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ヒロイン育成計画

ヒロイン育成計画 告白止めた理由

2015年7月から放送された麻枝准原作の『Charlotte (シャーロット)』 原作の麻枝氏にとっては2010年の『Angel Beats! (エンジェルビーツ)』に続くアニメ作品となったわけですが、率直な感想としては「終盤まで良かったのに、なんで最後が・・・」と言うスッキリしない感じでした。 ただ、前作のAngel Beats! 【関連記事】 ストーリーは? まず、Charlotteのストーリーをおさらいしましょう。 思春期の少年少女のごく一部に、不完全な「特殊能力」が発症する世界。 他人の体を5秒だけ乗っ取る能力を持つ少年・ 乙坂有宇(おとさかゆう)は、これを人知れず悪用しエセ優等生生活を送っていた。 しかし、星ノ海学園生徒会の 友利奈緒(ともりなお)に見破られ、妹・ 乙坂歩未(おとさかあゆみ)と共に学園に転入、生徒会で自分たちと同じ能力者に警告する活動に協力することになる。 (wikipedia) 「特殊能力が存在する世の中」「学園」など、設定としてはありふれた内容なのですが、何と言っても 「主人公の乙坂有宇がゲス」と言う点がCharlotte最大の特徴ではないでしょうか? 学力も高くないのに特殊能力を利用(カンニング)してエリート校に入学。 しかも、高校一の美少女と言われる 白柳弓(しらやなぎゆみ)に好意を寄せてもらうため、能力を悪用しわざと交通事故を起こすなど、この手の主人公としては異端とも言えるゲス設定。 もちろん、ヒロインとなる友利奈緒や周囲の人間関係、さらに妹である歩未とのエピソードもあり徐々に改心していくこととなるわけですが、このゲス設定はパンチが効いていて良かったと思います。 繊細な心理描写とSF要素 さて、Charlotteの舞台となる星ノ海学園は、同様の能力を有する生徒を探しだし、科学者(=人体実験)から保護する目的で設立された学園です。 そのため、有宇も転校後は周囲との衝突はありつつも、徐々に星ノ海学園の活動に参加していくこととなります。 しかし、悪用を考える海外組織が彼らを襲撃し・・・。 と非常にわかりやすい設定なので見ていても理解しやすかったですね。 それ以上に、主人公である有宇の失われた過去の記憶や、ヒロインの奈緒と行動していくうちに変わっていく心理など、登場キャラクターの描写も丁寧に描かれていたと思います。 (このあたりはサブキャラクターの扱いがちょっと雑だったAngel Beats! のマイナス要素が教訓になったのかは不明ですが・・・) 特に、能力の暴走により妹の歩未を失い、廃人と化した有宇の描写は非常にリアリティがありますよ! この後、タイムリープを活用し歩未を救うこと(死ぬことのないルートに修正すること)に成功します。 最終回のモヤモヤ感 さて、科学者から狙われないようにするために、有宇は『能力者がいない世界にすればいい』と思いつきます。 時を同じくして、能力の発症を抑えるワクチンの開発が成功したことから、将来、能力者が科学者に狙われる不安は解消されることになりました。 しかし、開発されたワクチンは「既に発症している能力者」には効果がないため、しばらく能力者の安全が保証されないことを危惧した有宇。 で、ここからが「超展開」と言われたAngel Beats! に酷似しているのですが、有宇は「自分の持つ能力『略奪』によって、地球上の能力者から能力を奪えば、能力者が組織から狙われる心配はない!」と考え世界へと旅立ちます。 (えっ、全地球上の能力者ですか? 途方もないことを・・・) 有宇は各国を回り能力者から能力を奪っていき、その能力によりどんどん強くなっていきます。 その反面、副作用で記憶を失っていき、結果、全世界の能力者から能力を奪い平和が訪れることとなりますが、有宇の記憶から恋人となる約束をした奈緒も消えてしまいます。 帰国した有宇は「恋人? 見覚えもないのに?」と奈緒に衝撃の一言。 そして、物語は「これから、また新たな思い出を作っていこう!」みたいな感じで終了。 超展開ここにアリ! 見終えた感想は『最終回、ぶっ飛びすぎ!』ですね。 全13話中12話までは日本国内、しかも学園の組織を中心に活動をしていた有宇が、最終回でいきなり『地球上の全能力者から能力を奪い、記憶を失いながらも無事に帰国』と言うのはちょっと押し込みすぎのような・・・ それ以上に、帰国した有宇がこれまでの記憶を失い、「これから、また新たな思い出を作っていこう!」みたいな感じのエンディングは、ちょっと雑な気が・・・ 前作、Angel Beats! も終盤からの超展開についていけないユーザーからマイナス点をもらった(と思っています)のですが、Charlotteも歩未を救い出した第11話までは非常にテンポ良く、かつ繊細に描かれていただけに、最終回の超展開はちょっと残念だったのが正直なところです。

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ヒロイン育成計画

ヒロイン育成計画 告白止めた理由

「計画は完璧だったはずなのよ?」 「ふ~ん。 ヒロイン育成計画ね~。 」 「妹の幸せのためだと思ったのだけどね。 」 「幸せは人それぞれだと思うけどな。 」 「そうよね。 私が彼女を不幸にしていたのね。 」 「今はすごく生き生きとしているよね。 」 「・・・。 う~ん。 どうなの?確かに幸せそうだけど・・・。 横に幸せが行ってない?私も責任取ってあの子みたいになろうかしら?」 「それはやめて。 」 屋敷の庭に、ドスドスと大きな音をたてながらも大股で歩き回る女の子を私と幼馴染は見ていた。 その子に昔の面影はないように感じる。 私の幼馴染は、小さい頃からの知り合いで時々町に出かけた時に仲良く買い食いをするような間柄だ。 自分と同じで人見知りなのか、前髪が長く目元を隠していることが多い。 町に住んでいるというが、どこぞのお坊ちゃんなのではないかと勝手に想像している。 知らないことも多い幼馴染だが、今まで自分の屋敷に招いたことなど一度もない。 なぜ今回が特別なのかというと・・・とある人物たちがこの屋敷に訪れるようになってきたためだ。 「どうしてこうなったのかな?」 「大丈夫だよ。 今日は俺がいるから安心しなよ。 」 長い前髪の下で目を細めて柔らかい笑顔を向ける幼馴染が、私の手をそっと握ってくれる。 小さい頃、父親が新しい家族が増えると言って妹を連れてきた。 外で父親が愛人をつくったということではなく、友人夫婦が子供を残して亡くなり、その子を引き取ってきたことから私の人生は変化した。 私は、日本人として生きていた過去を持つ転生者だった。 この世界が魔法や乙女ゲームの世界であったわけではない。 しかし、文明はある意味乙女ゲームの世界のように行き遅れていた。 私が頑なに乙女ゲームの世界のようだと語るのは、妹が桃色の髪をしてとても可愛らしい容姿だったからだ。 しかし、妹にはある欠陥があった。 屋敷に来た頃は、両親が亡くなったショックで大人しい様子だった。 ただ、屋敷に慣れた頃になってから妹の正体を知ることになった。 ある意味衝撃的で、その日から私はある決心をするようになった。 「そうだ。 まだ子供なんだし、ヒロイン育成すればいいのでは!?」 幼少期から私は、妹にとことん指導していった。 ヒロインの心得を毎日のように叩き込んだ。 それがそもそもいけなかったと気づくのはまだ先の話だ。 妹の幸せのために、優良物件となる相手を3人探し出した。 まるで、乙女ゲームの世界に出てくる攻略キャラのようにキラキラしている美男子たちだった。 しかし、妹はとにかく可愛らしい子だ。 家柄は低いがヒロインの資質を持っているため、イベントを行うように彼らを落としていけばいいのではないかと妹と打ち合わせをしていたのだ。 優良物件は以下の3人。 ・王子様で謎に包まれた人。 浮いた話がひとつもなく、婚約者もいない。 物腰柔らかだが、何を考えているのかわからないような掴みどころのない人として知られている。 しかし生まれながらに美男子で女性の人気は高い。 ・王家の騎士。 王子様と逆で、女性関係が多いとの噂。 甘い言葉で女性を口説くことを恥ずかしげもなく行っている人物。 剣の腕は強く、家柄も申し分ない。 鍛えているが、数多の女性が憧れるほどの容姿をしている。 ・研究者の父を持つ、生まれながらのエリート。 頭が良く、幼少期から天才と言われていた。 両親の家柄も良いため王子の友人として傍に控えている。 少し無愛想だが、信頼を得れば心強い味方になる。 こちらも美男子である。 「サブリーナはどこから見ても素敵な女の子よ。 この3人を落とすなんて簡単よ。 」 「・・・お姉ちゃん、そんなご令嬢方の注目の的の有名人が私に靡くわけがないよ。 」 私の義理の妹にして、美少女のサブリーナは自信なさげに下を俯く。 このようにしおらしくしていると彼女の欠陥は見えてこない。 あらゆる手をつくして彼女をヒロインに仕立て上げようと私、アレシナ・ブロイナーは綿密に計画を立てていった。 ヒロイン育成計画を行うにあたって重要なのは、ヒロインをヒロインたらしめるために悪役が必要なことだった。 そう、義理の姉であるアレシナが悪役令嬢の立場で攻略キャラたちとサブリーナの邪魔をすることにした。 とある日の騎士相手には、サブリーナを守る騎士のように振舞ってもらうために、軽く突き飛ばしてそれを目撃させる。 ここにおいて重要なのは、私とヒロインと攻略キャラ3人のみにして他人に見られないことが重要だった。 「おい!お前何をしている!?」 攻略キャラの騎士がサブリーナを守るようにすぐに駆け付けてその手を握って立ち上がられてくれる。 「あら、この汚らわしい妹がいけないのですわ。 」 鼻で笑うように蔑んだ視線を妹のサブリーナに向ける。 本当は嘘でもこんなことは言いたくない。 でも、妹の欠陥を考えるとこのヒロイン育成計画は重要なのだ。 「君は、彼女の姉だろう!?なぜそのようなことが言えるんだ!」 すでにヒロインであるサブリーナと騎士との出会いは終了させていた。 騎士になるような人物は自分が守ることが大切だと思わせることで勝手に恋に落ちてくれるはずである。 「それがなんだと言うのです?ふっ、この忌々しい子が近づくだけであなたまで汚れますわよ?」 「なんてことを言うんだ!」 怒りでアレシナに近づいて騎士が動こうとした瞬間に、サブリーナが動く。 「いいのです!どうか、落ち着いてくださいませ!」 騎士の腕を掴んで姉に近づこうとするのを止めた。 そんな出会いがあった二人は、アレシナの読み通りに騎士のほうが美少女のサブリーナを気に掛けるようになった。 そんな騎士の体調を気遣いつつ、お菓子などを手作りして胃袋も掴んでいけば攻略の完成だった。 また、ある日は次の攻略キャラを攻略していく。 幼少期からの天才は、一般開放している王家の図書館にいることが多い。 ヒロインであるサブリーナを図書館に送り込み出会いイベントは難なく完了する。 そこで重要なのは、天才には天才を相手にしなければならない。 しかし、天才よりも優れていると天敵になってしまう。 ヒロインには難しいことも知っているが一般常識が得意ではないように欠点も用意しておくことも忘れない。 自分の話についていけるような秀才だが、自分が傍にいないと生きていけないようなポジションを用意した。 そのことで、天才もサブリーナに心を開いていった。 ある日、天才と妹が図書館で一緒に勉強しているところに乗り込んで悪役令嬢として演技する。 「あなたのようなお馬鹿さんがこのような王家の図書館にいるなんてね。 馬鹿だと気づかれないうちに家に戻ることを勧めるわ。 」 「お姉さま・・・。 」 私の嘲りに下を向いて落ち込むサブリーナ。 「君が、サブリーナのお姉さん?ふん、この子ほど頭の良い子はいないよ?そんなことを言う君こそこの図書館にいる価値はないのでは?」 「なんですって!?」 サブリーナを守るように天才は私を退治する。 「そもそも、この図書館は王家がどんな人にも学ぶ権利があるとお貸しいただいている場所だ。 誰が何をしようと君が馬鹿にする権利があるとでも?王家を侮辱したと同義だ。 」 「っ!」 悔し気に二人から私はその場から立ち去る。 順調、順調!天才もヒロインであるサブリーナの美少女ぶりに落ちたわね! そして、最後の攻略キャラである王子様。 この人物はさすがに一筋縄ではいないない。 まず出会うことが難しい。 謎が多い王子様は人嫌いではないかというほどに出現率が低い。 しかし、妹の攻略のためには貴重な出会いを無駄にはしない。 王子様相手は、すり寄るようなご令嬢ではダメだ。 どこにもいないような奇想天外なヒロイン資質が最も重要だ。 木に登るお転婆。 または、太ることも気にしないで嬉しそうによく食べること。 そして、落ち込みはするがいつも明るく笑顔を絶やさない女の子。 王子様相手には特にサブリーナに指導した。 王家主催のパーティーでは、王子様が一人になる瞬間に妹を送り込んだ。 庭の片隅で泣いているヒロインと王子様登場である。 すでに木に登ることや、食事風景は記憶に刻み済み。 そんな明るいご令嬢が一人で泣いていたら誰だろうと声をかける。 「どうされましたか?」 「え?・・・あっ!王子っ!?」 「こんなところで一人になるのは危険ですよ。 」 「え、ええ。 すぐに移動します。 」 二人の雰囲気を潰すように聞こえる声で妹を侮辱する。 「このようなところで、殿方の注意を引きなんと浅はかな娘でしょう。 程度が知れるわ。 」 その言葉を残してその場を去っていく。 しばらく様子を見ていたが、王子様がサブリーナを特別気にした様子はなかった。 サブリーナ本人からも王子様相手では感情も読みにくいと言っていた。 あらゆる手段を取ってみたが、王子様攻略だけは好感触を感じることはなかった。 王子様攻略は無理だったとしても、騎士と天才は落ちたも同然。 このままいけばサブリーナの結婚も秒読みだ! 一人、アレシナは自分の屋敷に訪れた攻略キャラの3人とヒロインであるサブリーナを茂みに隠れて状況を観察していく。 ある日から攻略キャラたちがヒロインであるサブリーナを守るように私たちの屋敷に訪れるようになった。 その時驚いたのが、王子様までもがついてきたことだ。 攻略キャラを順調に落としていったが、やはり王子様だけが少し微妙な気がしていた。 サブリーナに対して他のご令嬢と対応が同じ。 しかし、この屋敷に訪れたことは嫌いではないだろうと読んでいる。 「家ではあの姉はどうなんだ?」 「いつもあの嫌味を言われているの?ひどいやつだね。 」 ヒロインと悪役令嬢の仲が悪いと思っている騎士と天才は口々にそんなことを言っていた。 また、サブリーナを守るように元気づける声をかけてくれている。 そんな時、サブリーナの眉がぴくぴくと動きだす。 「もう限界!」 姉の嫌味を言ってくる攻略キャラに耐えられなくなったヒロインはそう叫んだ。 「お姉ちゃん、近くにいるんでしょう!?」 「ひゃいっ!」 突然の妹の叫び声にびっくりして茂みから飛び出してきてしまった。 私のところにつかつかと歩いてきてサブリーナはすごい剣幕で話しだす。 「こんなやつらのどこがいいの!?」 「え?」 「私たちの計画に引っかかるような馬鹿たちだよ!?」 「え~。 でもとても素敵な人たちだよ?ちょろいのはあれだけど、サブリーナの可愛さに攻略されたに違いないよ!」 「顔で落とせるならどこぞのご令嬢が落としているわ!もう限界!私は、結婚とかどうでもいいの!わかっているでしょう?私が欠陥だらけって!」 「でも、サブリーナは可愛くて・・・。 」 「うるせぇ!」 美少女の顔をしたサブリーナが突然鬼の形相になり、アレシナのドレスの胸ぐらを掴んできた。 「サブリーナ・・・。 口が悪いわ。 美少女なのに~。 」 涙目になりながらアレシナが訴える。 少し離れたところで、王子様、騎士、天才がそれぞれ驚きの表情をしていた。 そう、このヒロインオブヒロインの見た目美少女のサブリーナの欠陥は口が悪いことだ。 どんな美少女でも見た目と性格のギャップが凄すぎて引いてしまうほどだ。 小さい頃、両親を亡くしたサブリーナは大人しい子だと思っていた。 しかし、本来は両親の死で落ち込んでいただけだった。 生活に慣れた頃に、サブリーナの口の悪さが出てきた。 その時はものすごく驚いた。 そして、放置するとバクバクと食事を食べてしまいすぐに太ってしまうのだ。 体質なのか、美少女が消えてしまうと思ったアレシナはサブリーナを補助するために尽力した。 食事制限を厳重にして、他所に行く時は言葉使いを正し完璧な美少女誕生である。 しかし、攻略一歩手前という時についにヒロインであるサブリーナの限界がきてしまった。 「お姉ちゃん、もう遊びは終わり。 この口の悪さは直らねぇ。 」 「・・・はい。 」 もう落ち込む他なかった。 この姿を3人に見られたため、私の諦めもついた。 攻略キャラたちに向き合ったサブリーナがさらに続ける。 「くそ野郎ども、悪かった。 お姉ちゃんが私に結婚してほしいからってお前らを候補にあげて近づいた。 ただの一度もお前らに好感を持ったことはない。 今後は女には気を付けることだな。 」 「なっ、どういうことなんだ?」 「僕らをだましたのか?」 騎士と天才があまりのヒロインの変わり身に驚きと落胆した表情をしている。 「女なんてそんなもんだろう?別に法を犯したわけじゃねぇ。 というよりも、よくもまぁこんだけ騙されるよな?」 「「!?」」 「そこの騎士!いつも手作りのお菓子を喜んで食べていただろう?あれは、お前の好みを調べ上げたお姉ちゃんが毎回丹精込めて作った手作りだ。 」 「何!?」 「うまかっただろう?手作りって言って渡したが、嘘じゃねぇ。 誰の手作りかは言ってなかっただろう?それに、お前をいちいち励ましていたのは全部お姉ちゃんが言っていた言葉をそのままお前に伝えただけだ。 私はお前が疲れようがなんとも思わなかった。 」 心ここにあらず。 そんな状態で騎士の動きが止まった。 「そこの馬鹿な天才!私がそんな頭良いわけねぇだろう?全部お姉ちゃんの受け売りだ。 会話内容はすべてお姉ちゃんが考えた。 お前の体調が悪いのに気づいたのもお姉ちゃんが。 それに合わせて食事を持たせられたが、それもお姉ちゃんの手作り。 」 「え!?」 「勉強になっただろう?お前が暇をしないように全部お姉ちゃんが計算式を考えたりしていた。 勉強だけじゃなく、他の趣味を勧めたのもお姉ちゃんがお前のことを考えたからだ。 全部が嘘ではない。 」 騎士同様天才のほうも動きが止まった。 「あと王子な。 お前は特にお姉ちゃんが苦労していた。 さすがにあんたには言うことは特にないな。 」 「それは光栄だね。 」 サブリーナの性格にいち早く耐性をつけたのか、笑顔で返答をしていた。 やはりこの王子様は謎である。 その後サブリーナによる告白が続き、アレシナの悪役令嬢役や仲が悪いのは嘘であることがバラされてしまった。 会話内容もほとんどアレシナが考えており、攻略キャラに興味のないサブリーナがお菓子やお弁当を作ることもないので、代わりに作っていたこと。 また、元気がない様子や体調不良にいち早く気づいたのもアレシナであること。 時々文通していた手紙もアレシナが書いていたこと。 すべて偽物であったことを伝えてしまった。 そして、私のヒロイン育成計画が終了してから変わったことが二つある。 一つは、サブリーナの箍が外れたことである。 あの日から我慢していたことを再開させてしまった。 そう、好きな物を好きなだけ食べて過ごしている。 言わずもがな、太った。 元から太りやすい体のようでぽっちゃりしているが、歩くとドスドスという音もついてくる。 私の可愛いヒロインが消失してしまった。 サブリーナ!そんな~!あんなに可愛くて完璧な美少女だったのに! そんなサブリーナは、悪役令嬢であろうとした私の濃い化粧も禁止させてきた。 垂れ目で泣き黒子のため、濃い化粧で悪役令嬢であろうとしたのだが、強制的に終わらせられた。 そして、変わった二つ目は攻略キャラだった人たちである。 あそこまで騙したというのに、この屋敷に訪れてくるのだ。 騎士と天才は、毎度アレシナに会いにくる。 さすがのアレシナも、騙した罪悪感があるが彼らのためにも諦めてもらおうと動き出した。 「それで、俺ってことね?」 「うん。 ロキには悪いけど、お願い。 」 「俺に任せてよ。 」 二人で、ドスドスと走り回る妹を見ながら幼馴染のロキがまた手を握ってくれる。 少女と幼馴染が、庭で会話しながらお茶をしている姿を少し離れたところで見つめていた騎士が口を開く。 「おい、なんで王子が下町用の変装姿であそこにいるんだ?」 「知りませんよ。 今日は、あの愛しの君と過ごすと言っていませんでしたか?」 「あの王子の考えることは本当にわからないな。 」 「子供の頃からの初恋を夢見る分かりやすい人ですよ。 」 大袈裟に肩を落としてみせた。 しかし、二人してすぐに動きを止めた。 「「・・・。 」」 「まさか?」 「いやいや、そんなまさか・・・。 」 不安になりつつ、二人は庭にいる少女とその幼馴染に近づくことにした。 「王子、あの・・・。 」 「一体どういうことなのですか?」 お茶をしている二人の元に現れた騎士と天才が、それぞれに少女の隣にいる幼馴染に声をかけた。 その言葉に少女だけがきょとんとして首を傾げている。 「あなたが言っていましたね。 王子様だけがどうしても落とせなかったと・・・。 」 突然、ロキが勝手に話し始めた。 「え?ええ、そうですね。 」 「すでに俺は君に落とされていたのでね。 君の計画は素晴らしいと思うよ。 」 「はい?」 まだ状況を理解できずにアレシナは混乱していた。 「俺も君と同じで計算を立てていた。 この二人を排除してあげるから、俺に落とされてくれないか?」 混乱の中、再度会話のリピート再生をして状況をなんとか確認する。 あ、そうか!王子様はすでに好きな人がいたからヒロインのような妹に攻略されなかったということか!なるほど! 「え、待って。 ロキって王子様なの?この国に王子様は一人しかいないし、他国の人とかじゃないよね?」 「当たり前だ。 これは外出用の変装だからな。 俺の名前忘れたか?王子様の名前はロキシアだろう?」 今まで他人の名前に興味がなくて王子様の名前や攻略キャラの名前もしっかりと覚えなかった。 「えっと、確認なんだけど。 計画とか言ったよね?いつから計画していたのかな?」 「アレシナがヒロイン育成計画とか言っていた頃かな?半年前くらい。 」 「じゃあ、全部知っていて私と妹の芝居を見ていたってこと!?」 「ああ。 すごく楽しかったよ。 アレシナとあまり話せなったのは寂しかったけどな。 」 「・・・。 」 もうアレシナは放心状態で一瞬別の世界に行っているかのような錯覚を覚えた。 「それで、アレシナ。 もちろん、俺に落とされてくれるよな?」 謎につつまれた王子様の攻略が出来なった理由がやっとわかった。 END.

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【よう実】7巻 龍園との最後の戦い!軽井沢の想いとは!?

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作者:• 勇者に巻き込まれて異世界転移… そこは剣と魔術と亜人と奴隷の王道世界! 王女に召喚され、自分たちは魔術を使えると言われるが、喜びもつかの間。 魔王を倒し神を復活させる以外、元の世界に戻る方法は未だに無いという宣言を受ける高校生5人。 しかし、王女のある言葉によって、驚愕の事実が発覚した。 「勇者は4人のはずですが?」 そうして、自分が勇者ではないことが判明した小鳥遊(たかなし)強斎(きょうさい)は絶望するが、ここは王道ファンタジー…… チートになって俺TUEEEする、ちょっと気の抜けたお話です! 奴隷、俺TUEEEなどが苦手な人はやめておいた方がいいと思います。 更新は不定期です。 感想返しは活動報告で出来る限りしたいと思っています。 ハイファンタジー[ファンタジー] 連載:全126部分• 俺TUEEE チート ひねくれた性格 勘違い 王道ファンタジー 奴隷 ハーレム 恋愛 成長 主人公最強 ステータス 生放送朗読OK なろうコン大賞• R15 残酷な描写あり• 作者:• 幼馴染の高西愛沙は学年でも人気の美少女。 だが仲が良かったのは昔の話。 今や遠い存在になったはずだった。 と、思っていたのは康貴の方だけで、実は愛沙は……? 愛沙の妹、まなみの家庭教師という形で再び接点を持ち始めた2人。 素直になれないクラスのアイドル愛沙と、 その態度を恐れる康貴が織りなす青春ラブコメ。 運営様に問い合わせの上この形での投稿形式になりました。 大筋は上記の【旧】タイトルと変わらない話が続くものの、細かい改稿が含まれています。 【書籍化決定】8月発売予定です、よろしくおねがいします!• 現実世界[恋愛] 連載:全44部分• 年の差 スクールラブ 日常 青春 ラブコメ じれじれ 学園 ハッピーエンド 幼馴染 妹 両片思い ツンデレ ほのぼの ニヤニヤ 男主人公• 作者: とんこつ毬藻・銀翼のぞみ• 勇者グラシャスとともに魔族討伐の旅を続けていた騎士の少年レイ。 彼は実力不足を理由にグラシャスから劣等騎士と馬鹿にされていた。 そんなある日の夜、レイはグラシャスが闇組織と繋がっている現場を目撃してしまう。 そしてこともあろうに、グラシャスだけでなく仲間の聖女や女弓使いまでもが闇組織と繋がっていた。 仲間の裏切りを受け、レイはその場で殺されてしまう。 しかし、生と死の狭間の世界でレイに語りかけてくる者がいた。 その者は闇の精霊姫を名乗り、とある代償と引き換えに、レイに新たな力と命を与え、蘇らせてくれると言う。 彼女の提案を受け入れ、新たな命を手に入れたレイは、最強の精霊騎士として覚醒し、絶大な力を使い、世界を無双する。 ハイファンタジー[ファンタジー] 連載:全41部分• 主人公最強 殲滅無双 エルフ(エロフ) 闇の精霊姫 追放系 勇者ざまぁ 成り上がり 聖女 スキルチート ハーレム バニー• R15 残酷な描写あり• 作者: 田中一郎• まさか本当にこんなことになってしまうなんてな。 確かに少子化は深刻な問題だけど、何でよりにもよって今年からだったんだ......。 まぁ、ひと昔前からの不況で本当に日本の人口減少が冗談にならないレベルでやばいのかもしれないけれど。 本当に何で今年から.......。 『早期婚活促進プログラム』 これはこの国が全国の高校生たちに義務付けた今年から施行の糞制度。 全国の恋人のいない高校生たちは、この制度によって各学校ごとに勝手にランダムで仮恋人契約を結ばされてしまう。 そして次々と建設されていく国営の寮へと収容されて同居を義務付けられる様になった ほんと何で俺が高2に上がると同時にこんな糞制度が.......。 それに2カ月毎に相手が変わっていくこの制度だけど、何で俺の相手はよりにもよって超絶美人ばっかりなんだ....。 『最悪、よりにもよって何であんた。 激萎え。 』 『絶対に変なことだけはしないでね。 』 『私があんたのことを好きになることは未来永劫ないから覚えておきなさい。 』 『んー、次に期待かな。 』 うん..... そうなるよな。 今まで異性にモテたことのない俺とは身分が、カーストが違いすぎる。 本当にストレスがやばい。 こんなことを言うのも失礼中の失礼だけど、俺も友達のカズみたいにモテない身分にあったモテそうにない女性をペアに...... まぁ結局、最後は皆優しくしてくれる様になるんけどな。 きっとまだこの後も学校生活は続くし、また他で関わることがあるかもしれないと円満に終わらせようとしてくれているんだろう。 だから俺も彼女たちの配慮を尊重して綺麗に終わらせてあげる。 「ねぇ、だからさ。 お願い。 わかってるよね.......。 太一郎」 あぁわかっている。 そう円満にお別れだ。 え? もうすぐ始まる3学年では女性側からペアになりたい男子を指名できる指名制度が実施される? あぁ、それ全く俺には関係のない制度だ。 知らん。 どうでもいい。 とりあえず次の相手は誰だろうか.....。 「はぁ..... 考えるだけでまた胃が。 」 くっ...... いつになったら恋人本契約を結び、この糞法から抜け出せるんだ。 やっぱり卒業までのあと一年我慢しかないか..... 現実世界[恋愛] 連載:全10部分• ラブコメ 近未来 強制大恋愛 ハーレム 少子化 国の政策 美女 実は 知れば知るほど 無自覚 ネガティブ 高校生 勘違い 鈍感• 作者:• 「お前は今日でクビだ」 「断る! どんなに見苦しくても、俺はこのパーティに居座り続けてみせる!」 「お前にはプライドがないのか!?」 不運にも【遊び人】のジョブを与えられた青年レオルは、所属していた冒険者パーティからのクビを宣告されてしまう。 そんな彼の前に現れたのは、この世界では不可能とされていたジョブの『転職』を司る女神様だった。 あらゆるジョブへの転職が可能になったレオルは、新たな仲間たちとともに転職を繰り返しながら成り上がっていく。 ハイファンタジー[ファンタジー] 完結済:全20部分• 成り上がり いずれ主人公最強• R15 残酷な描写あり• 作者: とーわ• 霧に対してずっと意識しすぎたままで、思っていることを伝えられなかった自分を変えたいと考えた薙人は、同じクラスの女子生徒が強引に部活の勧誘を受けているところを見かけて、思い切って助けに入る。 彼女は霧と同じくらい新入生の中で目立つ存在で、今まで話したことのなかったクラスメイトの鷹音希(たかね のぞみ)だった。 その日をきっかけにして、希は言葉にはストレートに表さないが、薙人と接したいというのを行動で示すようになる。 「私、ナギ君の元カノってことでいいんだよね?」 薙人と仲良くする希に対して、反応をうかがうような言葉。 希は薙人と友達になったかどうかという関係であるにも関わらず、こちらもとんでもない返しをする。 「今からは私が千田君とお付き合いをするので、私が『今カノ』です」 こうしてなし崩しに始まってしまう、薙人を巡る恋愛争奪戦。 『元カノ』『今カノ』に取り合われる受難(?)の日々が始まる。 現実世界[恋愛] 連載:全11部分• スクールラブ 青春 ラブコメ 修羅場 犬系お嬢様 猫系アイドル 姉弟 勘違い じれじれ ハッピーエンド(予定• R15• 作者:• 突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。 意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!などと言いながらも、日々を楽しくスライムライフ。 出来る事も増えて、下僕も増えて。 ゆくゆくは魔王でも目指しちゃおうかな? そんな、どこかずれた天然主人公の異世界スライムライフです。 番外編は、人によっては蛇足。 ハイファンタジー[ファンタジー] 完結済:全304部分• スライム チート• R15 残酷な描写あり• 作者:• 成果がすべて上に搾取される騎士団で奴隷のように働いていた俺だったが、ギルドマスターを名乗る可愛らしい幼女からスカウトを受ける。 冗談半分で了承したつもりが巨額の前金を見せられ、俺は騎士団の脱退を決める。 ギルドに行くとSランクの称号まで用意されていた。 二巻目の発売は秋頃〜を予定しています。 漫画版の企画進行中です。 ハイファンタジー[ファンタジー] 連載:全135部分• ご都合主義 主人公最強 ハーレム 剣と魔法の世界 サクセスストーリー 俺TUEEEEE 一人称 三人称• R15 残酷な描写あり• 作者:• 他の人より少しだけ面倒なことが嫌いな平凡な男子高校生である月野 影は、席替えで隣の席になったことをきっかけに学校のアイドル日野 光と話すようになる。 ひかりは、自分に大してそっけなく接するかげを見て、かげは自分のことが嫌いなのではと思う。 人当たりもいいひかりは、今まで人に嫌われた経験がなく、不安になる。 そこで、ひかりはかげと積極的に接してかげと友達になろうとするが、次第にかげが好きになっていく。 ひかりからアプローチをされるもののかげは、学校のアイドルが自分のことを好きな訳がないと頭ごなしに否定する。 そこにファンクラブの存在も加わり…。 独占欲が強い女の子は好きですか? 【追記】 ・ロシア人出てきた! 【評価、ブクマ、感想、レビューをオラに分けてくれ!】 2020. 6 投稿開始 2020. 8 日間ジャンル別ランキング初登場 2020. 9 日間総合ランキング初登場 2020. 10 週間ジャンル別ランキング初登場 2020. 14 週間総合ランキング初登場 2020. 14 月間ジャンル別ランキング初登場• 現実世界[恋愛] 連載:全57部分• スクールラブ 青春 ラブコメ 鈍感主人公 ボブ メインヒロインは一人 性癖 変態 勘違い ロシア人 妹 少しづつ甘々突入中!• 作者:• 辺境の外れも外れ、魔獣が住まう樹海のすぐ傍に父親と2人で暮らす少年、ジル=ハースト。 彼には前世の記憶がある。 その前世の記憶によって彼は知った。 今自分が住む世界が、前世でプレイしたゲーム、『ヴァリアブレイド』で描かれた世界と酷似しているということを。 そして、彼が転生した『ジル=ハースト』は第三王女『セレイン=バルティモア』の元・護衛、そして設定上最強というキャラクターでありながら、物語開始時には死んでいるということを。 彼は物語におけるメインヒロインであるセレインの過去を掘り下げる際に名前が出てくる程度の存在でしかなく、どんな活躍をしたのか、一体どんな死因で、その死が何によってもたらされたのかは明らかではないのだ。 しかし、それでもジルは、設定通り最強に至れるポテンシャルを武器に走り続ける。 全ては近い将来、自身を待ち受けているであろう死の運命に抗うために。 ハイファンタジー[ファンタジー] 連載:全69部分• シリアス 学園 男主人公 ゲーム世界へ転生 設定上最強 復讐 魔法 魔神 王女 刀使い 弓使い ESN大賞2 集英社WEB小説大賞• R15 残酷な描写あり.

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