下痢 こう もん 痛い。 【医師監修】下痢でお尻が痛くなるのはなぜ?大腸の働きと下痢の関係

排便の調節(便秘・下痢・ガス・におい) :日常生活指導のポイント

下痢 こう もん 痛い

下痢の排便時に起こる、お尻がヒリヒリと焼け付くような痛さは、とても不快なものです。 トイレットペーパーでお尻を拭くときも痛くて、便意をもよおすたびに嫌な気分になりますよね。 健康なときの固形便では何も問題がないのに、なぜ下痢のときだけ痛みが生じるのか、下痢が起きるメカニズムや下痢を予防する生活習慣とあわせてご紹介します。 下痢でお尻がヒリヒリする理由 下痢の排便時にお尻がヒリヒリと痛む理由は、まさしく、肛門周囲の皮膚が傷ついているからです。 下痢はほとんど液体のような状態で、皮膚を傷つけそうなものは何も含まれていないように思えます。 しかし、下痢が肛門を通過するとき、皮膚の組織が溶けてしまっているのです。 お尻の皮膚を溶かしてしまう正体は、下痢に多く含まれる水分である「腸液」です。 腸液とは、腸管壁から分泌される液体で、消化物が腸を通りやすくする役割を持っています。 食べ物を消化するために使われる胆汁や膵液も含まれていますが、これらは腸内の消化酵素が働けるように弱アルカリ性の特性を持っています。 人間の皮膚表面は、バリア機能を保持するため、常に弱酸性に傾いています。 しかし、弱アルカリ性の腸液を多く含んだ下痢便が付着すると、皮膚のタンパク質がじわじわと分解されてしまい、溶けたような状態になってしまうのです。 その結果、下痢でお尻がヒリヒリする、というわけです。 なぜ下痢が起きるのか 下痢がお尻をヒリヒリさせる理由について説明しましたが、そもそも、下痢が引き起されるのはなぜでしょうか。 下痢のメカニズムをご紹介します。 下痢が起きる仕組みは腸の水分吸収不足 食べ物・飲み物に含まれる水や胃液、腸液などの水分は、通常であれば腸壁で吸収され、便として排泄される頃には、腸に入ってきた水分の1%ほどしか残らないようになっています。 しかし、この水分の吸収がなんらかの原因で邪魔されると、腸液を多く含んだ下痢として排泄されてしまいます。 腸の働きを乱し、水分吸収を阻害する要因には、下記のようなものがあります。 消化物の水分や油分が多すぎて水分を吸収しきれない• 腸液の分泌が多くなり過ぎる• 腸の動きが早すぎて吸収が追いつかない• 腸が炎症を起こし腸管壁から体液が分泌される 腸の動きが乱れる原因 腸の動きを乱して下痢を引き起こす原因は多くありますが、代表的なものを紹介します。 水分を吸収しきれなくするもの 暴飲暴食、人工甘味料、乳糖不耐症、吸収不良症候群 など 腸液の分泌を増やすもの 食中毒や感染症の原因となる細菌、ウイルス、寄生虫 など 腸の動きを早めるもの ストレス、過敏性腸症候群(IBS)、香辛料などの刺激の強い食べ物 など 腸の炎症を起こすもの アレルギー、病気(例:クローン病、潰瘍性大腸炎) など これらの原因による腸の不調は、常に一つ一つが独立しているわけではなく、複数の不調が絡み合って下痢を引き起こします。 例えば、食中毒では腸の炎症も起こりますし、細菌が出した毒素で腸の動きが乱れることもあります。 下痢の原因については、もご覧ください。 正常なときの大腸の働き 水分吸収は小腸と大腸の両方で行われますが、小腸ではそれに加えて栄養を吸収するという役割を持っています。 大腸でもミネラルなどを吸収しますが、主な仕事は消化物の水分調節です。 大腸は小腸にくらべて太く、盲腸から始まり結腸、直腸と続き肛門へつながります。 大腸の中で一番長いのが結腸で、小腸をぐるりと囲むように位置しています。 結腸は消化物が進む向きによって、「上行結腸(じょうこうけっちょう)」、「横行結腸(おうこうけっちょう)」、「下行結腸(かこうけっちょう)」「S状結腸(えすじょうけっちょう)」に分かれています。 大腸は腸壁を囲んでいる筋肉によって、消化物を送り出したり滞留させたりして、腸内に留める時間を調節しています。 普段から大腸の働きを意識することは少ないですが、大腸が起こすわかりやすい現象のひとつに、「胃結腸反射(いけっちょうはんしゃ)」があります。 これは、食後に大腸が動く反応のことです。 胃に食べ物や飲み物が入って胃壁が刺激されると、大腸が動いて便を送り出そうとするのです。 ご飯を食べて、便意をもよおすという経験は誰もが持っているでしょう。 これは、まさしく胃結腸反射によります。 このように大腸は消化物を動かして、水分を十分に抜いてから固形便として排出します。 大腸だけで1日に約2リットル近くの水分を吸収していると聞くと、驚きですよね。 そのため、腸の動きが乱れて過剰になってしまうと、消化物を早く送り出してしまい水分吸収が追いつかなくなって、下痢の症状が出るのです。 下痢を予防するために 不快な下痢を予防するには、普段の生活習慣の改善が役立ちます。 前述の腸の動きを乱す原因で挙げた項目に心当たりがあるならば、それを避けることから始めてみましょう。 感染症が流行る季節であれば、手洗い、うがいを欠かさないことや、調理器具を清潔に保つことが大切です。 傷んだ食品が下痢の原因になることもあるので、食品の保存方法にも気をつけてください。 万が一下痢になってしまったときは、脱水を避けるために経口補水液などで水分補給しつつ、軽度の下痢であればドラッグストアなどで購入できる下痢止め薬も有効です。

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脱肛の戻し方のコツと対処法!自分でやる場合には?

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<こんな症状ありませんか?> ・排便の時ジワジワ病む 排便の時に痛み、排便後いつまで痛むことはない。 普段でも肛門に異物感があり、排便の時に出血する場合は、痔核 イボ痔 かある可能性が高いでしょう。 ・排便の時やけつくような痛みがある 硬くて太い便を出す時に激しい痛みがあり、痛みは排便後もしばらく続きます。 トイレットペーパーに血がついたりひどい時はポタポタと出血する場合があるなどは裂肛(切れ痔)であると考えられます。 ・肛門のまわりがいつも痛む イスに腰掛けた時などに痛みに気づき、そのうち肛門が腫れ、熱をもちズキズキ強く痛んだり、下着が触れても痛い。 座ることも歩くこともできないくらい痛むのは肛門周囲膿瘍です。 ・排便後トイレットペーパーで拭くと痛む 外痔核が炎症を起こしている時や、肛門のまわりの皮膚がただれているような場合。 また肛門掻痒症でも痛むことがあります。 このような異常がある場合は、次のような応急手当を行い、治らないときは早めに専門医に相談しましょう。 裂肛と思われるとき ・肛門を清潔にし、排便後はきれいな温水で洗います。 ・病む場合は痛み止めの軟膏を塗ってから排便する。 ・便がかたい時は緩下剤の使用、炎症止めや痛み止めの坐薬を使用する。 痔核と思われるとき ・裂肛と同じく清潔にし、緩下剤の使用、炎症止めや痛み止めの坐薬を使用する。 肛門から出血している場合 ・ガーゼを厚みをつけてたたみ、肛門に当てT字帯などできっちり締めておきます。 なるべく安静にしながら病院へ行きましょう。 ・そのまま放置していると肛門の外にはみ出したところが壊死してしまうこともあるので、すぐに受診しましょう。 肛門がただれている場合 ・下痢が続き、肛門がただれてしまったときは、排便のつど温水で洗い、清潔にし、抗生物質と副腎皮質ホルモンの入った軟膏を塗っておく。 ただし白癬症のときは副腎皮質ホルモン入りの軟膏を使用すると、かえって悪化させる場合があるので、治りにくいときは皮膚科を受診しましょう。 ・そのまま放置していると肛門の外にはみ出したところが壊死してしまうこともあるので、すぐに受診しましょう。 肛門がかゆい場合 ・かゆみの原因は、ぎょう虫がいたり、白帯下が多かったり、排便後きれいに拭けていなかったりなど色々ですが、かゆくてもかかないようにし、清潔にしましょう。 数日しても治らない場合は医師の診察を受けて下さい。 肛門を清潔にする方法は、ぬるま湯で軽く洗うことが最適です。 肛門は非常に敏感な部分なので、石けんを使ってゴシゴシ洗ったりトイレットペーパーで強くこすったりすると、切れて出血したり、ただれたリします。 強い刺激を与えずに肛門を清潔に保つようにしましょう。 肛門に病気がある人は、家庭では肛門洗浄器をトイレに取り付けたり、外出時も携帯用の肛門洗浄器を利用すると良いでしょう。 「痔」の人は腸の調子を整えることが大切 成人の約三分の一が「痔」に悩まされているといわれています。 主な原因は便秘や下痢です。 便秘が続くと便が硬くなり、排便のときに無理矢理いきむようになります。 このため"肛門の静脈に強い圧力がかかり、うっ血を起こすのです、硬い便が肛門の粘膜を傷つけることもあります。 一方、下痢でも便を意識的に我慢するので、肛門の括約筋が常に緊張を強いられて静脈がうっ血します。 又、下痢は肛門のくぼみに便が残りやすいので傷口に雑菌が入りやすく、炎症を起こしやすくなります。 特に下痢をしやすい人は排便後、温水で洗う習慣をつけると良いでしょう。 便秘や下痢以外では、長時間同じ姿勢を強いられる仕事、例えば車の運転やデスクワークの人などは血液の流れが悪くなり、痔になりやすいといえます。 冷えも痔を悪化させます。 痔を予防するには、便秘や下痢にならないための食事を心がけることです。 野菜やきのこ類に含まれる不溶性食物繊維は胃や腸で水分を年収して膨れ、排便を促します。 海草やこんにゃく、果物などに含まれる水溶性食物繊維は便を滑らかにし、排便しやすくなります。 同時に水分不足にならないように水分補給をすることや腸の調子を整えるヨーグルトなどもオススメです。

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血便:医師が気にする危ない症状|症状辞典

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血便とは、便に血液が混ざったものです。 便が赤く血が混ざっていることが分かることもあれば、見た目では分からない黒っぽい便であることもあります。 また、自分では血便に気づかず、検査で指摘されて初めて分かることも珍しくありません。 トイレで赤い血の混ざった便が出て驚いた• トイレットペーパーに血がつくことが多くて…何かの病気?• 最近急に便が黒くなったように感じる このような症状がみられた時、原因としてどのようなことが考えられるのでしょうか。 何らかの病気による血便 血便の原因が、何らかの病気であることも珍しくありません。 血便が出る病気には、腸の病気、胃や食道の病気が考えられます。 一般的には、食道や胃からの出血は黒色、大腸や肛門・などからの出血は鮮やかな赤色となる傾向があります。 腸の病気 大腸ポリープ・大腸がん とは、大腸にポリープと呼ばれるイボのような隆起ができた状態です。 無症状のことが多く、で陽性となったりで発見されたりすることが多いと言われています。 ポリープが大きくなると腹痛や出血を伴うことがあり、この出血が血便につながることがあります。 また、肛門に近い部分にができている場合にも出血が起きやすく、血便となりやすい傾向にあります。 やがあるか、またポリープとがんの見分けは自覚症状からは初期には難しいため、などで指摘を受けた場合には必ず精密検査を受けておきましょう。

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