血液 透析 と は。 人工透析

血液透析の方法

血液 透析 と は

第3透析室 血液透析の仕組み 血液透析では、透析を行う機械で血液を循環させます。 腕の血管に針を刺し、血液回路を透析装置(コンソール)にセットします。 この回路に血液を循環させるのが血液ポンプの働きです。 血液が血液ポンプにより動脈側回路より取り出され、ダイアライザーに送られ、半透膜で作られた細い中空糸の中を通り、きれいになった血液は、静脈側回路を通って体内に戻されます。 血液透析の実際 健康な方の腎臓が1日24時間をフルに働いているのに比べ、血液透析では人工腎臓による、1週間に12~15時間程度と短くなっています。 また、人工腎臓では健康な腎臓の一部しか機能を代行することができず、薬剤で補う必要もあります。 そのため、血液透析で腎臓の機能を代行する人は水分や食事をはじめ日常生活の過ごし方に注意が必要です。 血液透析における問題点 血液透析を受けていく上で考慮しなければならない色々な問題があります。 代表的なものとして以下があげられます。 ドライウェイトについて 透析治療時に目安とする基準体重のことをドライウェイトといいます。 透析を受ける患者さんは尿が十分に出ない状態ですので、摂取した水分は体にたまり続け、その分体重が増加します。 そのため、透析により体内の余分な水分を除去しなければなりません。 しかし、それが過剰や不足となってはいけません。 その為、透析で除去する適正な水分量を患者さんごとに設定し、目安となるドライウェイトを決める必要があります。 しかし、患者さんの食事量などで本来の体重が変化しているにもかかわらず、ドライウェイトをそのままにすると除去する水分量が適正ではなくなり、体調不良となってしまいます。 変化に応じてドライウェイトをいつも正しく決めておくことは、透析患者さんが体調を良好に保つために非常に重要なことです。 ダイアライザーについて 血液透析で使用される透析器のことをダイアライザーといいます。 ダイアライザーの中には多数の細い中空糸が入っています。 この中空糸は「半透膜」と呼ばれる膜でできた繊維でできており、この繊維の中を血液が、外側を透析液が流れます。 半透膜には非常に小さい孔があいています。 この孔は、水や小さい分子量物質(ナトリウム、カリウム等の電解質や尿素窒素やクレアチニン等)は通しますが、大きい分子量物質(血球、タンパク質やアルブミン等)は通しません。 よって、拡散の原理により、老廃物の除去、電解質やPhの調整などが行われるのです。 透析の原理 透析は、半透膜を利用した拡散と限外ろ過の原理によって行われます。 『拡散』とは、半透膜を境にして濃度の異なる溶液を入れた場合、中の物質は濃度の高い方から低い方に移動し、最終的には混ざり合って濃度は均一になります。 この現象を拡散といいます。 『限外ろ過』とは、半透膜の片側の溶液に圧力がかかった場合、溶液は膜の反対側に押し出されます。 このように、溶液に圧力をかけて水を移動させることを「限外ろ過」といいます。 血液透析では、透析液に陰圧(引く力)をかけることによって除水しています。 長期透析における合併症 現在の透析医療では、腎臓の機能を完全に代替することはできないので、長期に透析を続けていくと色々な合併症として現れてくることがあります。 個人差がありますが、一般に次のようなものが知られています。 代表的なものに手根管症候群があります。 透析毎に心臓に大きな負担がかかる為、働きが悪くなってしまいます。 バスキュラーアクセス《シャント》 血液透析で効率よく体の中に溜まった老廃物を取り除くには、毎回体から1分間に150ml~200ml以上という大量の血液を引き出し、ダイアライザーに通すことが必要になります。 しかし、透析が出来るほどの十分な血液を得られ、しかも長期間耐えられるような血管は体内には存在しません。 そこで、シャントが必要になります。 シャントとは血液透析を長期間安定して行うために、大部分は動脈と静脈をつなぎ合わせ大量の血液を確保する内シャントを作成します。 通常、利き腕と反対の腕(右利きならば左腕)の手首に近いところに作ります。 その他に人工血管でのシャント作成や動脈表在化、また一時的に用いる静脈カテーテル法があります。 これらを含めバスキュラーアクセスと言います。 シャントの管理について シャントは血液透析を続けていくために絶対に必要なもので、大切に管理する必要があります。 シャントを長持ちさせるためには、「閉塞」、「感染」、「出血」を予防することです。 そのために、次のような事に注意して下さい。 サポータ、腕時計、手提げカバンなどにより締め付けず、腕や手首を締め付ける下着は着てはいけません。 シャント肢で腕枕にしないなどの注意をしましょう。 常にシャント部の振動、シャント音に注意し、耳や手で血流を確認しましょう。 透析を行った日の入浴は避けましょう。 再出血した場合は清潔なガーゼなどで上から圧迫して止血しないといけません。 シャント体操など、良く動かすようにすると血流が良くなります。 安全管理について 当院では、患者さんに安全で安心して透析を受けていただく為、安全管理を徹底しております。 感染についての管理• 2m以上を確保しています。 災害時についての管理• また透析液原水には市水及び地下水の利用にも対応した設計となっています。 機器の管理• 万が一機器の故障時にはバックアップシステムにより対応できるよう設計されています。

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血液透析の仕組み

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目次になります。 血液透析 HD(Hemodialysis) 血液透析療法は、ダイアライザーに血液を通して拡散と限外濾過の原理で血液中の老廃物や水分を取り除きます。 患者はシャント手術をしていて、静脈に多くの血流が流れるようになっています。 透析患者さんの通院は週3回程度で、一回の透析時間は4時間程度です。 シャントに刺した針から血液を外側に出して、ダイアライザーに通して静脈に血液を戻します。 血液透析の仕組み ダイアライザーは人工透析器のことで、中は中空糸膜が詰まっています。 中空糸膜の中に血液が流れ、外側に透析液が流れます。 中空糸膜は外側に赤血球が通らないほどのものすごく小さな穴があります。 透析液は血流と反対方向に流れます。 この時に拡散と限外濾過の仕組みで電解質の調整、老廃物の除去、除水を行なっています。 起床できない高度:30点 著しい制限中等度:20点 運動・労働が出来ない軽度:10点 10歳以下または65歳以上高齢者、糖尿病、膠原病、動脈硬化疾患など全身性血管合併症が存在する場合は10点加算します。 血液透析の副作用(合併症) 透析患者さんは透析をしないと生きていけないのですが、透析をすることで副作用や合併症があります。 不均衝症候群 不均衝症候群は透析の導入期に起こりやすいものです。 透析中や透析終了後に頭痛や吐き気が起こることがあります。 血液からは老廃物が抜けますが、脳の中ではしばらく老廃物が残っているので脳圧が上がってしまうことにより、このような症状が出てしまうことがります。 自然に回復するので心配はありませんが、患者さんは気にしてしまうことがあるので安心させてあげましょう。 このような不均衝症状が出ないようにあらかじめ対策は行います。 ダイアライザーを小さなものにすることや、血液流量は少なくする、透析時間を短くするなどです。 それでも症状が強い場合は脳圧を下げる薬を使用することもあります。 不均衝症候群を避けるために透析患者さんの透析時間が最初は3時間で導入したとしても、やがて3時間の透析だと不十分になるから4時間に延長するってパターンが多くて、患者さんはそれを嫌がることが多いよ。 だから最初から4時間行なって、これが当たり前だって刷り込む病院もあるよ。 血圧変動 透析の治療において除水を行うと血圧が下がっていきます。 血圧は適宜測定します。 測定の感覚は15分〜30分です。 体の水分は細胞内から細胞外(間質)、そして血管内へ移動していきます。 これは プラズマ・リフィリングと呼んでいます。 除水を行うと血液中の水分がなくなり、細胞から血管に水が移動し、除水で失うスピードが細胞から血管に水が移動するスピードよりも早すぎることで血管内ボリュームが下がって血圧が低下します。 これにより下肢が痙攣したり嘔気・嘔吐など症状が出ることがありますが、意識を失うこともあります。 そのため透析中は血圧測定を頻繁に行う必要があります。 脈拍も測定して患者さんの顔色や会話の受け答えができるかなど症状を確認します。 透析中に血圧が下がることが多い患者さんには除水プログラムの考慮したり、バイタルチェックを頻繁に行うなど安心して透析を終えるように動きます。 まとめ 血液透析の基本的なことを解説しました。 病院の透析室や透析クリニックで勤務する場合は、透析患者さんとの付き合いが長くなります。 1週間に2〜3回顔を合わせることもありますので看護師はコミュニケーション能力も必要です。 そのために透析のことをより詳しく知っておく必要がありますね。

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「ドライウエイト」とは透析時に設定される体重のことをさします。 本来、体重は水分、蛋白質、脂肪、無機質 ミネラル・骨 で構成されていて、通常、筋肉や脂肪が増えると体重が増えます。 しかし、尿が出ない場合、余剰の水分が排泄されないので、水分が1L増えれば、体重が1kg増加します。 「体重増加は全てが水分なのか。 」といわれれば、そんなことはないでしょう。 しかし、短期的な体重の変動は水分の変動として考えられています。 ドライウエイトは皮膚の乾燥、むくみ、血圧、透析後の疲労感、胸部レントゲンなどで多角的に評価して、「適正な体液量に近いときの体重」を設定します。 このドライウエイトは状態にあわせて修正するもので、生涯体重ではありません。 不均衡症候群 透析導入期にみられやすい合併症です。 症状は透析中から透析終了後12時間以内に起こる頭痛、吐き気、嘔吐などであり、「不均衡症候群」と呼ばれています。 透析により血液中の尿毒素は取り除かれますが、尿毒素が除かれにくい脳との間に濃度差が生じるために起こると考えられています。 透析に慣れてくると起こりにくくなってきます。 血圧低下 血液を介して、間歇的にからだから尿毒素や水分を除去するために程度の差はあれ、透析中に血圧は変動します。 血圧が下がるとあくび、吐き気、嘔吐、頭痛、動悸、冷汗などの症状がでたり、時に失神などを起こすことがあります。 高齢、糖尿病、低栄養、貧血、心機能の低下、体液管理が不十分である場合、血圧低下が起きやすくなります。 筋痙攣 透析中に足がつったり、筋肉がこわばったりすることがあります。 透析導入期や水分の除去量が多い場合に生じやすく、不均衡症候群や血圧低下と同じような原因で起こると考えられています。 不整脈 透析中に脈が乱れたり、動悸などの症状がでることがあります。 心臓疾患の合併や水分の除去量が多い場合やミネラルの急激な変化で起きやすくなります。 シャント関連合併症 シャントは繰り返し使用する中で、血管にこぶ シャント静脈瘤 ができたり、狭くなったり シャント狭窄 、腕がはれたり シャント静脈高血圧症 、感染を起こすことがあります。 また、せっかく作ったシャントですが、血管が閉塞してしまう場合があります。 状況によっては治療や再手術の必要がでてきます。

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