たちあがる女 あらすじ。 映画『たちあがる女』あらすじネタバレと感想。アイスランドの自然と音楽が女性の人生を豊かにする

たちあがる女

たちあがる女 あらすじ

『たちあがる女』感想(ネタバレなし) 戦争にいく女?最近、1階から2階へと階段を上がると息切れするようになってきた? 駅から自宅までの往復で足の疲労を感じる? 久しぶりに外仕事をしたら筋肉痛がじわじわ続くようになった? 椅子やベッドから起きるだけでも億劫になってきた? そんな女性たちにピッタリなのがこの 『たちあがる女』。 これを観ればたちまち元気ハツラツ、あなたの健康が驚くほど好転します!(厚生労働省非認可) まあ、ただのつまらない前置きはさっさと終わらせて、でも本作『たちあがる女』という映画のタイトルを目にして、何を思い浮かべますか? 私は、 女性が元気になるアットホームなヒューマンドラマだと思ってました。 老いを感じ始めた中年女性が「私はまだまだ元気だ!」と希望を見いだすのかと…。 でもそういう内容ではないです。 原題はかなり違います。 『たちあがる女』は アイスランドの映画で、原題もアイスランド語(アイスランドでしか話されないユニークな言語)。 意味は 「女性が戦争に行く」という感じになるそうです。 そのオリジナルに合わせてなのか、英題も 「Woman at War」となっています。 もし原題そのままに邦題をつけたなら「戦争にいく女」です。 え、じゃあ、 平穏な暮らしをしていた女性が望まないかたちで戦場に行かされ、悲惨な体験をしながらも、なんとか生きる活力を維持しようするみたいな話なの…と不安になってくるところ。 『プライベート・ウォー』みたいな戦場ジャーナリストの物語なのか…とか。 でもそういう内容でもないのです。 その予想は少しあたっているところはあります。 でもそんな題材を描く数多の作品群と同じテイストを期待すると全然違う光景が広がってくるんですね。 結局なんなんだよ、答えを教えてよ…ともったいぶったこの感想記事にイラつく人もそろそろ出てくるので私も立ち上がりましょう。 え~と、なんなんだろう…(説明放棄)。 実際この『たちあがる女』は 非常にカテゴライズしづらい変わった雰囲気を持つ作品です。 ヒューマンドラマ的でありながら、シュールと言っていいレベルのコミカルさも備えつつ、社会派な要素も後ろにはあり、奇妙なトリッキー演出も飛び出す…。 最近の映画で言うと『ありがとう、トニ・エルドマン』に近い空気感を私は感じました。 もともと俳優や舞台演出家としてすでにキャリアを得ている人で、2013年の『馬々と人間たち』という映画で監督・脚本の長編デビュー作となりました。 『たちあがる女』も国際的に非常に高い評価を得ており、いくつかの映画祭でも賞に輝いています。 アイスランドの広大な大地から生み出された不思議な映画。 でもその作品には全世界に通用する普遍的なメッセージが込められています。 あなたもぜひこの隠れた名作を鑑賞してみてください。 でもスポーツをしているわけでも、狩猟をしているわけでもありません。 狙いは大きな鉄塔でつながっている大地と並行に伸びる電線。 そこにワイヤーをひっかけ、ゴム手袋で感電しないように作業しながら、そのまま電線をショートさせます。 そして、その送電線を利用していた近くの工場は停電。 操業をストップします。 すると弓をいそいそとたたみ、かばんにしまうと、岩肌も多い草原を全力で走る女性。 ヘリの音が聞こえ、何度も隠れながら、ついには近くで牧羊業をしているおっさん( スヴェインビヨルン)に出くわし、「かくまってくれない?」と頼み込みます。 女性の名前は ハットラ。 最初は共犯者にする気かと嫌そうにしていたスヴェインビヨルンでしたが、トラクターの荷台に隠れさせてくれて、警察を振り切ります。 しかも、ターコイズ色の車を貸してくれる親切っぷり。 このハットラ、どうやら エコテロリストらしく、あの工場を妨害したのも環境保護的な思想が理由のようでした。 あの破壊工作も、もうかれこれ「5回目」だとか…。 ニュース映像では製錬所のギースラソン所長が「損害は大きい」と怒りをあらわにしています。 政府もこの事件に 「犯罪だ」「経済発展の邪魔だ」と不快感を表明。 一方、ハットラの表の顔は 合唱団の講師。 いつものように歌を指導していると、スーツの男性が遅れてやってきて、謎のアイコンタクト。 この男、 バルドウィンと一時、二人で奥の部屋に消えます。 そこで「あのヘリコプターは何?」「もう引き際だ。 君は政府を甘く見ている」とやや口論。 どうやらバルドウィンはハットラが犯人だと知っている数少ない人間らしく、政府で働いている官僚のようです。 そんなある日、ハットラのもとに知らせが。 4年も前に申請していた 養子の件で、適合する子が見つかったという嬉しい朗報でした。 その子はウクライナの ニーカという女の子。 保証人がいるそうで、双子の姉の アウサにさっそく伝えに行きます。 姉も養子を欲しがっていたのですが、今はヨガの講師で、インドに行く計画を立てているとか。 人生に新しい希望が湧く中、例の工場の件は進展を見せません。 こうなったらもっとアピールせねば。 抗議宣言書を作成し、屋根の上からばらまきます。 それはネットで拡散。 政府の目にも入ることに。 民衆の力を結集し企業に打撃を与えるため立ち上がろう。 グローバル・ビジネスの強引なやり方が自然や市民社会を脅かしていると知らせよう。 温暖化や海洋の酸性化を引き起こし地球のあらゆる生命を脅かしている。 世界経済やグローバル企業の戦略を民主主義は止められない。 人間の法を超える法がある。 古代から受け継がれる法。 それは未来の命を守る我々の明白な権利だ。 我々こそ過去最強の世代であり地球に仕掛けられた戦争を止められる最後の世代だ。 子どもや孫たちの代では手遅れになる。 今こそ使命を遂行しよう。 一方の『たちあがる女』のハットラはこの一見すると人間に不利そうな環境を上手く利用して 縦横無尽に駆け巡ります。 作中では破壊工作をしたハットラがこの大地で追っ手から逃げるシーンが何度も登場しますが、そのどれも 一体このバイタリティはどこから来るんだというアクティブさで観客を驚かせつつ笑わせてくれます。 ヘリの追跡が来れば、地面のくぼみに体を忍ばせて退避。 上空を旋回する小型ドローンも弓で撃ってひっぱり落として破壊。 政府だって同じ手は使いません。 なんとしても捕まえるために次々と新兵器を投入。 でもこの女ひとりには敵わない。 サーモビジョンでの捜索も氷床に隠れてやり過ごし、羊の死体にくるまってステルスもするし、冷たい川にだって潜って身を潜める。 そこまでする?ってくらいのエネルギーで、あのランボーだって顔負けです。 プールにも通っているし、太極拳的なこともしているし、全体的に 「強そう」オーラが漂っているあたり、このハットラ、強敵です。 しかも、体力だけでなく賢い。 嗅覚鋭い犬を誤魔化すために花や堆肥でカモフラージュしたり、戦略もなかなかで行き当たりばったり感が意外にありません。 若い時はブラック・ウィドウとかだったんじゃないか…。 しかし、そんなハットラも痛恨のミスで捕まってしまいます。 けれどもそこに手助けに現れたのは…。 やっぱりさすが双子。 度胸と知能は共通していますね。 普通にサスペンス映画というジャンルとしても面白い『たちあがる女』でした。 BGM係は忙しい『たちあがる女』はサスペンスフルなケイパー劇もシュールですが、それ以外のパートでもユーモアを炸裂させてきます。 その最たるものが誰もが気づいたであろう 「音楽」です。 本作ではBGMが流れているなと思ったら、 実際の作中の場面内にブラスバンドや合唱隊がいて、そのBGMを鳴らしたり歌ったりしているんですね。 その音楽が流れるタイミングも絶妙で、不思議な可笑しさがありますし、しれっと背景にBGM係がいるだけでなんか絵面が楽しいです。 しかも、ただのBGM係ではなく、現実に介入してきます。 テレビをつけたり、スマホでリツイートしたり、自由気まま。 メタ的な遊びが多いです。 上手いなと思うのはBGM係がいるというのを面白ギャグでずっと見せつつ、終盤の空港でのシーンでは サスペンスの仕掛けに使っていること。 鉄塔爆破というド派手なサボタージュを終えて、やっと憧れの養子に会おうと空港に来たハットラ。 するとなぜかBGM係がスタンバイしている…。 あれっ?っと不吉な空気を感じながら、空港内に入るハットラですが、案の定…。 巧みな演出でした。 このBGM係はハットラの心象風景として存在している非実在の者たち…のはずなのですが、なぜかあの随所に登場する 自転車男には見えているんですね。 この地の社会問題を風刺する『たちあがる女』はただのコメディ映画ではなく、その裏側ではアイスランドが直面する社会問題を散りばめて、あまり説教臭くなく提示しています。 例えば、毎度のお約束のように逮捕されてしまう外国人旅行客の自転車男。 アイスランドはEUにも加盟しておらず、割と独立的な国家です。 その 排外主義的な姿勢を示すようなシーンでもありました。 また、山女テロ事件に頭を悩ます政府が、中国関係者にエクスカーション的な説明をする大統領を放り出して、官僚たち一同でハットラの声明文を検討し始めるくだりとか、 政治風刺も効いています。 声明文と言えば、ばらまかれた紙の声明文を拾った市民が呑気に自撮りしたりして、そのせいでハットラの思惑かどうかは知りませんが、情報がネットに拡散していくあたりは、 現代の若者中心のIT文化を皮肉るようでした。 そういえばスヴェインビヨルンが仕事とする羊。 実はアイスランドがあそこまで荒れ果てた環境になったのは 羊の導入で植生が荒らされたのも一因だとか。 そんな羊が点々と死んでいて、それのせいでハットラ捜索の妨害になるという、自業自得な御伽噺みたいです。 主人公が示す存在『たちあがる女』は題名にもあるように 「女性」という存在が大きなキーワードになっています。 アイスランドの近年の歴史を知っているとピンと来るのですが、この国は世界金融危機によって 経済危機に陥りました。 あの当時は多くの国がヤバい状態を経験しましたが、アイスランドはとくに深刻で、政府が非常事態を宣言。 全銀行を国有化。 それでも散々な状況にまで悪化してしまったという過去があります。 その原因のひとつとして持ち上げられていたのが 「男性型経営」でした。 銀行などそれまで男性が支配してきた業界。 その失墜後、 女性たちがリーダーとなり、業界を改革。 見事に経済危機を脱します。 このあたりのエピソードは『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』でも取り上げられているので、詳しく知りたい人はぜひ。 要するに、本作の孤軍奮闘するハットラというのは、表向きはエコテロリストとして環境保護が目的の人物という立ち位置ですが、実際はもっと大きな括りで言うところの 「間違った社会を正す代表者」という象徴的な存在なのでしょう。 彼女の部屋に ガンジーと マンデラの写真が飾られているのもそうですし、ハットラはそういう指導者の精神を継承する担い手なのかもしれません。 アルテミスはギリシア神話に登場する狩猟・貞潔の女神です(弓を持つ姿も重なる)。 そんなハットラがラスト、ウクライナの少女ニーカを抱えて冠水した道路を歩いて進もうとする姿で終わる。 自分たちの因果応報でもある異常気象なのか、環境変化で自滅するような社会。 その中でも生きようとする 多様性の健気な姿をとらえるようで味わい深いエンディングでした。 立ち上がる女を見かけたら、大人しく道を開けてください。 その女、強いですよ。

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【動画】たちあがる女の再放送や見逃し配信はあるのか?

たちあがる女 あらすじ

C 2018-Slot Machine-Gulldrengurinn-Solar Media Entertainment-Ukrainian State Film Agency-Koggull Filmworks-Vintage Pictures ここでは、映画『たちあがる女』のあらすじについてご紹介してまいります。 自然の眺めが清らかで美しいアイスランド。 その田舎町にハットラは住んでいた。 ハットラは、セミプロの合唱団の講師をしている女性だった。 そんな彼女には、周囲の人々には知られざる、もう一つの顔を持っていました。 実は、ハットラは密かに、地元のアルミニウム工場に対して、一人孤独な闘いを続けていたのでした。 そんなある日、ハットラの元に思いもよらない嬉しい知らせが舞い込んで来ます。 それは、長年の願いであった、養子を迎えるというもの。 長らく申請を続けていた養子の届け出が、ついに受け入れられたのでした。 これでようやく自分も母親になれる。 この夢の実現のため、ハットラはアルミニウム工場との決着をつけようと考えるのでした。 そして、ハットラの最後の戦いが始まろうとしていたのです。 舞台演出家としてもアイスランドでは有名な方のようです。 処女長編作『馬々と人間たち』で鮮烈なデビューを飾り、世界中で20以上もの映画賞を獲得した、新進気鋭の監督が放つユーモラス溢れるヒューマンドラマ。 映画『たちあがる女』はジョディ・フォスター監督・主演でハリウッドリメイクされることも決定しています。 ハットラ/アウサ役:ハルドラ・ゲイルハルズドッティル C 2018-Slot Machine-Gulldrengurinn-Solar Media Entertainment-Ukrainian State Film Agency-Koggull Filmworks-Vintage Pictures アイスランドの俳優・ミュージシャン・舞台演出家と して、テレビ・映画・舞台の世界で多くの成功を収めている方ですね。 コーラス講師と環境活動家、二つの顔を持つ、そして母親となる女性を見事に演じられている実力派女優さんですね。 映画『たちあがる女』上映館 ここでは、映画『たちあがる女』の上映館を少しご紹介しておきます。 主要な映画館のみではありますが、お近くの映画館情報など、ぜひチェックしてみてください。 YEBISU GARDEN CINEMA 住所:東京都渋谷区恵比寿4-20-2 恵比寿ガーデンプレイス内 名演小劇場 住所:愛知県名古屋市東区東桜2-23-7 スポンサーリンク 映画『たちあがる女』まとめとみどころ いかがでしたでしょうか。 「映画『たちあがる女』あらすじ紹介ネタバレなし【監督キャスト解説】」と題してご紹介してまいりました。 コミカルな作風でもあり、女性の母親になるための戦いということで、人間性溢れるストーリー展開が期待されますね。 みどころとしては、以下です。

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たちあがる女 : 作品情報

たちあがる女 あらすじ

CONTENTS• 合唱団講師と環境活動家という2つの顔を持つ女性が養子を迎え入れる決意をしたことから巻き起こる騒動を、ユーモラスかつ皮肉たっぷりに描いたヒューマンドラマです。 2018年カンヌ国際映画祭の批評家週間でSACD賞を受賞。 彼女は周囲に知られざる、もう一つの顔を持っていました。 長年の願いだった養子を迎える申請が、ついに受け入れられたんです。 母親になるという夢の実現のため、ハットラはアルミニウム工場との決着をつけるべく、最終決戦の準備に取り掛かり…。 1000年以上前より愛されているアイスランドのヨーグルトです。 高カルシウム、 低脂肪、 高タンパク質のアイスランド生まれの自然派スイーツ。 同量のヨーグルトの 3倍の牛乳を使用するため、濃厚な味わいが特徴です。 アイスランドでは国民食と言われており、はちみつやナッツや果実ソースなとど一緒に食すことが多いそう。 ある日、インターネットでアイスランドヨーグルト「スキール」という食品があることを知ります。 他と違うものを作りたい!と思っていた佐藤さんにはぴったりなスイーツでした。 またインターネットで見るアイスランドの壮大で風光明媚な風景と、久住高原の雄大な風景が似ていると感じ、作ることを固く決意。 そこから インターネットで検索し、辞書を片手にレシピを翻訳。 カフェに来たお客様に試食してもらい意見を聞いたり、独学で勉強を続け、何度も失敗しながら 試行錯誤を繰り返し7年もの歳月をかけて完成させました。 やっと納得できるスキールを完成させ販売を考えだしたころに、アイスランド映画『たちあがる女』の公開が決定し、この奇跡のコラボレーションが現実となりました。 食品業界向けの大規模フェア「第14回こだわり食品フェア2019」に佐藤さんは参加し、駐日 アイスランド大使のエーリン・フリーゲンリング大使にも試食して頂き「本場の味」と太鼓判をもらいました。 アイスランドを訪れたことが無いという佐藤さんは「本場のアイスランド人に食べてもらえて感激です」とコメント。 プレーン 加糖 、ブルーベリー、オレンジ、かぼす、いちご、ラズベリーなど、 久住高原の特産品を使用した6種類の味があるそう。 価格 350円 税別 販売開始日時 2019年3月9日(土)午前10時スタート 購入方法 久住高原菓房いずみや店頭、または にて販売。 アキ・カウリスマキや口イ・アンダーソンの後に続く北欧の才能と目されています。 監督が「「 本当の人間」になろうと奮闘する一人の女性についての映画」と明かす、『たちあがる女』。 とぼけたユーモアと人生の苦み、音楽と自然に彩られた、強さと優しさに満ちた作品です。

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