろ、死者に許され、「恋人」を手にしたのは、姉の預言と呪縛の間で引き裂かれ続けた月島青葉の方だ。 「クロスゲーム」は、ラストシーン、見富士台駅のホームで手を繋ぐ樹多村光と月島青葉の姿で結ばれる。 手をつないた2人は、並んで正面を見る。 モノローグは光でなく、青葉だ。 お姫様を演じた沈黙の「浅倉南」はそこにはいない。 「タッチ」は、上杉達也の成長譚ではあったが、浅倉南の成長譚ではなかった。 だが、「クロスゲーム」は、樹多村光の物語であると同時に、月島青葉の物語でもある。 青春劇にして巨大なレクイエムであり、ヒーローと同時にヒロインの成長譚である。 あのラストシーンには、「タッチ」とはまるで違う月島青葉のまなざしがあるのだ。 月島若葉に対しての皆さんのコメント。 愛されてるなぁ・・・。 出典 ・生きてコウと結ばれてほしかった ・あの目で見られると惚れてしまうから ・茜は茜、若葉は若葉 ・若ちゃんサイコー!!友達になってほしい。 つうか自分がこんな子になりたい。 マジで! ・もし若葉が生きていたら、光と青葉はどうなっていたのかな・・ ・これほどの魅力的キャラが死んでしまったのは残念。 青葉はあだちヒロインの中で唯一好きになれなかった。 ・若葉大好き ・光のよき一番の理解者。 やっぱり、若葉はすごいよ!! ・かわいいです。 僕が言いたいことはそれだけです。 女の子らしさの中にも強さがある。 ・やっぱり 若ちゃんは好きです 若ちゃんが生きてたら光がどんなに幸せだったと思います ・死んでしまったけどかわいい ・若ちゃん可愛すぎ!!ドストライク!!生きてコウと結ばれてほしかった…(涙) ・将来コウと結ばれるはずだった ・もっと生きててほしかったです ・子供らしいのに大人ッポイ。 もっと生きてて欲しかったな。 ・そっか・・・かんたんなことなんだ。 泣けばいいんだ・・・ もう若葉には会えないんだ・・・ ・まんまとあだち先生の策略にはまってしまいましたが だれにでも好かれる若葉に一票です。 あだち作品はすべて読んでますが クロスゲームの単行本1巻は神作品中の神作品です。 せつないです。 じつは生きてたでも私ぜんぜんいいからまたあわせてほしい ・もっと生きててほしかった^^ ・とても明るくてかわいくて大好きです。 ・どんな大人になるか見たかったなぁ ・生きてコウと結ばれてほしかった ・頭も良いし、優しいし、可愛いし三拍子揃ってんじゃん。 滝川って生まれ変わりみたいだな。 頼むからもう一度生き返ってくれ。 ・すごくかわいかったし生きて欲しかった。 ・かわいすぎる 死なないでほしっかったなぁ ・あんなにいい子はいないと思う ・その一途な思い、可愛いです。 ・いい子っスよねー!!!大大ダイ好き ・本当に光が好きなんだね ・惚れた。 かわいい。 生きてたら、どうなってたかな? ・若葉が幼なじみなんて、光がうらやましいな。 可愛すぎです。 高校生になった若葉を見たかったよ。 ・なんといってもカワイイ!!展開はすごく残念だけど、光がこれをきっかけに頑張れるのでこれは仕方ないかな ・光がうらやましいよ~私にもあんな幼なじみがいたらな~~でも1巻目で死んじゃうなんてあだち充も・・・もっと読者の気持ちかんがえてよね>_< ・死んでしまうなんて・・・私若葉のこと初めっから大好きだったの!生き返ってほしい。 出番が終わるの早すぎじゃないですか? ・こんな子が幼なじみだったら最高やん.

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