し の つく あめ。 数ページ読める|雨、あめ|絵本ナビ : ピーター・スピア みんなの声・通販

雨の季語

し の つく あめ

雨がふってきた。 おねえちゃんとおとうとは雨具にきかえ、かさをさして外にでる。 水たまりであそんだり、雨水の流れをみたり…。 雨の中でいきいきと変化する、いつもとちがうせかい。 すばらしい雨の一日を描いた、ことばのない絵本。 2歳なった息子に雨の日のもいきいきと楽しく過ごして欲しいな,雨の日ならではの楽しみを見つけて欲しいなと思い購入しました。 ちょうどレインポンチョとレインブーツを用意して,雨の日の歩いてのお出掛けを試みた時でしたので,息子は絵本のページを開くなり自分と重なる主人公に興味津々でした。 読み進めて息子は雨が道路に降り付けた時にできる水の輪が見開きの一面に描かれたページをずっと見てました。 何かとても惹きつけられたようです。 また,お家にもどって積み木遊びをしている場面などもお気に入りです。 雨の日のたくさんの素敵な絵で描かれたこの絵本を見ていると雨の日ならではの風景の美しさが再発見でき,小さい子供を連れてのお出掛けも楽しくなれるお勧めの絵本です。 ずっと大切にしたい一冊です。 さん 40代・ママ 男の子3歳).

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宮澤賢治「永訣の朝」

し の つく あめ

雨の言葉 言 葉 よ み 意味について 出典 愛雨 あいう 雨を好むこと。 自然の摂理にしたがって降る雨は、動植物の命の水の供給源であり、人の心に潤いを与えるかけがえのない賜物。 それでも厭 いと われることが少なくない。 雨のことば辞典 青時雨 あおしぐれ 木々の青葉からしたたり落ちる水滴を時雨に見立てたことば。 また、青葉若葉のころの時雨のような通り雨。 時雨は、本来は冬の季語だが、青葉の「青」を頭につけ、夏の雨の意としている。 「目に青葉」といわれる初夏は、青葉若葉がひときわ美しく際立つ季節。 雨や霧や朝霧にぬれた木々の若葉の美しさが目に浮かぶことば。 雨のことば辞典 秋雨 あきさめ 秋に降る冷たい感じの雨。 類語国語辞典 秋驟雨 あきしゅうう 驟雨はにわか雨。 夕立を指すこともある。 ただの驟雨、夕立はいうまでもなく夏のにわか雨。 「秋驟雨」とすると、雨脚の激しさが和らいで感じられる・ 雨のことば辞典 雨間 あまあい 雨が一時止んでいる間。 あまま。 大辭典 雨開 あまあけ 雨の上がること。 雨上がり。 日本国語大辞典 雨足・雨脚 あまあし 雨が降りながら通り過ぎて行くこと。 また、その速さ。 地上に降りそそぐ雨が、白い糸すじのように見えるところ。 日本国語大辞典 雨池 あまいけ 潅漑用水を溜める目的の人口池。 溜井、溜池。 日本国語大辞典 雨祝 あまいわい 日照り続きの時に、雨が降って仕事を休んでする祝い。 あまよろこび 日本国語大辞典 雨承 あまうけ 軒の雨水を受けるもの。 日本国語大辞典 雨打 あまうち 「あまおち」とも 「あまうちぎわ 雨打際 」の略。 日本国語大辞典 雨打際 あまうちぎわ 軒から落ちる雨だれが当たる所。 雨打ち、雨落ち。 日本国語大辞典 雨覆 あまおおい 雨に濡れるのを防ぐために、布または油紙などで物を覆うこと。 また、その布、油紙。 あるいは、それで作った防水具、マントなど。 あまよけ。 建物のある部分に雨がかかるのを防ぐ設備。 太刀のさやの峰の方をおおっている覆輪 ふくりん。 和船の部材名称。 垣立の最上部の縦通材のこと。 垣立の柱の上部を覆うというところから生じた呼称。 あまおさえ。 鳥類の翼の羽毛の一部。 風切羽を上下からおおうように生えているもので、翼の前半部にある。 生えている部位によって、初烈雨覆、大雨覆、下雨覆などに区分される。 日本国語大辞典 雨押 あまおさえ 家屋などの建物で、雨の入りやすい部分に取り付けるもの。 屋根と煙突とのすき間、屋根と壁、建具と壁とのとり合わせ部などに板、金属板、しっくいなどを用いる。 日本国語大辞典 雨落 あまおち 屋根からの雨だれが落ちる所。 軒下の真下で、石を並べて据え置くこともある。 近世の劇場の観客席で、舞台前面の土間の最前列。 日本国語大辞典 雨落石 あまおちいし 雨だれで地面のくぼむのを防ぐために軒下に置く石。 また、軒下に沿ってめぐらした石組み。 日本国語大辞典 雨落拍子 あまおちびょうし 軒から落ちる雨水のように、一定間隔の拍子で雅楽、謡曲を奏すること。 ピアノ、三味線などの習い初めの、ぽつぽつ切れてへたなのをいう。 あまだれびょうし。 日本国語大辞典 雨音 あまおと 雨の降る音。 雨声 うせい。 日本国語大辞典 雨外套 あまがいとう 雨で濡れるのを防ぐために用いる。 防水した布で作られたコート。 雨合羽、レインコート。 日本国語大辞典 雨縣・天掛 あまがかり 和船の帆柱の部分の名称。 穗柱を立てた時、船体の筒ばさみの上部に棕櫚縄 しゅろなわ でくくりつける箇所。 あまがらみ。 日本国語大辞典 雨隠 あまがくれ ものかげに入って雨に濡れるのを避けること。 雨宿り。 日本国語大辞典 雨掛 あまがけ 雨が降るとき、濡れるのを防ぐために着物などの上にかけて覆うもの。 日本国語大辞典 雨翔 あまがける 神、霊魂、鳥などが天空を飛びかける。 日本国語大辞典 雨笠 あまがさ 雨で濡れるのを防ぐために頭にかぶる笠。 時によって月の周囲に見える輪状の薄光。 月のかさ。 雨の前兆という。 日本国語大辞典 雨傘 あまがさ 雨で濡れるのを防ぐために用いる柄のついた傘。 日本国語大辞典 雨絣 あまがすり 絣模様で雨の降るようすを表した布。 雨のことば辞典 雨風 あまかぜ 雨に伴う風。 大言海 雨構 あまかまえ 雨降りの時の用意。 雨具を準備すること。 日本国語大辞典 雨紙 あまがみ 雨を防ぐための油紙。 日本国語大辞典 雨冠 あまかむり・あめかんむり 漢字の冠の一つ。 「雷」「電」「霜」などの「雨」の部分をいう。 雨冠の字の多くは雨部に属する。 日本国語大辞典 雨搦 あまがらみ 和船で、帆柱を立てる際に筒挟みに結びつけること。 また、その縄や箇所。 あまがかり。 日本国語大辞典 雨搦縄 あまがらみなわ 和船の綱道具の一つ。 帆柱を船の筒挟みの雨搦に固定するために結びつける縄で、棕櫚 しゅろ の皮でつくるもの。 日本国語大辞典 雨皮 あまかわ 中古、雨天の時、輦 れん ・牛車 ぎっしゃ ・輿 こし などをおおったもの。 生絹または厚紙に油を塗って作る。 桐油を引いた厚紙で作ったかっぱ。 山伏などが着用した。 日本国語大辞典 雨皮付 あまかわつけ 輦 れん ・輿 こし ・牛車 ぎっしゃ の附属金具。 轅 ながえ にとりつけた鐶 かん で、これに雨皮を結びつける。 日本国語大辞典 雨皮張 あまかわばり 貴人の行列などの時、雨が当たらないように傘や練り絹などをさしかけること。 また、その役目やその役の人。 あまかわもち。 日本国語大辞典 雨皮持 あまかわもち 貴人の行列の時、雨皮を管理する召具の従者。 あまかわばり。 日本国語大辞典 雨着 あまぎ 衣服の上に着て雨などを防ぐもの。 レインコート。 日本国語大辞典 雨行 あまぎょう 旱魃 かんばつ 時に雨を降らせるために行う僧、山伏等の修法。 日本国語大辞典 雨霧 あまぎり 小雨のような霧。 また、霧のように細かい小雨。 日本国語大辞典 雨腐 あまぐさる 雨で腐る。 雨腐れる。 日本国語大辞典 雨雲 あまぐも 雲の和名の一つ。 乱層雲のこと。 黒く、厚い雲で、空の低いところにあり、雨や雪を降らせることが多い。 日本国語大辞典 雨曇 あまぐもり 雨が降りそうな曇り方。 日本国語大辞典 雨栗日柿 あまぐりひがき 雨に恵まれた年は栗の出来が良く、日照りの多い年は柿が良く実るということ。 日照りが続くと、栗のいがは成熟為ないで落ちるものが多く、雨が多いと、柿は害虫に犯されて不作となることによる。 日本国語大辞典 雨車 あまぐるま 歌舞伎で、雨の降る音を表現するために用いる小道具。 また、雨音。 形は糸繰り車に似ていて、紙を張った中に小豆や砂利などを入れ、取手を回して音を出す。 日本国語大辞典 雨気 あまけ 雨が降りだしそうな天気。 雨模様。 雨もよい。 日本国語大辞典 雨景色 あまげしき 雨の降っている風景。 雨中の景色。 雨の降りそうな天気。 雨模様。 日本国語大辞典 雨気付 あまけづく 空が曇って雨が降りそうになる。 雨の気配が感じられる。 日本国語大辞典 雨乞・雨請 あまごい 日照り続きの時、雨の降ることを神仏に祈ること。 雨乞い踊り。 雨乞い唄。 あまがえるの異名。 日本国語大辞典 雨乞岩 あまごいいわ 昔、そこで雨乞いをしたという伝承をもつ岩。 また、現にそこで雨乞いをする岩をもいう。 各地に点在する。 日本国語大辞典 雨乞い歌 あまごいうた 日照りの際、降雨を願って雨乞いをする時に歌う歌。 そのときの踊りが雨乞い踊り 雨のことば辞典 雨乞踊 あまごいおどり 雨乞いのために神仏に奉納する風流系の踊り。 鉦 かね を打ち太鼓を鳴らし、それに合わせて踊る。 日本国語大辞典 雨乞使 あまごいのつかい 古く祈雨のため五龍祭の行われる時、神泉苑に勅使として遣わされる蔵人。 大辭典 雨乞祭 あまごいまつり 降雨を祈るため、神泉苑で行われた調停の臨時祭。 五龍祭。 日本国語大辞典 雨茣蓙 あまござ 雨を防ぐために着るござ。 ござで作った雨具。 日本国語大辞典 雨拵 あまごしらえ 雨支度。 雨の用意をした服装。 日本国語大辞典 雨東風 あまこち 雨を含んで東方から吹いてくる風。 日本国語大辞典 祈雨祭 あまごひまつり 中古、旱魃の時、雨の降らんことを神に祈請のため、神泉苑で行われた臨時祭即ち五龍祭。 大辭典 雨籠 あまごもり 「雨に籠る御笠」の意から「御笠」と同音の「三笠の山」にかかる。 日本国語大辞典 雨籠 あまごもる 雨が降るので家に閉じこもる。 雨に降りこめられる。 日本国語大辞典 雨衣 あまごろも 雨を防ぐために着る衣服。 あまぎぬ。 日本国語大辞典 雨鞘 あまざや 雨露をしのぐため、刀や槍などの鞘をおおう革の袋。 日本国語大辞典 雨曝 あまざらし 雨にさらすこと。 雨にあてて濡らすこと。 おおうものもなく、雨などに濡れるのにまかせておくこと。 また、長期間、露天に放置しておくこと。 あまざれ。 日本国語大辞典 雨障 あまざわり 雨に降りこめられて外出しないこと。 雨に降られ濡れるのをきらって外出を控えること。 あまつつみ。 日本国語大辞典 雨支度・雨仕度 あまじたく 外出するときに、雨に濡れないための用意。 雨の降る中を出かける時の身支度。 また、その道具。 あまそうぞく。 あまよそひ。 日本国語大辞典 雨滴 あましただり 雨のしずく。 雨だれ。 日本国語大辞典 雨仕舞 あまじまい 建物で、雨水の浸入や雨漏りを防ぐ方法のこと。 また、その施工箇所。 日本国語大辞典 雨染 あまじみ 雨水のしみたあとの汚れ。 日本国語大辞典 雨湿 あまじめり 雨のためにしめり気をおびること。 日本国語大辞典 雨障子 あましょうじ 雨などを防ぐために、紙に油をひいたあかり障子。 油障子 日本国語大辞典 雨装束 あましょうぞく・あめそうぞく 雨などに濡れないための身支度。 雨支度。 日本国語大辞典 雨注 あまそそぎ 雨だれ。 雨のしずく。 また、霧雨。 日本国語大辞典 雨空 あまぞら 雨がふりそうな、くもり空。 また、雨が降っている空。 日本国語大辞典 雨垂り あまだり 雨だれ。 また、それの落ちる所。 雨落ち。 古語辞典 雨垂承 あまだりうけ 雨だれを受ける樋。 日本国語大辞典 雨垂拍子 あまだりびょうし ぽつりぽつりと、軒から雨水の落ちるように、あまり勢いのあがらぬこと。 また、単調なこと。 日本国語大辞典 雨垂 あまだれ 軒先や木の枝などから、雨のしずくがしたたり落ちること。 また、そのしずく。 あましずく。 あまだり。 日本国語大辞典 雨垂落 あまだれおち 軒下などの、雨だれが落ちて当たる所。 あまうち。 あまおち。 日本国語大辞典 雨垂際 あまだれぎわ 雨だれが落ちる所。 また、そのそば。 雨垂れ落ち。 日本国語大辞典 雨垂調子 あまだれちょうし まるで雨だれが落ちるような調子で 未熟な人が、ピアノや三味線を一定したリズムがなくぽつんぽつんとひくこと。 下手な人の、まのびした調子。 日本国語大辞典 雨垂拍子 あまだれびょうし 規則正しく落ちる雨だれの音のように、雅楽や謡曲の拍子を一定の間隔で、奏でること。 謡曲では、地拍子の基本と考えられ、実際には変化をつけて奏する。 雨垂調子に同じ。 物事のすすみ具合が途切れがちで一定していないこと。 長雨であること。 日本国語大辞典 雨障 あまつつみ 雨に降られて外に出られず、閉じこもっていること。 雨ごもり。 日本国語大辞典 雨粒 あまつぶ・あめつぶ 雨のしずく。 雨滴 うてき。 日本国語大辞典 雨降風吹 あまっぷりかざっぷき 「雨降り風吹き」を威勢よくいった奴ことば 雨が降り風が吹くこと。 また、そのようなとき。 日本国語大辞典 雨戸 あまど 家のめぐり又は入口に立てる戸。 大漢和辞典 雨訪 あまどい 大雨の後に人を見舞いに行かせることをいう、九州地方の語。 日本国語大辞典 雨樋 あまどい 屋根などの雨水を受けて流す細い樋。 歌舞伎で用いる擬音用具の一つ。 渋紙で底をはった、すべり台の形のもの。 その上に小豆をすべらせて、雨の音に似せる。 日本国語大辞典 雨年 あまどし いつもより雨の多い年。 日本国語大辞典 雨戸回金物 あまとどまわしかなもの 建具金物の一つ。 回り縁に雨戸を送るとき、出隅で雨戸を回転させるために敷居と鴨居に取り付けた金物。 日本建築辞彙 雨羽織 あまばおり 雨着にする羽織。 羅紗製なるあり、綿布製なるあり。 大言海 宿吐 あまばさ 降ってくる雨水を排出するところ。 雨のことば辞典 雨走 あまばしり 前なだれにて、雨を受くれば、水、前走る 兜の目庇 まびさし の前面の名。 大言海 雨畑 あまばた 雨畑石 あまばたいし の略。 日本国語大辞典 雨畑石 あまばたいし 山梨県南巨摩郡富士川筋から採れる、色の黒い粘板石。 硯石 すずりいし として名高い。 日本国語大辞典 雨畑硯 あまばたすずり 雨畑石で作った硯。 日本国語大辞典 雨晴 あまばらし 晴天にし、雨後の雲を吹きはらう風。 日葡辞書 雨晴 あまはれ・あまばれ 雨が止んで空が晴れること。 雨あがり。 日本国語大辞典 雨冷 あまびえ 雨が降って冷え込むこと。 日本国語大辞典 雨日和 あまびより 雨の降りそうな天気。 日葡辞書 雨蓋 あまぶた 雨よけのために設けた、おおい。 垣の笠木 かさぎ の類。 上着やコートなどのポケットにつけた、ふた。 笠をいう山言葉。 日本国語大辞典 雨間 あまま 雨の降りやんでいる間。 あまあい。 あめま。 日本国語大辞典 雨窓 あままど 近世の劇場の、二階桟敷の上部後方にある雨戸つきの明かり窓。 演出上、場内を暗くする必要がある時は、この雨戸を閉めて日の光をさえぎった。 日本国語大辞典 雨眉・尼眉 あままゆ 牛車の眉の一種。 日本国語大辞典 雨眉車 あままゆのくるま 牛車の一種。 屋形の屋根が唐破風制 からはふづくり に似た網代の造りで、白地に漆絵で小文 こもん を描いたもの。 院、親王、摂関、大臣等が、直衣 のうし を着たときに乗る。 日本国語大辞典 雨見 あまみ 雨を見ること。 予定した月見が雨になったのをしゃれていった語か。 日本国語大辞典 雨水 あまみず 降る雨の水。 また雨が降って地面にたまった水。 日本国語大辞典 雨溝 あまみぞ 雨水などを流し去るために設けた小さな溝。 日本国語大辞典 雨蓑 あまみの 雨を防ぐため、身につける蓑。 日本国語大辞典 雨催い あまもよい・あめもよい 今にも雨になりそうな様子。 類語国語辞典 雨漏 あまもり 屋根や天井などから雨が漏ってくること。 日本国語大辞典 雨漏出 あまもりで 陶器を長年使用しているうち、釉 うわぐすり のひびわれから化学成分が入り、雨漏りのしみのような効果が現われたもの。 茶碗の見所の一つとして重視される。 日本国語大辞典 雨漏手 あまもりで 抹茶茶碗の一種。 高麗茶碗の粉引 こひき と称する類のうち、黄灰色の滲み出たもの。 雨の漏りし壁の痕に似るよりいふ。 雨漏堅手ともいふ。 大辭典 雨宿 あまやどり 雨にあったとき、軒下や木陰などに休んで晴れるのを待つこと。 あまやみ。 あまよけ。 あまやど。 サトザクラの園芸品種。 花が垂れ下がり、白色で径4cm位。 花弁は3〜4烈になる。 日本国語大辞典 雨止み あまやみ 一時降り止むこと。 雨上がり、また雨宿り。 類語国語辞典 雨夜 あまよ 雨の降る夜。 日本国語大辞典 雨用意 あまようい 雨に備える用意。 雨具の用意。 日本国語大辞典 雨避 あまよけ 物が雨で濡れるのを防ぐための覆い。 雨に濡れないよう避けること。 雨宿り。 日本国語大辞典 雨装 あまよそい 雨の中を行く時のよそおい。 雨着を付けた、いでたち。 日本国語大辞典 雨夜の星 あまよのほし 雨の晩の星。 めったに見られないことのたとえ。 雨のことば辞典 雨喜 あまよろこび 雨祝に同じ。 日本国語大辞典 雨明り あめあかり 雨降りなのにほのかに明るく感じられること。 雨がわずかに残る光を反射させて明るみを作るのであろうか。 「雪明り」ならイメージがわきやすいが....。 雨のことば辞典 雨上がり あめあがり 雨が上がった直後をいう。 「あまあがり」とも。 木々の葉からは、まだポツポツと雨滴がしたたっている。 雨のことば辞典 雨跡 あめあと 雨が降った跡。 雨だれで、石の表面などに出来たくぼみ。 日本国語大辞典 雨霰 あめあられ 雨とあられ。 雨やあられのように弾丸などがさかんに降りそそぐさま。 日本国語大辞典 雨傷み あめいたみ 降雨のため草花や建物が傷んだり壊れたりすること。 地面に倒れたり、水分を含んで変形したり、崩れてしまうことを指す。 雨のことば辞典 雨一過 あめいっか 雨がさっと通り過ぎたあと。 一過は「台風一過」の一過。 雨のことば辞典 雨男 あめおとこ その人が来ると、必ず雨が降るといわれる男。 類語国語辞典 雨風 あめかぜ 雨と風、暴風雨。 酒と甘い物の両方を好むこと 古語辞典 雨風食堂 あめかぜしょくどう 雨風は菓子類、酒類の意で大阪地方で用いる語 菓子、飯、うどん、酒など、なんでも食べさせる食堂。 日本国語大辞典 雨風胴乱 あめかぜどうらん 胴乱は革で作った方形の袋で、薬や印を入れて腰に下げるもの。 雨風にも損傷しないところから 胴乱の異称。 日本国語大辞典 雨風祭 あめかぜまつり 風雨の害を避けるため、ふつう男女二体の形代 かたしろ の人形を村境まで送って行き、捨てたり焼いたりする呪術的な行事。 東北地方でいう。 日本国語大辞典 雨勝ち あめがち 雨降りの日が多いこと。 類語国語辞典 雨日和 あめかひよりか 子供の遊技の一つ。 下駄を空中に投げ上げ、落ちた時、表になったら晴れとし、裏になったら雨と決め、それにいろいろな条件をつけて遊んだもの。 日本国語大辞典 雨禁獄 あめきんごく 白河法皇が、法勝寺で金泥 こんでい 一切経の法要をしようとしたが、雨のために延期すること三度に及び、さらに供養の当日もなお雨が降ったので、怒って雨を器に入れて獄舎に下したという故事。 日本国語大辞典 雨こんこん あめこんこん 雨が降ること。 また、雨をいう幼児語。 日本国語大辞典 雨催詩 あめしおもよおす 雨が詩情をさそふこと。 大辭典 雨雫 あめしずく 雨のしずく。 雨のしたたり。 さめざめと泣くさま。 大辭典 雨凌 あめしのぎ 雨に耐えること、ふせぐこと。 また、それができるもの。 日本国語大辞典 雨湿 あめじめり 雨のために湿りけを帯びること。 日本国語大辞典 雨性 あめしょう 外出すると、よく雨に降られる質 たち のこと。 日本国語大辞典 雨接待 あめせったい 雨に見舞われること。 降り込められること。 日本国語大辞典 雨台風 あめたいふう 台風のうち、特に雨の量や影響が大きいもの。 日本国語大辞典 アメダス あめだす 地域気象観測システム。 Automated Meteorological Data Acquisition Systemの頭文字をとった略称 AMeDAS である。 小文字のeをひとつ入れて「雨出す」に引っかけた。 アメダスは自動気象観測装置で、全国の約17km四方に一ヶ所設置され、約1300カ所で降水量の観測を行っている。 其のうちの約840カ所で降水量に加えて気温、風向き、風速、日照時間の四要素についても観測し、豪雪地帯の約200カ所では降雪の観測もしている。 雨の事典 雨続 あめつづき 雨が降り続くこと。 長雨であること。 日本国語大辞典 雨募る あめつのる 雨がますます激しくなること。 雨脚が強まり本降りになること。 雨のことば辞典 雨粒 あめつぶ 雨のしずく。 雨滴 うてき。 あまつぶ。 日本国語大辞典 雨礫 あめつぶて 小石が飛んでくるように、降りかかる大粒の雨。 「礫」は、石ころ。 雨のことば辞典 雨露 あめつゆ 雨と露。 万物を潤すところから広大な恵みにたとえていうこともある。 日本国語大辞典 雨の脚音 あめのあしおと 雨の降る音。 和歌などでは人間の足音にたとえていう。 日本国語大辞典 雨の糸 あめのいと 節をなして降る雨を、糸に見立てていう。 日本国語大辞典 雨の祈り あめのいのり 雨を降らせてくれるように神仏に祈ること。 雨乞い、祈雨 きう。 日本国語大辞典 雨の神 あめのかみ 雨をつかさどる神。 日本国語大辞典 雨の気 あめのけ 雨の降ってくる気配。 日本国語大辞典 雨の声 あめのこえ 雨が降っている音。 「雨音」とも。 雨のことば辞典 雨の白玉 あめのしらたま 日の光を受けて白い玉のように見える雨滴。 日本国語大辞典 雨の底 あめのそこ 雨の降っている下の土地。 日本国語大辞典 雨の月 あめのつき 陰暦八月十五日の夜、雨が降って、月がはっきり見えないこと。 雨月 うげつ 日本国語大辞典 雨の露 あめのつゆ 雨のしずく。 草木などに降りかかった雨が露のように玉となって見えることのたとえ。 日本国語大辞典 雨の手数 あめのてかず 「雨のあし」というのにたいして、手といったもの 雨がひどく降ること。 雨が草木に降りかかるのを、雨が手数をかけると見立てたもの。 日本国語大辞典 雨の花 あめのはな 雨中の花。 雨中の桜の花 日本国語大辞典 雨の盆 あめのぼん 富山県婦負郡八尾街で行われる盆の行事。 毎年九月一日から三日間全町の人々が踊り明かすので知られる。 台風の災厄を払い除こうとする信仰からきたもの。 日本国語大辞典 雨の間 あめのま 降り続く雨がしばらくやんでいる間。 あまま。 あまあい。 日本国語大辞典 雨の宮・風の神 あめのみや、かぜのかみ 雨の宮・風の宮に同じ 日本国語大辞典 雨の宮・風の宮 あめのみや、かぜのみや 伊勢神宮の百二十末社の中の雨の神、風の神をまつった宮。 伊勢神宮は末社が数多く、賽銭や案内銭などが多くかかることから あれやこれやと出費がかさむさま。 氏素性のはっきりしない者のたとえ。 雨や風。 日本国語大辞典 雨の名月 あめのめいげつ 中秋の夜、雨が降ってはっきりと見られない月。 その姿を想像したり、雨間にほの見えたりするのを、風情として受けとったもの。 雨の月。 月の雨。 日本国語大辞典 雨の恵み あめのめぐみ 日照りで枯れようとする草木をよみがえらせるような、雨がもたらす自然の恩恵。 雨のおかげ。 転じて、厚い恩。 日本国語大辞典 雨の漏家 あめのもりや 雨の漏る家。 日本国語大辞典 雨の宿 あめのやどり 雨やどり。 また、現世を無常ではかないものとして雨やどりにたとえてもいう。 日本国語大辞典 雨降り あめふり 雨が降ること。 雨が降っている日。 雨下 うか 、降雨、落雨。 雨のことば辞典 雨降上 あめふりあがり 降っていた雨があがること。 雨あがり。 日本国語大辞典 雨降風間 あめふりかざま 雨風の日。 悪天候の日。 江戸語辞典 雨降正月 あめふりしょうがつ 雨祝 あまいわい に同じ。 日本国語大辞典 雨降星 あめふりぼし 星の名。 二十八宿の一つ。 牡牛座の首星アルデバランを含む中央部。 畢 ひつ。 あめふり。 日本国語大辞典 雨降盆 あめふりぼん 雨祝 あまいわい に同じ。 日本国語大辞典 雨や霰と あめやあられと 雨や霰のように、矢や弾丸などが絶え間なく飛んでくるさま。 日本国語大辞典 雨や雨 あめやさめ 「さめ」は雨に関する語を作る語素 雨が降りしきるように、ひどく涙を流して泣くさまのたとえ。 日本国語大辞典 雨喜 あめよろこび 日照りが長く続いているとき降る雨。 日本国語大辞典 雨を乞う あめをこう 日照り続きのとき、雨が降るように神仏に祈り請う。 雨乞いする。 雨を祈る。 日本国語大辞典 荒梅雨 あらつゆ 梅雨前線の活動が強まることによって生じる集中豪雨。 梅雨の後半になると豪雨が降りやすくなり、都市部の河川が増水し、家屋への床上や床下浸水の被害が生じたりする。 「あれつゆ」とも。 雨のことば辞典 育花雨 いくかう 春の雨の異称のひとつ。 花時に先がけて降る雨をいい、春らしい響きが感じられる。 育てられる花は桜だろうか。 それとも菜の花や野の花々であろうか。 中国なら桃の花を指すのであろうか。 美しく咲くんだよ、と慈しみながら降る細かい春の雨。 雨のことば辞典 陰雨 いんう いつまでも陰気に降り続く雨。 類語国語辞典 淫雨 いんう 作物に害を与えるような 長雨。 類語国語辞典 雨暗・雨闇 うあん 雨がふってくらい 大漢和辞典 雨安居 うあんこ 仏教で僧が雨季の一定期間外出せず、寺などにとどまって修行すること。 自然の生命活動が盛んになるこの時期、外を歩き回ると草木や虫を踏みつぶし、無用な殺生をするからというのである。 「夏安居 げあんご 」「夏行 げぎょう 」「夏籠 げごもり 」「夏断 げだち 」などともいう。 雨のことば辞典 雨意 うい 雨の降りそうな様子。 あめもやう。 あまけ。 大漢和辞典 雨淫 ういん 雨の降る度がすぎる。 大漢和辞典 雨雲 ううん 雨雲。 まさに雨ふらうととする雲。 大漢和辞典 雨下 うか あめがふる。 雨の降るやうに絶え間無くそそぐ。 大漢和辞典 雨降 うかう 雨がふる。 又、その日。 あめふり。 大漢和辞典 雨香 うかう 雨がかおる。 春の雨の形容。 大漢和辞典 雨季 うき 一年の中で、最も降雨の多い時季。 梅雨季の類。 大漢和辞典 雨祈 うき あめのかみ。 大漢和辞典 雨儀 うぎ 雨天の時、宮中の儀式を一部省略すること。 転じて儀式の省略。 広辞苑第五版 雨久 うきう 雨が久しく降る。 大漢和辞典 雨泣 うきふ なみだが雨のようにどめどなく下ること。 大漢和辞典 雨脚 うきゃく 雨あし。 雨の滴が長く糸筋のように曳くさま。 雨の降りすぎること。 雨がさっと降り過ぎるのを脚で急ぎ行くのに喩へていふ。 大漢和辞典 雨花 うくわ 雨の降っている時の花。 雨中の花。 又、雨のやうに散る花。 大漢和辞典 雨過 うくわ 雨が晴れる。 雨が通り過ぎる。 大漢和辞典 雨華 うけ 諸菩薩が大法利を得る時、空中に曼陀羅華 美しい天華 の降るをいふ。 大漢和辞典 雨景 うけい 雨の中の景色。 大漢和辞典 雨血 うけつ 血を雨のやうにふらせる。 大漢和辞典 雨後 うご 雨あがり。 字通 雨師 うし 雨の神。 広辞苑第五版 雨施 うし 雨がうるおす。 字通 雨声 うせい 雨の音。 字通 雨勢 うせい 雨の勢い。 字通 雨霽 うせい 雨が晴れる。 字通 雨滴 うてき 雨のしずく。 あまだれ。 広辞苑第五版 雨天 うてん 雨降りの天候。 雨の降る空。 類語国語辞典 卯の花腐し うのはなくさし 咲いている卯の花を腐らせるほどに降り続く霖雨。 「卯の花降」「卯の花下」とも書く。 「卯の花」はウツギの花。 幹が中空なところからその名がある。 ユキノシタ科の落葉潅木で、初夏に鐘の形をした五弁の白い花を円錐状につける。 雨のことば辞典 雨頗 うは 雨の降る回数が多いこと。 「頗」は、かたよる、すこぶる。 雨のことば辞典 雨飛 うひ 晴れること。 雨雲は飛び去った。 また、矢などが雨のように激しく飛んでくること。 雨のことば辞典 雨氷 うひょう 過冷却した雨が氷点下の地表に付いて凍結したもの。 広辞苑第五版 雨夜 うや 雨の降る夜。 広辞苑第五版 雨余 うよ 雨あがり。 字通 雨露 うろ 雨と露。 あめつゆ 広辞苑第五版 液雨 えきう 十一月頃に降る時雨をいう。 「液雨水」「薬雨」とも。 そのころ降る雨が液雨。 雨のことば辞典 煙雨 えんう 煙るようにかすんで降る雨。 類語国語辞典 大雨 おおあめ 短時間に多量に降る雨。 類語国語辞典 大降り おおぶり 雨などが激しく降ること。 類語国語辞典 御降り おさがり 元旦に降る雨。 「おんふり」ともいい、「御下」とも書く。 元旦に降る雪、あるいは三が日に降る雨や雪にもいう。 農家では元旦に雨が降ると、その年は豊作と喜ぶ。 「御降り」という敬語にその気持が表れた。 雨のことば辞典 快雨 かいう 日照りのあと勢いよく降って、気分をサッパリさせる雨。 雨のことば辞典 空梅雨 からつゆ 梅雨の時季にほとんど雨が降らないこと。 類語国語辞典 甘雨 かんう しとしとと降り、草木を育む春の雨。 農耕を始める時季に時を得たように降り、万物に潤いを与える雨。 「甘」は、満足する、心地よい。 古来春雨にはなんともいえない甘さがあるといわれている。 雨のことば辞典 狐の嫁入り きつねのよめいり 照っていながら、雨が降ること。 日照り雨。 また、きつね火が行列のように数多く並ぶこと。 類語国語辞典 霧雨 きりさめ 霧のように細かい雨。 類語国語辞典 窘雨 きんう 長雨に苦しむこと。 「苦雨」と同意。 「窘」は苦しむ。 雨のことば辞典 苦雨 くう 人を苦しませる長雨。 「窘雨」と同意。 雨のことば辞典 草の雨 くさのあめ 春、萌え出た草の葉に降りかかる雨。 雨のことば辞典 紅の雨 くれないのあめ 紅の色をした花などに振り注ぐ雨。 春に咲く紅の花には、躑躅 つつじ 、木瓜 ぼけ 、石南花 しゃくなげ などがあり、淡紅色の花には桃、花梨 かりん 、杏 あんず などがある。 これらの花に降り注ぐ雨が紅の雨であろう。 雨のことば辞典 黒い雨 くろいあめ 原爆投下直後の広島に降ったという黒色の雨。 雨のことば辞典 毛雨 けあめ 各地で、毛のように細かい雨のことをいう。 「雨毛 うもう 」と同じ発想から生まれたのであろう。 雨のことば辞典 軽雨 けいう 春の雨の呼び名のひとつ。 「軽」は文字どおり、軽い・軽やかという意。 雨脚が細く微かに降る、春雨特有の感じをよく表した語で、春の感じが伝わって来る。 また、少し降る雨のこともいう。 雨のことば辞典 降雨 こうう 降った雨。 類語国語辞典 豪雨 ごうう 一時に激しく多量に降る雨。 勢いよく降る大雨。 類語国語辞典 洪霖 こうりん 長雨。 「洪」は、おおみず、「霖」は、三日以上降りつづく雨。 大水になるほど長く降る雨。 雨のことば辞典 膏霖 こうりん 田畑をうるおす雨。 「膏」は、うるおい、恵み。 「霖」は、三日以上降りつづく長雨。 田圃や畑をうるおし、作物を生育させる雨の名。 雨のことば辞典 穀雨 こくう 百穀を潤す、恵みの雨がやわらかく降る。 安江八幡宮 黒風白雨 こくふうはくう 土埃を巻き起こす台風とともに降るにわか雨。 暴風雨のこと。 「黒風」は土埃を巻き上げる強風、「白雨」はにわか雨。 雨のことば辞典 小雨 こさめ 細かに降る雨。 少しばかり降る雨 類語国語辞典 五風十雨 こふうじゅうう 中国から伝わったことわざ 文字通り五日に一度風が吹き、十日に一度の割合で雨が降ること。 天候が順調に経過すること。 転じて、世の中が太平なことのたとえ。 雨のことば辞典 小降り こぶり 雨の降り方が弱いこと。 少し降ること。 類語国語辞典 こぼれ雨 こぼれあめ ぱらぱらと降りこぼれる雨。 雲のいたずらか、ぱらぱらとこぼれ落ちるように降ってすぐやんでしまう雨がある。 それが、こぼれ雨。 雨のことば辞典 小止み こやみ 雨・雪などが しばらく止むこと。 類語国語辞典 五龍祭 ごりゅうさい 天旱の時、陰陽道に於て為す祈雨 あまごひ の祭。 大辭典 細雨 さいう 細かい雨。 類語国語辞典 ざざ抜け ざざぬけ ひどい雨漏り。 ざーざー雨漏りする様子。 雨のことば辞典 山茶花時雨 さざんかしぐれ 山茶花が咲くころに降る雨。 雨に濡れる山茶花の赤が、冬の暗鬱な空の下でかえって艶に感じられる。 雨のことば辞典 五月雨 さつきあめ・さみだれあめ 陰暦の五月ごろ、じめじめと降り続く長雨。 雨のことば辞典 山雨 さんう 山から降り始めて来る雨。 山中の雨。 類語国語辞典 酸性雨 さんせいう 硫酸や硝酸を吹くんだ強い酸性の雨が降る現象。 工場や自動車から出された硫黄酸化物や窒素酸化物が大気中を長時間、数百〜数千キロメートルの長距離を漂う間に酸化が進み、水に溶けやすい物質になり、ついには雨に含まれて降るもの。 現代用語の基礎知識 地雨 じあめ ある決まった強さで本式に長く降り続く雨。 類語国語辞典 糸雨 しう 細かい雨。 糸のように細かい雨。 「糸の雨」とも。 「いとあめ・いとさめ」とも読む。 雨のことば辞典 駛雨 しう にわかに降り出す雨。 「夕立」と同意。 「駛」は、速い。 さっと降ってくる夕立のような雨のこと。 雨のことば辞典 慈雨 じう 恵みの雨。 作物に生気をもたらす雨。 類語国語辞典 四温の雨 しおんのあめ 春先の三寒四温の、暖かな四温のときに降る雨。 「三寒四温」は、寒い日が三日続くとその後暖かい日が四日続くこと。 この天気現象は朝鮮半島や中国北東部ではもっとはっきりしているというが、日本ではそれほど顕著ではない。 冬の寒さと春の暖かさが入り交じりながら季節が移っていく日々、天気の崩れが寒い日に当たると雪になり、暖かい日だと雨となる。 それが「四温の雨」。 雨のことば辞典 時雨 しぐれ しぐれの雨の略 秋冬の際に、且つ降り、且つ晴るる、小雨 こさめ の名。 大言海 篠突く雨 しのつくあめ 篠竹を束ねて突きおろすように、大粒で強く激しく降る雨。 どしゃぶりの雨。 類語国語辞典 繁吹く しぶく 風が雨を強く吹きつける。 類語国語辞典 じゃじゃぶり じゃじゃぶり めちゃくちゃにじゃーじゃー降る雨。 土砂降りあるいは豪雨をいう関西地方のことば。 大量の水が流れ落ちる音を表現している。 雨のことば辞典 驟雨 しゅうう にわか雨。 類語国語辞典 十雨 じゅうう 十日ごとに雨が降ること。 ほどよく降る雨。 気候が順調で豊年日和という意味もある。 雨のことば辞典 秋霖 しゅうりん 初秋ごろに降る長雨。 秋の霖雨。 類語国語辞典 宿雨 しゅくう 前夜から降り続いている雨。 また、連日降り続く長雨。 雨のことば辞典 小雨 しょうう 少量降る雨。 「甘雨」と同じ。 「上」は、すぐれていること。 また、天井から雨が漏ること。 「上雨旁風 じょううぼうふう 」は、上からは雨が漏り、横からは風が吹き込む破れ家のこと。 雨のことば辞典 スコール すこうる 短時間に猛烈な雨が降るさま。 熱帯地方で雨を伴ってやってくる突然の強風に由来する。 wikipedia そぼ降る そぼふる 雨がしょぼしょぼと降る。 類語国語辞典 大雨 たいう ひどく降る雨。 類語国語辞典 多雨 たう 雨の降る日が多く量も多いこと。 類語国語辞典 月時雨 つきしぐれ 月の夜に通り過ぎて行く時雨。 月明かりに雨脚がうっすらと浮かび、幽玄である。 雨のことば辞典 筒抜け つつぬけ 話した内容がすぐに漏れてしまうなどという一般的な意味の他に、ひどい雨漏りを指す。 「筒漏り」ともいう。 雨のことば辞典 梅雨 つゆ 六月ごろに降り続く雨。 その間のじめじめした天候。 類語国語辞典 照り降り てりふり 晴天と雨天。 類語国語辞典 霑足 てんそく 降り足りた雨。 「霑雨」「足雨」などとも。 「霑」は、うるおう、恩恵を施す。 雨のことば辞典 通り雨 とおりあめ さっと 激しく 降って、すぐ晴れ上がる雨。 類語国語辞典 土砂降り どしゃぶり 雨が非常に激しく降ること。 類語国語辞典 長雨 ながあめ 何日も長く降り続く雨。 類語国語辞典 流し雨 ながしあめ 梅雨のころ南風とともに降る雨。 「流し」だけで梅雨の意味があるが、より強調したのだろう。 雨のことば辞典 菜種梅雨 なたねつゆ 菜の花の咲いている時期に降る雨。 安江八幡宮 なみだ雨 なみだあめ ほんのわずかに降る雨。 また、深い悲しみのため涙となったかのように降る雨。 類語国語辞典 俄雨 にわかあめ 急に激しく降りだし、短時間でやむ雨。 類語国語辞典 糠雨 ぬかあめ 春などに降るごく細かい雨。 類語国語辞典 梅雨 ばいう つゆ。 梅の実の熟れるころにじめじめと降る雨の意。 類語国語辞典 梅雨前線 ばいうぜんせん 六月ごろ日本列島の南方沖にできる梅雨をもたらす前線。 気象用語で、「梅雨期本邦南沖にはほぼ定常的にできる前線、停滞前線で梅雨を起こすのでこの名がある。 前線の三百キロメートルくらいは雨、七百キロメートルくらいは曇りとなっている」とある。 「梅雨前線」は雨をともなう前線であり、これが梅雨を生むと同時に貴重な水を大自然にもたらすのでる。 雨のことば辞典 白雨 はくう 白く見える雨。 類語国語辞典 麦雨 ばくう 麦の熟するころに降る雨。 五月雨。 類語国語辞典 春雨 はるさめ・しゅんう 春、音もなく細く降る雨。 類語国語辞典 微雨 びう ほんのわずかに降る雨。 類語国語辞典 氷雨 ひさめ 霙 みぞれ 、霰 あられ 、雹 ひょう などの冷たい雨。 類語国語辞典 日照り雨 ひでりあめ 日がさしながら降る雨。 天気雨。 類語国語辞典 一雨 ひとあめ 一度の降雨。 また、ひとしきり雨が降ること。 類語国語辞典 風雨 ふうう 強い風を伴った雨。 類語国語辞典 吹き降り ふきぶり 強い風としもに雨が激しく降ること。 類語国語辞典 冬時雨 ふゆしぐれ 初冬によく降る雨。 雨のことば辞典 冬の雨 ふゆのあめ 冬に降るこごえるような雨。 少し気温が下がると霙 みぞれ から雪になるような雨。 雨のことば辞典 降り暮らす ふりくらす 雨 雪 が日暮れまで一日中降り続く。 類語国語辞典 降り籠める ふりこめる 外出できないほど雨や雪が降る。 類語国語辞典 降り頻る ふりしきる 雨が盛んに振り続ける。 類語国語辞典 降り注ぐ ふりそそぐ 雨が集中して注ぐように降る。 休みなく降る。 類語国語辞典 降りみ降らずみ ふりみふらずみ 雨が降ったりやんだりすること。 類語国語辞典 降り止む ふりやむ 降り続いた雨や雪が止むこと。 類語国語辞典 暴雨 ぼうう ひどく降る雨。 類語国語辞典 外持雨 ほまちあめ 限られた地域に降るにわか雨をいう。 「帆待雨」とも書く。 「私雨」と同意。 「外持 ほまち 」とは、農民が領主に内密で開墾した田畑、また「帆待 ほまち 」は船頭などが船主に内密に契約外の荷物を運送して不正に収入を得るなど、定収入以外の臨時収入を指す。 つまり、日照りのあとに、限られた地域だけに雨が降れば、そこだけ潤うことに通じる。 雨のことば辞典 ほろ時雨 ほろしぐれ 少し降る時雨れ。 「ほろ」は少し、なんとなく。 雨のことば辞典 本降り ほんぶり すぐには止みそうにない降り方。 類語国語辞典 村雨 むらさめ ざあっと降ってすぐやむ雨。 むら気な雨の意。 類語国語辞典 村時雨 むらしぐれ ひとしきり降ってはやみ、降ってはやみする雨。 むら気な雨の意。 類語国語辞典 遣らずの雨 やらずのあめ まるで恋人 客 を帰さないためかと思われるように降る雨。 類語国語辞典 夕立 ゆうだち 夏の夕方、急に激しく降る雨。 類語国語辞典 雪解雨 ゆきげあめ 雪を溶かす春の雨。 「雪消しの雨」とも。 雪の時季の雨ではあるが、雪を消して植物の芽吹きを促進する雨なので、春の雨である。 降るものといえば雪とかない北国に、雨が降ってくる。 冬の間に積もった根雪を解かす雨が降りはじめる。 それは、春の訪れを告げる嬉しい雨ということになる。 雨のことば辞典 雨打 ゆた 寺院建築で本来の屋根の下に造られた差しかけの屋根。 日外難読語辞典 余花の雨 よかのあめ 余花に降る雨。 「余花」は、春過ぎて初夏、寒冷地や高井山などに遅れて咲いている桜の花をいう。 俳句で「残花」は春、[余花」は夏と決まっている。 「余花の雨」は、山の高いところで夏になっても咲き残っている桜花をぬらす雨で、風情のある美しいことばだ。 雨のことば辞典 横降り よこぶり 強風によって、雨が横から吹きつけるように降ること。 類語国語辞典 昨夜の雨 よべのあめ 前日の夜に降った雨。 夜の静かな雨音は人のこころを物思いに誘う。 朝起きると、庭木の葉が「昨夜の雨」の名残をひそめている。 雨のことば辞典 雷雨 らいう 雷鳴を伴って降る雨。 類語国語辞典 涼雨 りょうう 夏などに降る涼しい感じを与えるような雨。 類語国語辞典 霖雨 りんう 何日も降り続く雨。 類語国語辞典 冷雨 れいう 冷たい雨。 類語国語辞典 淮雨 わいう 長雨。 作物の収穫に影響するほど長く降る雨。 雨のことば辞典 和雨 わう 人と作物によい雨。 「和」は、やわらぐ、なごむ。 雨のことば辞典 若葉雨 わかばあめ 若葉を濡らして降る雨。 「翠雨」「緑雨」と同意。 春のめぐりに芽吹いた木々は、若葉雨を受けて、初夏のおとずれとともに枝いっぱいに若葉を繁らせる。 雨のことば辞典 我儘雨 わがままあめ 晴れているのに、一部の地域だけに降っている雨。 雨のことば辞典 私雨 わたくしあめ 限られた区域に降る局地的な雨。 突然降ってくる「にわか雨」や「村雨」のこともいう。 旱魃 かんばつ のときなどには、その地域だけが潤うので「外持雨 ほまちあめ 」とも。 「私雨」は、どこそこの私雨と呼ばれることが多く、「箱根の私雨」「丹波の私雨」「比叡の私雨」「鈴鹿の私雨」などが知られている。 麓は晴れていても山中で降ることが多い。 東風亘「わたくし雨」によると、前方に雨の壁が塞がっていて、奥は猛烈な雨しぶき。 手前には陽が溢れている。 雨の壁は遠のきもせず追っても来ない。 このような雨が「私雨」で、にわか雨の一種だという。 片雨ともいい、季節が秋から冬なら片時雨れ。 夏の夕立も、同様の現象をもたらすとある。 雨のことば辞典.

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雨の漢字一覧表

し の つく あめ

宮澤賢治「永訣の朝」 永訣の朝 この異常な烈しい心のぶっつけ合いは、どうしても爆発するところまで行かずにはすまない。 とし子は、いきなり、枕元にあった二つの欠けた陶椀を賢治の胸元に突きつけて、 「あめゆじゅとてちてけんじゃ」と叫ぶ。 「雨雪を取って来てちょうだい」と叫んだのである。 この陶椀には青い蓴菜(じゅんさい)の模様がついている。 小さいときからこの兄妹は仲よく この二つの陶椀でご飯を食べてきた。 この欠けた陶椀は兄妹の変らぬ愛情の象徴なのである。 その時賢治は、曲った鉄砲玉のように、あっちへぶつかり、こっちへぶつかりしてやっと 戸口から外へ飛び出した。 暗いみぞれの中に立って初めて賢治は、妹の真意をさとる。 このまま妹が死んだら、賢治は生涯返すことのできない負債を負うことになる。 妹さえも安心させ得なかった者がどうして他人をしあわせにできるかという思いが生涯つきまとう ようになる。 そうさせないために、兄の一生を明るいものにするために、泣くような思いで 妹は陶椀を突きつけたのだと、賢治はみぞれの中でさとるのである。 かれはこう歌った。 けふのうちに とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ ( あめゆじゅとてちてけんじゃ ) うすあかくいっそう陰惨な雲から みぞれはぴちょぴちょふってくる ( あめゆじゅとてちてけんじゃ ) 青い蓴菜のもようのついた これらふたつのかけた陶椀に おまへがたべるあめゆきをとらうとして わたくしはまがったてっぽうだまのやうに このくらいみぞれのなかに飛びだした ( あめゆじゅとてちてけんじゃ ) 蒼鉛いろの暗い雲から みぞれはびちょびちょ沈んでくる ああとし子 死ぬといういまごろになって わたくしをいっしょうあかるくするために こんなさっぱりした雪のひとわんを おまへはわたくしにたのんだのだ 銀河や太陽 気圏などとよばれたせかいの そらからおちた雪のさいごのひとわんを・・・・・・ こうして賢治は、二つの御影石の置いてある場所へやって来て、その上に危く立ち上る。 それから手を伸ばして、松の枝に降り積んだみぞれを二つの陶椀の中にそっと移し入れる。 みぞれ、それは雪でもなければ、水でもない、雪と水との二つの相を持ったもの、 いいかえると、天上的なものと地上的なものとの二相系を保っているものである。 これこそ死んで行く妹にふさわしい食物といえよう。 賢治がこの雪のようなみぞれを取ろうとした時、それはもう、どこを選ぼうにも選びようがないほど、 どこもかしこもまっ白であった。 どこもかしこも仏の世界であったといっていい。 あんなに恐ろしい乱れた空から来たとは思えぬほど純白な雪の姿であった。 賢治はそれをこう歌う。 ・・・・・・・ふたきれのみかげせきざいに みぞれはさびしくたまってゐる わたくしはそのうへにあぶなくたち 雪と水とのまっしろな二相系をたもち すきとほるつめたい雫にみちた このつややかな松のえだから わたくしのやさしいいもうとの さいごのたべものをもらっていかう わたしたちがいっしょにそだってきたあひだ みなれたちゃわんのこの藍のもやうにも もうけふおまへはわかれてしまう ( Ora Ora de shitori egumo )ほんとうにけふおまへはわかれてしまふ あああのとざされた病室の くらいびょうぶやかやのなかに やさしくあをじろく燃えてゐる わたくしのけなげないもうとよ この雪はどこをえらぼうにも あんまりどこもまっしろなのだ あんなおそろしいみだれたそらから このうつくしい雪がきたのだ 賢治はこの二椀の雪を妹のところへ持って行った。 「これを食べれば、おまへは安心して仏さまのところへ行かれるのだよ」という思いをこめて、 この雪を妹に食べさせたのである。 その時、とし子はこう云った。 うまれでくるたて こんどはこたにわりゃのごとばかりで くるしまなぁよにうまれでくる (また生まれて来るのなら、今度はこんなに自分のことばかりで苦しまないように生まれて来る) 「今度生まれて来る時は、こんなに自分のことばかりで苦しまず、 ひとのために苦しむ人間に生まれて来たい」 と云うこのけなげな妹のために、賢治は祈らずにはいられなくなる。 おまへがたべるこのふたわんのゆきに わたくしはいまこころからいのる どうかこれが兜率(とそつ)の天の食に変って やがておまへとみんなとに 聖い資糧をもたらすことを わたくしのすべてのさいわひをかけてねがふ 二椀の雪を妹にもたらした賢治は、もう、曲った鉄砲玉のように飛びだした賢治とは違う。 迷える修羅ではない。 修羅は修羅ながら、すでに仏のいのちを生きている修羅であった。 生死の迷いをみぞれの中に払い落としてきた兄からうけとった二椀の雪は、 賢治の祈りを待つまでもなく、もうすでに兜率天の百味の飲食(おんじき)であった。 法華経の開経といわれている「無量義経」の中に 「善男子よ、第三にこの経の不可思議の功徳力とは、もし衆生あってこの経を聞くことを得て、 もしは一転、もしは一偈乃至一句もせば・・・・・・煩悩ありといえども煩悩なきがごとく、 生死に出入すれども怖畏(ふい)の想いなからん。 もろもろの衆生において憐愍(れんみん)の心を生じ、 一切の法において勇健(ゆごん)の想を得ん。 壮んなる力士の、あらゆる重き者をよく担い、 衆生を担い負いて生死の道を出だす。 未だ自ら度すること能わざれども、すでによく彼を度せん」 (平楽寺36頁)とある。 法華経の教えによれば、法華経を信ずる者は、自分自身はまだ苦悩の彼岸に渡っていなくても、 ひとを向う岸へ渡すことはできるのである。 賢治は、妹の信と愛によって、無畏の境地に入った。 妹の死の恐怖を払いのけて、 安らかな静かな臨終を迎えさせることができた。 やさしく青白く燃えていた修羅乙女は、やすらかに仏のいのちに帰したのである。 賢治はたしかに、このときは、妹のいのちが仏のいのちに帰したと確信したのである。 しかし、妹の死のあとに来たさびしさは骨身にこたえるものであった。 たまりかねた賢治は、山野をあるき、青森に行き、津軽海峡を渡り、 北海道に行き、オホーツクの海を眺めながら、 妹の魂を追い求めている。 そのひとつひとつが長大な挽歌となった。 そのひとつひとつが胸を刺すように痛い詩なのである。 仏のいのちに帰したと信じているのになぜ妹の幻を追うのか。 それが修羅の修羅たるゆえんかもしれない。 しかし、人間にはそんなところがある。 亡くなった妻の骨をいつまでも自分の部屋に置いている夫はたくさんいる。 諦めていれも諦められず、知ってはいてもどうにもならず、さとっていても迷うのだ というところが人間にはある。 法華経というお経をよく読むと、人間がそういう二重の構造を持っているんだなあ ということがわかってくるようになる。 そのことに一番よく気がついていたのは道元禅師で、「正法眼蔵」の「法華転法華」の巻を見ると、 そのことがくりかえしくりかえし説かれている。 賢治は情の深い人である。 道理がちゃんとわかっていた人であるが、 情はそう簡単に人生を割り切ることを許さなかったのであろう。 賢治は昭和八年九月二十一日の午後一時三十分に亡くなった。 一時ひどかった病気が持ち直して、これならとみんなが愁眉をひらいたのに、 九月十七日から始まる三日間の花巻の祭のときに 御神輿を拝むといって無理をし、二十日には容態が悪化した。 それなのに肥料設計のことで 宮沢先生にお目にかかりたいという人が訪ねてくると、 どうしても会うといって衣服をつけて玄関でその人の話をきいた。 次の二十一日の朝はもう医者が首をかしげるほどに悪化し、 とうとうその日の午後に亡くなってしまったのである。 しなくてもいいことをして病気をひどくした、といわれても仕方がないようなことである。 しかし、賢治という人はそうせずにはおれなかった。 そうするように促す力がいつも賢治をかり立てていた。 それを他人がどうのこうのということはできない。 人間はそれぞれに定まった道を歩くのである。 どうにかしたいと思いつつ、やはり歩かぬわけには行かぬのである。 しかし、賢治は法華経の促しに随って生き、そして死んだ。 その生涯は法華経とともにあった。 忘れられぬ人である。

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