マンデル フレミング。 【マクロ経済学】 マンデル=フレミングモデルとは?

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マンデル フレミング

国際金融のトリレンマを表した図。 ある国はこの3つの「自由な資本移動」「固定相場制」「独立した金融政策」のうち2つだけを受容することができる。 もしある国が a の位置を選択し、「自由な資本移動」と「固定相場制」を導入するのであれば、金融政策の独立性は失われる。 実際の例としてはのが挙げられる。 もしユーロを受容し自国通貨を放棄すれば、ユーロ圏内で為替を固定することになる。 また、域内での自由な資本移動も認められている。 しかし、金融政策はすべて欧州中央銀行に一任することになる。 国際金融のトリレンマ(こくさいきんゆうのトリレンマ 英:Impossible trinity、あるいはThe trilemma)とは国際において、3つの政策を同時に実現することができないことを指す。 を拡張させたものであり 、によって提示された説である。 不可能の三角形とも呼ばれる。 概説 [ ] 以下の3つの政策は同時に実現することができず、同時に2つしか実現できない。 為替相場の安定()• 独立した 国際金融のトリレンマの理論的背景には「」がある。 解説 [ ] で自由な資本移動を実現すると、固定相場の対象としている国の金融政策に合わせる必要が生じるため独立した金融政策が行えなくなる。 逆に固定相場制で独立した金融政策を実現すると、自国の金融政策を拘束することになる外国との自由な資本移動は行えなくなる。 したがって先進国では、独立した金融政策と自由な資本移動を実現するために固定相場制を放棄することとなっていった。 たとえば、においては「為替の安定()」、「()による金融政策の自由度」を確保するかわりに外国との資本移動に制限を加えてきた。 やでは「自由な資本移動」と「中銀(・)による独立した金融政策」のかわりに為替の安定を表向き放棄している()。 一方、()においては「資本移動(・などの経済的障壁の撤廃)」と「単一通貨()の流通(複数国による固定相場制導入と事実上同義)」を両立させているが、金融政策は(ECB)に握られており、加盟各国が個別の政策を採ることはできない。 しかし、景気対策の手段として有効なの柔軟性を放棄するのは得策ではなく、また経済のが進む今日、を制限するのも現実的ではない。 よってにおいては3要素の中で、最も重要性の低い為替安定を断念する流れが比較的強まっている(ただし変動相場を採用しても、を行って事実上の為替安定を維持しようと動く国も多い)。 3要素を同時に実現しようとしたことは、1997年になどの諸国で発生したの原因であると言われた。 実際、中央銀行がなく各国で独自の金融政策がとれない諸国では、自国の景気対策のために金融的手段を用いることができず、専ら政府によるに頼らざるをえないため、の以降の世界的な景気後退に対して特に欧州諸国の財政が急激に悪化。 をはじめとする南欧各国のを招き、ユーロ自体の信認も低下する事態となった。 一方、中国も国外資本の流入促進を加速させるための国際化を進めざるを得ず、はに・への移行を表明。 からは人民元を対ドルレート変動を前日比0. ただしその後も急激な元高を嫌う中国当局は、対ドルレートの維持を目的に莫大なの購入などによる為替介入を続けたため、が急激に膨張。 には日本(8,500億ドル)を超えて外貨準備額が世界一となる。 その後も膨張を続け、には3. 2兆ドルもの巨額に達し、人民銀行の総裁が懸念を表明するなど、為替安定を維持するのが困難となっている。 世界経済の政治的トリレンマ [ ] この国際金融のトリレンマに類似のものとして、「世界経済の政治的トリレンマ」という仮説が、教授、によって2007年頃から提唱されている。 以下の3つは同時に達成することはできず、どれか2つをとれば、残りのどれかひとつが達成できない(犠牲になる、縮小する)とする考えである。 『グローバル化(国際経済統合)』• 『国家主権(国家の自立)』• 『民主主義(個人の自由)』 これらは「国際金融のトリレンマ」の、• 『自由な資本移動』• 『独立した金融政策』• 『為替の安定(固定相場制)』 にそれぞれの順番で対応するものと考えられるとしている。 すなわち、• 『グローバル化と国家主権をとれば民主主義が成立しない』• 『グローバル化と民主主義をとれば国家主権が成立しない』• 『国家主権と民主主義をとればグローバル化が成立しない』 となるとしている。 例として、1. の代表が共産中国であり、2. の代表がEU加盟各国であるとしている。 脚注 [ ] []• SYNODOS -シノドス- 2010年10月13日• RIETI 2006年10月27日• 片岡剛士 『円のゆくえを問いなおす: 実証的・歴史的にみた日本経済』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2012年、85頁。 岩田健治 2012 「現代国際金融論 第4版」上川孝夫・藤田誠一編,有斐閣ブックス, pp. 269参照• 『恐慌は日本の大チャンス』 講談社、2009年、164-166頁。 竹中正治(龍谷大学) 2012年9月26日. ロイター外国為替フォーラム. 2018年6月3日閲覧。 PHPビジネスオンライン 衆知 2010年03月23日• Dani Rodrik's weblog 2007年6月27日 参考文献 [ ]• 関連項目 [ ]•

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(学習の目的) IS-LM分析の応用です。 BP曲線は国際収支が均衡している状態の国民所得と利子率の組合せです。 財政政策と金融政策の効果を分析します。 BP曲線 「BP曲線」(国際収支均衡線)とは、「国際収支」を均衡させる「国民所得」と「利子率」の組合せをあらわします。 このモデルは、以下の3つの仮定をたてています。 経常収支は為替レートの増加関数と仮定• 経常収支は国民所得の減少関数と仮定• 資本収支は利子率の差の増加関数と仮定 1. 経常収支は為替レートの増加関数と仮定 モノのやりとりを示す「経常収支」は、「(自国通貨建て)為替レート(e)の増加関数」と仮定します。 「為替レート」(e)の「上昇」とは、自国通貨の「減価」(円安)のことです。 円安では「輸出が増加」するため、「経常収支が改善」されます。 「為替レートが上昇すると経常収支が改善(プラス)」することから、「増加関数」としてあらわされます。 経常収支は国民所得の減少関数と仮定 また、「経常収支」は、「国民所得(Y の減少関数)と仮定します。 「国民所得が増加」した場合、その分だけ海外からの輸入が増えます。 これに対して、自国の国民所得が増加したからといって、輸出相手国に何らかの影響を与えることは考えられません。 「輸入が増加」することによって、支払のお金が海外に出ていってしまうので、「経常収支が悪化」します。 「国民所得が増加すると経常収支が悪化(マイナス)」することから、「減少関数」としてあらわされます。 資本収支は利子率の差の増加関数と仮定 カネのやりとりを示す「資本収支」は、「自国利子率と外国利子率の差の増加関数」と仮定します。 自国の利子率が外国の利子率より高くなった場合、この自国内での高い利子率をもとめて外国から「資本が流入」します。 よって「資本収支は改善」されます。 BP曲線の形状 これらの仮定を結びつけてBP曲線を導き出すと、一般的に「BP曲線は右上がり」の形であらわされます。 (導出)• 「国民所得(Y)が増加」すると、「輸入は増加」します。 よって、「経常収支は悪化」します。 このとき、「国際収支が均衡」するためには(BP=0)、「資本収支が改善」する必要があります。 このためには、海外から「資本が流入」するように、自国の「利子率(r)が上昇」する必要があります。 「国民所得(Y)が増加」することによって、「利子率(r)が上昇」することから、「BP曲線状は右上がり」の形になります。 (以下については、理由は少々難しいので現時点では保留しておいてください) BP曲線と国際収支の関係 BP曲線の上では、国際収支は均衡しております。 ということは、それ以外の位置では、国際収支は黒字か赤字の状態にあることになります。 右上がりのBP曲線では、BP曲線より右下のエリアでは国際収支は「赤字」になります。 右上がりのBP曲線では、BP曲線より左上のエリアでは国際収支は「黒字」になります。 BP曲線のシフト• 「為替レート(e)が上昇」(減価)した場合、「BP曲線は右シフト」します。 「為替レート(e)が下落」(増価)した場合、「BP曲線は左シフト」します。 BP曲線の傾き BP曲線の傾きは、「資本移動の自由度」を示します。 「資本移動が完全」の場合、「BP曲線は水平」の形になります。 「資本移動が無い」場合、「BP曲線は垂直」の形になります。 一般的な状態、つまり、資本移動が完全でもなく、まったく無いでもない場合は、BP曲線の形状は「右上がり」となります。 この場合、資本移動が「伸縮的」か、それとも「硬直的」かは、BP曲線の傾きで表します。 この時、同じく右上がりの形であるLM曲線との傾きの差が目安となります。 IS-LM-BPモデル(マンデル=フレミング・モデル) BP曲線は、IS-LM曲線とむすびつけることによって、財政政策や金融政策の効果を分析することができます。 このモデルを「IS-LM-BPモデル」(マンデル=フレミング・モデル)といいます。 それぞれの政策の効果は、以下の点によって異なります。 固定相場制度か変動相場制度か ここでは、「資本移動が完全」なケースについて、「固定相場制度」か「変動相場制度」かに分けて、財政政策と金融政策の効果をみていきます。

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ついに暴かれた公共事業の効果

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Contents• マンデル・フレミング・モデルから分かる事 マンデル・フレミング・モデルというモデルをご存知でしょうか。 ロバート・マンデルとマーカス・フレミングが作ったモデルなので、二人の名前を取ってマンデル・フレミング・モデルと呼ばれます。 ここでは、モデルの詳細には立ち入りません。 ただ、このモデルから導かれる結果を紹介しておきましょう。 外国為替について考える時に、非常に有益だからです。 具体的には、マンデル・フレミング・モデルから、次のような事が言えます。 変動相場制の国で財政拡張政策を行うと、国民所得は不変だが自国通貨高になる。 金利は変動しない。 変動相場制の国で金融緩和拡張政策を行うと、国民所得が増加する• 固定相場の国で財政拡張政策を行うと、国民所得は増加する• 固定相場の国では金融緩和政策を行っても、無効である 財政拡張政策と言うのは、要するに、公共事業や減税の事だと考えてください。 また、金融緩和政策というのは、具体的には、日銀による金利引き下げ誘導や通貨発行を増やすことなどを指します。 ちなみに、これらの結論に至る前提として、自国は小国で「資本移動が完全である」「利子率変化が世界の利子率を変化させることがない」と言った前提がつきます。 ですから、日本とかアメリカのような経済的な大国の場合は、多少留意が必要です。 ただ、全く意味が無いわけでも無いようで、現在の状況下では日本やアメリカを小国と同様に考えても良いという意見もあるようです。 麻生政権時の経済政策の結果に端的に現れている? このマンデルフレミング効果ですが、麻生政権時の経済政策の結果に端的に端的に現れていると言う人もいます。 麻生政権時の経済政策は財政拡張政策のみで金融緩和は不十分でした。 その結果、財政政策を行っても景気は十分に回復しませんでしたし。 外国為替は円高ドル安になりました。 日本は他国に比べて、リーマンショックの影響が大きかったと言われます。 本来は日本とは関係の薄い出来事だったのにもかかわらず、一番大きな影響を受けてしまったのです。 その原因は、財政政策と一緒に金融緩和を行わななかったからという可能性があるわけですね。 つまり、日銀の失敗により、リーマンショックの影響が一番大きくなってしまったわけです。 トランプ政権ではドル高か また、トランプ政権下ではマンデル・フレミング・モデルからドル高になると予想する人もいるようです。 トランプ政権は財政拡張政策を採るものと思われています。 また、FRB は利上げを示唆しています。 となると、国民所得は増えないがドル高になると考えられるのです。 実際、市場は先を見越して、通貨はすでにドル高の傾向が見られるようですね。 このように、マンデル・フレミング・モデルは、為替を考える時に役に立つモデルなのです。 正確な理論の理解はともかくとして、条件と結果の関係だけは覚えておいて損は無いでしょう。

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