きょう ぎゅう 病。 狂牛病(きょうぎゅうびょう)とは

狂牛病「きょうぎゅうびょう」

きょう ぎゅう 病

この項目では、ウシに発生する伝達性海綿状脳症について説明しています。 牛海綿状脳症による食肉に関係した社会問題については「」をご覧ください。 ヒトなど他の動物で起きる伝達性海綿状脳症については「」をご覧ください。 牛海綿状脳症(うし かいめんじょう のうしょう、: Bovine Spongiform Encephalopathy, : BSE)は、のの中に空洞ができ、(海綿)状になる()である。 「ぎゅう かいめんじょう のうしょう」とも読む。 一般的には 狂牛病(きょうぎゅうびょう, Mad Cow Disease)として知られ、にで初めて発見された。 の や、の CWD 、他、の Creutzfeldt-Jakob disease, CJD などを総称して ( Transmissible Spongiform Encephalopathy, TSE)と表記される場合もある。 によって指定されているの一つ。 症状 [ ] この病気を発症した牛は、当初は群れから離れたりを起こしたりする程度で目立った症状は現れないが、やがて音や接触に対して過敏なをするようになり、病状がさらに進むと運動機能に関連する部位も冒されて立てなくなるなどの症状を示す。 原因 [ ] イギリスで発生したのは、として与えた汚染が感染源と考えられている。 なお、日本での発生原因は完全には解明されていないが、肉骨粉と同時に牛用がその原因として疑われている [ ]。 など核酸を有した病原体による病気ではなく、と呼ばれるのみで構成された物質が原因だとする見解が主流であるが、有力な異論・異説も少数ながらあり、は完全なとはなっていない。 健康体の牛などの体内には正常プリオン蛋白が発現しているが、BSEの原因となるプリオンは、正常プリオン蛋白とはが異なる異常プリオン蛋白から構成されている。 異常プリオン蛋白は、や細胞内局在において、正常プリオン蛋白とはかなり違った性質を示す。 たとえば、正常なプリオンには構造が多く含まれるのに対して、異常プリオンでは構造が多くなっている。 この異常プリオン蛋白により構成されたプリオンが人工飼料などを介して牛などの体内に入ると、徐々に正常プリオン蛋白が異常プリオン蛋白に変えられていってしまう。 この仕組みについては未解明な部分も多い。 この発表はでBSEを発症した約10歳の雌牛の遺伝子の解析から、異常プリオンを作る異変が初めて見つかったことによる。 人間でも同様の異変が知られ、を起こす。 対処 [ ] 本疾病に感染した牛については回復させる治療法は存在しない。 日本国内で本疾病について検査により陽性が確認された場合、に基づいた殺処分命令が出され、当該患畜は速やかに殺処分される。 この場合、殺処分にした後、焼却処分が行われる事が多い。 また、飼料を介した感染が疑われる疾病であるため、当該患畜と同一の飼料にて育成された可能性があるものについては、本疾病について陽性である可能性が考えられるため、本疾病についての調査が実施される。 人への伝達 [ ] 深緑はヒトへのvCJD感染が確認された国。 黄緑はBSE感染の牛が報告されたにとどまっている国。 国 BSE事例 変異型 クロイツフェルト ・ヤコブ病 000005 000 000133 000 000017 002. 000028 000 000014 000 000001 000 000001 000 000900 025 000312 000 000001 000 000002 000 001,353 004 000001 000 000138 002 000026 001 000002 000 000002 001 000085 003 000002 000 000021 000 000875 002 000000 001 000015 000 000007 000 000412 005 000001 000 00000453 000 000000 000002 183,841 176 000004 003 合計 188,579 280 狂牛病と変異型は、非常によく似ていることから、同一病原体によるものと現在のところ結論されている。 イギリスにおいて1993年5月に15歳の少女の発症例が報告され、クロイツフェルト・ヤコブ病は中高年や感染された人から作られた医薬品が原因で発症する病気という従来の常識を覆して、医学界に衝撃を与えた。 変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病による死者は1995年を皮切りに、死因がこの病気であると確認された人数は117名。 推定を含めると死者は169名に達している(生存者は4名、2010年7月5日現在)。 当初人間には、経口感染しないとされた。 しかし、狂牛病に感染した獣肉で作られたキャットフードを食べた猫が死に、解剖したところ海綿状脳症であったことから、食物から感染した疑いが非常に高くなり、牛同士以外でも牛肉を通じての感染が疑われた。 1990年代前半までにを中心に発生していた(異型クロイツフェルト・ヤコブ病とも呼ばれる)が、その後の調査で、牛海綿状脳症が食物を通して感染したことが疫学的に高い確率であることが証明された。 政治的には、1996年3月20日、英保健省大臣が英下院議会において、「クロイツフェルト・ヤコブ病患者10 人の発病の原因が狂牛病に感染した牛肉であることを否定できない」と狂牛病は、ヒトに経口感染するらしいとの見解を明らかにしたのが初めである。 ただ、どの様な経緯で感染し発病するのかは、現在でも病理学的には諸説あり、各国で研究が進められている。 原因が明らかでなく、プリオンは熱に極めて強いため、広く規制する措置がとられている。 牛の検査や特定のからの輸入停止、飼料や加工過程についての規制など、感染した牛からのやなど直接(肉など)、間接(原料として生産された加工品)に人間にわたらないように、世界各国で配慮がなされているが、畜産業界などの政治的圧力の高い国では、政治的な問題となり、必ずしも解明に積極的ではない。 また、当事国内では解決されたとみなされても、国際的には汚染地域として輸出の制限を続けられる場合もある。 変異型クロイツフェルト・ヤコブ病は英語の "variant Creutzfeldt-Jakob disease" で vCJD と略記される。 特定危険部位 [ ] 特定危険部位は国によって違いがある。 日本においては、背根神経節を含む脊柱、舌と頬肉を除く頭部(具体的には、、など)、回腸遠位部(小腸のうち盲腸との接続部から2メートルの所まで)が 特定危険部位に指定されている。 これらの部位を摂取するとvCJDを発症するが高くなる。 各方面への影響 [ ] 日本では、に内で飼育されていた牛がBSE発症疑いであることが農林水産省から発表される。 後にBSE発症が確定となり、日本においてもBSE牛が発生した地域となった。 詳細は「」を参照 また、アメリカ合衆国においても2003年にBSE牛が発生した事に伴い、農林水産省は2005年末までの輸入を禁止した。 化粧品 [ ] 化粧品については日本ではメーカーによる自主規制と回収が促されている。 牛を原料としたゼラチン [ ] 牛を原料としたについては、の専門委員会では安全であると認定されている。 外食産業 [ ] BSE発生による食肉業界へのの救済策を悪用したが、2002年以降相次いで発覚した。 また、がの輸入禁止により、をからまで長期間に渡り販売中止にする影響が出た。 牛肉を大量に使用している焼肉店や、文化に支えられているといった焼肉関連産業も、大きなダメージを被った。 日本赤十字社の対応 [ ] は、1980年から1996年の間に、1日泊以上に滞在した事のある者からのを、による感染の防止から禁止した(で再々乗り継ぎの有無は、条件になるかどうか不明)。 制限は2005年6月1日から2010年1月26日までに行われる献血に適用された。 2010年1月27日以後の献血については、献血禁止条件を「英国に1日(1泊)以上滞在歴」から「英国滞在歴通算31日以上」に緩和され た。 関連項目 [ ] ウィキニュースに関連記事があります。 OIE• (倒牛病) 参考文献 [ ]• 著『「狂牛病」何が問題か! 恐るべき食肉汚染の実態』(かもがわブックレット)、かもがわ出版、2002年2月• 天笠啓祐、著『肉はこう食べよう、畜産はこう変えよう BSEを乗り越える道』コモンズ、2002年3月• 池田正行著『食のリスクを問いなおす BSEパニックの真実』(ちくま新書)、筑摩書房、2002年8月• (Manfred Weissenbacher)著、訳『狂牛病は警告する ヨーロッパの体験が教えるもの』筑摩書房、2002年2月• 著『プリオン病の謎に挑む』(岩波科学ライブラリー93)、岩波書店、2003年5月• サイバーX編集部編『狂牛病 プリオン病因説は間違っている! 』(CyberX bio)、工学社、2001年12月• (Eric Schlosser)著、楡井浩一訳『ファストフードと狂牛病』草思社、2002年10月• 著『狂牛病を追う 「酪農王国」北海道から』七つ森書館、2002年7月• 著『狂牛病 人類への警鐘』(岩波新書)、岩波書店、2001年11月• 日経レストラン編集部編『狂牛病〈BSE〉対策マニュアル』日経BP社、2002年1月• 著『牛乳・狂牛病問題と「雪印事件」 安心して飲める牛乳とは』(講談社プラスアルファ新書)、講談社、2002年5月• 著『もう牛を食べても安心か』(文春新書)、文藝春秋、2004年12月• 著『早く肉をやめないか? 狂牛病と台所革命』三五館、2001年9月• 船瀬俊介著『この食品だったらお金を出したい! 狂牛病と台所革命〈2〉』2001年12月• 、NHK「狂牛病」取材班著、『「狂牛病」どう立ち向かうか』(NHKスペシャルセレクション)、日本放送出版協会、2001年12月• 著『狂牛病と人間』()、岩波書店、2002年1月• 山内一也著『プリオン病の謎に迫る』(NHKブックス)、日本放送出版協会、2002年4月• 山内一也、小野寺節著『プリオン病 BSE(牛海綿状脳症)のなぞ』(第2版)、近代出版(東京)、2002年8月• リチャード・W・レーシー (Richard W. Lacey)著、渕脇耕一訳『狂牛病 イギリスにおける歴史』• リチャード・ローズ (Richard Rhodes)著、桃井健司、網屋慎哉訳『死の病原体プリオン』草思社、1998年7月• バイオテクノロジー・ジャパン著『狂牛病のすべて ファクト・ブック』日経BP社、1996年6月 脚注 [ ]• 『牛丼のひみつ』72頁。 、(英文)• 2008年9月12日13S34面• 2008年11月9日閲覧。 Centers for Disease Control and Prevention, Department of Health and Human Services 2008年. 2008年11月9日閲覧。 The National Creutzfeldt-Jakob Disease Surveillance Unit NCJDSU , 2009年10月. 2000年10月14日閲覧。 State Veterinary Administration, Ministry of Agriculture, Czech Republic. 2 2007年. 2008年11月9日閲覧。 Danish Veterinary and Food Administration 2007年5月. 2008年12月16日時点のよりアーカイブ。 2008年11月9日閲覧。 France reports more than 900 BSE cases• 2008年11月9日閲覧。 2008年3月5日閲覧。 2011年7月2日閲覧。 2008年11月10日閲覧。 Ministerie van Landbouw, Natuur en Voedselkwaliteit 2008年. 2008年11月9日閲覧。 The number of BSE cases is not available for Thailand. 2020年3月18日閲覧。 外部リンク [ ]• 小澤義博 牛海綿状脳症(BSE)の現状と問題点(1-4) J. Vet. Med. Sci. 63(4), 63(10), 64(2), 65(1)(日本獣医学会内)• 国立精神・神経センター神経研究所疾病研究第七部(高次脳機能障害を呈する疾患としての「プリオン病」に関する基礎研究・治療法開発を目的とした研究、及び機能性疾患に関する研究)のページ• (農業・食品産業技術総合研究機構)牛海綿状脳症(BSE)のページ(リンク切れ)• 「牛の個体識別情報検索サービス」 農水省の独立行政法人• 厚生労働省「牛海綿状脳症(BSE)関係」ホームページ• 英国の食品安全管理局 Food Standards Agency(FSA)の牛海綿状脳症対策関連の情報と最新ニュース(英語)• OIEとBSE関連の国際基準について(PDFファイル)• によるGBR評価• 牛海綿状脳症について•

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「狂牛病:きょうぎゅうびょう」(病が入る熟語)読み

きょう ぎゅう 病

Last update April 3, 2020 ふりがな 名前 英語 か行 かいけつびょう 壊血病 scurvy ビタミンCが欠乏するために起こる病気。 かいようせいだいちょうえん 潰瘍性大腸炎 Inflammatory Bowel Desease IBD かくまくえん 角膜炎 keratitis かしょくしょう 過食症 bulimia かたかんせつしゅういえん 肩関節周囲炎 frozen shoulder 別名五十肩、四十肩。 かびんしょう 過敏症 anaphylaxis かびんせいちょうしょうこうぐん 過敏性腸症候群 IBS Irritable Bowel Syndrome かふんあれるぎー 花粉アレルギー allergic to pollen; have an allergy to pollen かふんしょう 花粉症 allergic to pollen; hay fever かるちのいど カルチノイド carcinoid 腫瘍の一種で、「セロトニン」や「キニン」など特殊な物質を出すのが特長。 発症率は10万人に1人と、珍しい病気。 ( carcin- はギリシア語で「ガン、腫瘍」を表す接頭辞、 -oid はギリシア語経由ラテン語の「~に似た、類似の」という接尾辞。 ) かわさきびょう 川崎病 MCLS mucocutaneous lymph node syndrome ; Kawasaki disease 小児の皮膚に赤い発疹ができ、指先の皮がむけ、リンパ腺がはれ、発熱を伴う原因不明の疾患。 名前は日赤医療センター小児科部長川崎冨作博士によって発見されたことから。 がん ガン cancer かんえん 肝炎 hepatitis がんえん 眼炎 ophthalmia かんこうへん 肝硬変 cirrhosis of the liver かんせつえん 関節炎 arthritis かんせんしょう 感染症 infectious disease 寄生虫、細菌、ウイルスなどが体内に侵入、感染して発症する疾患の総称。 かんぞうびょう 肝臓病 liver disease; hepatic diesease がんもどき ガンもどき benign tumor きょうぎゅうびょう 狂牛病 BSE Bovine Spongiform Encephalopathy きょうけんびょう 狂犬病 hydrophobia きょうしんしょう 狭心症 angina pectoris きょうはくせいしょうがい 強迫性障害 Obsessive-Compulsive Disorder OCD 精神の失調のひとつであり、強迫観念に悩まされる強迫症状などが特徴。 きょうひしょう 強皮症 Scleroderma 皮膚が硬くなってしまう病気 きょしょくしょう 拒食症 anorexia きゅうせい~ 急性~ acute... きんいしゅくせいそくさくこうかしょう 筋萎縮性側索硬化症 Amyotrophic Lateral Sclerosis ALS きんじすとろふぃー 筋ジストロフィー muscular dystrophy くもまっかしゅっけつ くも膜下出血 subarachnoidal hemorrhage くろいつふぇると・やこぶびょう クロイツフェルト・ヤコブ病 Creutzfeld-Jakob Disease CJD 物忘れ、視覚異常、歩行障害や言語障害などが初発症状で、痴呆症状が急速に進行し、体の麻痺、骨格筋の収縮、意識障害に発展、数ヶ月で無動、無言状態になり、1~2年で死亡。 クロイツフェルトとヤコブが報告。 くろーんびょう クローン病 Crohn's disease CD 炎症性腸疾患で、主に場所は腸ですが口から肛門までの消化管の全てに炎症が発生する けっちょうがん 結腸ガン colon cancer けつまくえん 結膜炎 conjuctivitis; pinkeye けつゆうびょう 血友病 hemophilia げり 下痢 diarrhea; diarrhoea; loose intestines; loose bowels げんぱつせいたんじゅうせいかんこうへん 原発性胆汁性肝硬変 Primary Biliary Cirrhosis PBC 主として中年女性に現れる病気で、肝臓のなかの胆汁が流れる管に炎症が起こり、胆汁の流れが悪くなる病気で、初期症状は痒み。 肝硬変に発展すると黄疸が見られる。 げんぱつせいはいこうけつあつしょう 原発性肺高血圧症 Primary Pulmonary Hypertension 心臓から肺に血液を送り届ける肺動脈の血圧が高くなってしまう病気 こうがいびょう 公害病 disease caused by environmental pollution or contamination ; pollution-triggered disease こうけつあつ 高血圧 hypertension 血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態を言い、生活習慣病のひとつ。 こうげんびょう 膠原病 collagen disease 膠原病とは一つの病気の病名ではなくいろいろな病気の総称である。 全身性エリテマトーデス、強皮症などを含むが、いずれも自己免疫下でおこる。 こうざんびょう 高山病 mountain sickness こうていえき 口蹄疫 foot-and-mouth disease; hoof-and-mouth disease FMD 家畜のウイルス性急性伝染病。 家畜の伝染病の中では最も伝染力の強い疾病で、感染した家畜は殺処分されることになり、畜産業への経済的被害が大きい。 こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん 後天性免疫不全症候群 AIDS acquired immune deficiency syndrome こうとうえん 喉頭炎 laryngitis ごじゅうかた 五十肩 frozen shoulder 正式名は肩関節周囲炎。 四十肩も同じで人によって症状が現れた年齢をとっていう。 (まんせい、きゅうせい)こつずいせいはっけつびょう (慢性、急性)骨髄性白血病 chronic; acute myeloid leukemia こつそしょうしょう 骨粗鬆症 osteoporosis カルシウム不足から骨の密度が減少し、骨がスカスカになり折れやすくなる病気。 こびっどじゅうきゅう COVID-19 COVID-19; Coronavirus disease 2019 2019新型コロナウイルスによる急性呼吸器疾患。 2019年11月中国武漢市で初めて検出され、以降世界各地で感染が拡大している。 武漢肺炎とも言う。 ころなうぃるす コロナウイルス coronavirus 電子顕微鏡でみると王冠のように見えることからコロナ(ギリシア語ラテン語で「王冠」の意味)ウィルスと呼ばれている。 1960年代に初めて発見された。 2019年に発見され、中国武漢でアウトブレイクした新型コロナウイルスはパンデミックを引き起こしている。

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狂牛病(きょうぎゅうびょう)とは

きょう ぎゅう 病

この項目では、ウシに発生する伝達性海綿状脳症について説明しています。 牛海綿状脳症による食肉に関係した社会問題については「BSE問題」をご覧ください。 ヒトなど他の動物で起きる伝達性海綿状脳症については「伝達性海綿状脳症」をご覧ください。 牛海綿状脳症(うし かいめんじょう のうしょう、 Bovine Spongiform Encephalopathy, BSE)は、牛の脳の中に空洞ができ、スポンジ(海綿)状になる病気である。 「ぎゅう かいめんじょう のうしょう」とも読む。 一般的には 狂牛病(きょうぎゅうびょう,Mad Cow Disease)として知られ、1986年にイギリスで初めて発見された [1]。 羊の スクレイピーや、鹿の 慢性消耗病 CWD 、他、ヒトの クロイツフェルト・ヤコブ病 Creutzfeldt-Jakob disease, CJD などを総称して 伝達性(伝染性)海綿状脳症( Transmissible Spongiform Encephalopathy, TSE)と表記される場合もある。 家畜伝染病予防法によって指定されている監視伝染病の一つ。 1 症状• 2 原因• 3 対処• 4 人への伝達• 5 特定危険部位• 6 各方面への影響• 1 化粧品• 2 牛を原料としたゼラチン• 3 外食産業• 4 日本赤十字社の対応• 7 関連項目• 8 参考文献• 9 脚注• 10 外部リンク 症状 この病気が発症した牛は、当初は痙攣を起こしたりする程度で目立った症状は現れないが、やがて音や接触に対して過敏な反応をするようになり、病状がさらに進むと運動機能に関連する部位も冒されて立てなくなるなどの症状を示す。 イギリスで発生したのは、飼料として与えた汚染肉骨粉が感染源と考えられている。 なお、日本での発生原因は完全には解明されていないが、肉骨粉と同時に牛用代用乳がその原因として疑われている。 原因 ウイルスなど核酸を有した病原体による病気ではなく、プリオンと呼ばれる蛋白質のみで構成された物質が原因だとする見解が主流であるが、有力な異論・異説も少数ながらあり、プリオン原因説は完全な定説とはなっていない。 健康体の牛などの体内には正常プリオン蛋白が発現しているが、BSEの原因となるプリオンは、正常プリオン蛋白とは立体構造が異なる異常プリオン蛋白から構成されている。 異常プリオン蛋白は、二次構造や細胞内局在において、正常プリオン蛋白とはかなり違った性質を示す。 この異常プリオン蛋白により構成されたプリオンが人工飼料などを介して牛などの体内に入ると、徐々に正常プリオン蛋白が異常プリオン蛋白に変えられていってしまう。 この仕組みについては未解明な部分も多い。 この発表は2006年アラバマ州でBSEを発症した約10歳の雌牛の遺伝子の解析から異常プリオンを作る異変が初めて見つかったことによる。 人間でも同様の異変が知られ、クロイツフェルト・ヤコブ病を起こす [3]。 対処 本疾病に感染した牛については回復させる治療法は存在しない。 日本国内で本疾病について検査により陽性が確認された場合、家畜伝染病予防法に基づいた殺処分命令が出され、当該患畜は速やかに殺処分される。 この場合、殺処分にした後、焼却処分が行われる事が多い。 また、飼料を介した感染が疑われる疾病であるため、当該患畜と同一の飼料にて育成された可能性があるものについては、本疾病について陽性である可能性が考えられるため、本疾病についての調査が実施される。 人への伝達 深緑はヒトへのvCJD感染が確認された国。 黄緑はBSE感染の牛が報告されたにとどまっている国。 国 BSE事例 変異型 クロイツフェルト ・ヤコブ病 オーストリア 000005 000 ベルギー 000133 [4] 000 カナダ 000017 [5] 002. [6] チェコ 000028 [7] 000 デンマーク 000014 [8] 000 フォークランド諸島 000001 000 フィンランド 000001 000 フランス [9] 000900 025 [6] ドイツ 000312 000 ギリシャ 000001 [10] 000 香港 000002 000 アイルランド 001,353 004 [6] イスラエル 000001 [11] 000 [12] イタリア 000138 [13] 002 [6] 日本 000026 001 [6] リヒテンシュタイン 000002 000 ルクセンブルク 000002 001 オランダ 000085 [14] 003 [6] オマーン 000002 000 ポーランド 000021 000 ポルトガル 000875 002 [6] サウジアラビア 000000 001 [6] スロバキア 000015 000 スロベニア 000007 000 スペイン 000412 005 [6] スウェーデン 000001 000 スイス 00000453 000 タイ 000000 [15] 000002 イギリス 183,841 176 [6] アメリカ合衆国 000004 [5] 003 [6] 合計 188,579 280 狂牛病と変異型クロイツフェルト・ヤコブ病は、非常によく似ていることから、同一病原体によるものと現在のところ結論されている[1]。 イギリスにおいて1993年5月に15歳の少女の発症例が報告され、クロイツフェルト・ヤコブ病は中高年や感染された人から作られた医薬品が原因で発症する病気という従来の常識を覆して、医学界に衝撃を与えた。 変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病による死者は1995年を皮切りに、死因がこの病気であると確認された人数は117名。 推定を含めると死者は169名に達している(生存者は4名[2]、2010年7月5日現在)。 当初人間には、経口感染しないとされた。 しかし、狂牛病に感染した獣肉で作られたキャットフードを食べた猫が死に、解剖したところ海綿状脳症であったことから、食物から感染した疑いが非常に高くなり、牛同士以外でも牛肉を通じての感染が疑われた。 1990年代前半までにイギリスを中心に発生していた変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(異型クロイツフェルト・ヤコブ病とも呼ばれる)が、その後の調査で、牛海綿状脳症が食物を通して感染したことが疫学的に高い確率であることが証明された。 政治的には、1996年3月20日、英保健省大臣が英下院議会において、「クロイツフェルト・ヤコブ病患者10 人の発病の原因が狂牛病に感染した牛肉であることを否定できない」と狂牛病は、ヒトに経口感染するらしいとの見解を明らかにしたのが初めである。 ただ、どの様な経緯で感染し発病するのかは、現在でも病理学的には諸説あり、各国で研究が進められている。 原因が明らかでなく、プリオンは熱に極めて強いため、広く規制する措置がとられている。 牛の検査や特定の国からの輸入停止、飼料や加工過程についての規制など、感染した牛からの肉や牛乳など直接(肉など)、間接(原料として生産された加工品)に人間にわたらないように、世界各国で配慮がなされているが、畜産業界などの政治的圧力の高い国では、政治的な問題となり、必ずしも解明に積極的ではない。 また、当事国内では解決されたとみなされても、国際的には汚染地域として輸出の制限を続けられる場合もある。 変異型クロイツフェルト・ヤコブ病は英語の "variant Creutzfeldt-Jakob disease" で vCJD と略記される。 特定危険部位 特定危険部位は国によって違いがある。 日本においては脊髄、背根神経節を含む脊柱、舌と頬肉を除く頭部(具体的には眼、脳、扁桃など)、回腸遠位部(小腸のうち盲腸との接続部から2メートルの所まで)が 特定危険部位に指定されている。 これらの部位を摂取するとvCJDを発症するリスクが高くなると考えられている。 各方面への影響 日本では、2001年9月10日に千葉県内で飼育されていた牛がBSE発症疑いであることが農林水産省から発表される。 後にBSE発症が確定となり、日本に於いてもBSE牛が発生した地域となった。 詳細は「BSE問題 日本のBSE問題」を参照 また、アメリカ合衆国においても2003年にBSE牛が発生した事に伴い、農林水産省は2005年末まで米国産牛肉の輸入を禁止した。 化粧品 化粧品については日本ではメーカーによる自主規制と回収が促されている。 牛を原料としたゼラチン 牛を原料としたゼラチンについては、WHOの専門委員会では安全であると認定されている。 外食産業 BSE発生による食肉業界への政府救済策を悪用した牛肉偽装事件などが2002年以降発覚した。 また、吉野家が米国産牛肉の輸入禁止により牛丼を2004年から2年以上販売中止するなど長期に渡り影響が出た。 牛肉を大量に使用している焼肉業界や、焼肉文化に支えられている焼肉のたれなどといった焼肉関連産業もやはり大きなダメージを被った。 日本赤十字社の対応 1980年から1996年にかけて、1日泊以上英国に滞在した事のある者からの献血を、輸血による感染の防止から制限・禁止していた。 (ヒースローで再々乗り継ぎの有無は条件になるかどうか不明) 2010年、献血禁止条件を「英国に1日(1泊)以上滞在歴」から「英国滞在歴通算31日以上」に緩和した。 関連項目 ウィキニュースに関連記事があります。 カナダのマニトバ州で、BSE感染牛を確認• BSE問題• クロイツフェルト・ヤコブ病• プリオン• 肉骨粉• 神経学• 獣医学• 国際獣疫事務局 OIE• 慢性消耗病(倒牛病) 参考文献• 天笠啓祐著『「狂牛病」何が問題か! 恐るべき食肉汚染の実態』(かもがわブックレット)、かもがわ出版、2002年2月• 天笠啓祐、安田節子著『肉はこう食べよう、畜産はこう変えよう BSEを乗り越える道』コモンズ、2002年3月• 池田正行著『食のリスクを問いなおす BSEパニックの真実』(ちくま新書)、筑摩書房、2002年8月• マンフレート・ヴァイセンバッハー (Manfred Weissenbacher)著、横瀬涼訳『狂牛病は警告する ヨーロッパの体験が教えるもの』筑摩書房、2002年2月• 金子清俊著『プリオン病の謎に挑む』(岩波科学ライブラリー93)、岩波書店、2003年5月• サイバーX編集部編『狂牛病 プリオン病因説は間違っている! 』(CyberX bio)、工学社、2001年12月• エリック・シュローサー (Eric Schlosser)著、楡井浩一訳『ファストフードと狂牛病』草思社、2002年10月• 滝川康治著『狂牛病を追う 「酪農王国」北海道から』七つ森書館、2002年7月• 中村靖彦著『狂牛病 人類への警鐘』(岩波新書)、岩波書店、2001年11月• 日経レストラン編集部編『狂牛病〈BSE〉対策マニュアル』日経BP社、2002年1月• 平沢正夫著『牛乳・狂牛病問題と「雪印事件」 安心して飲める牛乳とは』(講談社プラスアルファ新書)、講談社、2002年5月• 福岡伸一著『もう牛を食べても安心か』(文春新書)、文藝春秋、2004年12月• 船瀬俊介著『早く肉をやめないか? 狂牛病と台所革命』三五館、2001年9月• 船瀬俊介著『この食品だったらお金を出したい! 狂牛病と台所革命〈2〉』2001年12月• 矢吹寿秀、NHK「狂牛病」取材班著、『「狂牛病」どう立ち向かうか』(NHKスペシャルセレクション)、日本放送出版協会、2001年12月• 山内一也著『狂牛病と人間』(岩波ブックレット)、岩波書店、2002年1月• 山内一也著『プリオン病の謎に迫る』(NHKブックス)、日本放送出版協会、2002年4月• 山内一也、小野寺節著『プリオン病 BSE(牛海綿状脳症)のなぞ』(第2版)、近代出版(東京)、2002年8月• リチャード・W・レーシー (Richard W. Lacey)著、渕脇耕一訳『狂牛病 イギリスにおける歴史』• リチャード・ローズ (Richard Rhodes)著、桃井健司、網屋慎哉訳『死の病原体プリオン』草思社、1998年7月• バイオテクノロジー・ジャパン著『狂牛病のすべて ファクト・ブック』日経BP社、1996年6月 脚注• 2008年11月9日閲覧。 Centers for Disease Control and Prevention, Department of Health and Human Services 2008年. 2008年11月9日閲覧。 The National Creutzfeldt-Jakob Disease Surveillance Unit NCJDSU , en:University of Edinburgh 2009年10月. 2000年10月14日閲覧。 State Veterinary Administration, Ministry of Agriculture, Czech Republic. 2 2007年. 2008年11月9日閲覧。 Danish Veterinary and Food Administration 2007年5月. 2008年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。 2008年11月9日閲覧。 2008年11月9日閲覧。 2008年3月5日閲覧。 2011年7月2日閲覧。 2008年11月10日閲覧。 Ministerie van Landbouw, Natuur en Voedselkwaliteit 2008年. 2008年11月9日閲覧。 外部リンク• 小澤義博 牛海綿状脳症(BSE)の現状と問題点(1-4) J. Vet. Med. Sci. 63(4), 63(10), 64(2), 65(1)(日本獣医学会内)• wwwsoc. nii. 国立精神・神経センター神経研究所疾病研究第七部(高次脳機能障害を呈する疾患としての「プリオン病」に関する基礎研究・治療法開発を目的とした研究、及び機能性疾患に関する研究)のページ• www. ncnp. 農水省の独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 牛海綿状脳症(BSE)のページ• niah. naro. affrc. 「牛の個体識別情報検索サービス」 農水省の独立行政法人 家畜改良センター• [3]• 厚生労働省「牛海綿状脳症(BSE)関係」ホームページ• www. mhlw. 英国の食品安全管理局 Food Standards Agency(FSA)の牛海綿状脳症対策関連の情報と最新ニュース(英語)• www. food. gov. OIEとBSE関連の国際基準について(PDFファイル)• fsc. EFSAによるGBR評価• EFSA Scientific Reports on GBR assessments• 牛海綿状脳症について• zennoh. htm ブルータング - アカバネ病 - 悪性カタル熱 - チュウザン病 - ランピースキン病 - 牛ウイルス性下痢・粘膜病 - 牛伝染性鼻気管炎 - 牛白血病 - アイノウイルス感染症 - イバラキ病 - 牛丘疹性口炎 - 牛流行熱 - 類鼻疽 - 破傷風 - 気腫疽 - レプトスピラ症 - サルモネラ症 - 牛カンピロバクター症 - トリパノソーマ病 - トリコモナス病 - ネオスポラ症 - 牛バエ幼虫症 - ニパウイルス感染症 - 馬インフルエンザ - 馬ウイルス性動脈炎 - 馬鼻肺炎 - 馬モルビリウイルス肺炎 - 馬痘 - 野兎病 - 馬伝染性子宮炎 - 馬パラチフス - 仮性皮疽 - 小反芻獣疫 - 伝染性膿疱性皮膚炎 - ナイロビ羊病 - 羊痘 - マエディ・ビスナ - 伝染性無乳症 - 流行性羊流産 - トキソプラズマ病 - 疥癬 - 山羊痘 - 山羊関節炎・脳脊髄炎 - 山羊伝染性胸膜肺炎 - オーエスキー病 - 伝染性胃腸炎 - 豚エンテロウイルス性脳脊髄炎 - 豚繁殖・呼吸障害症候群 - 豚水疱疹 - 豚流行性下痢 - 萎縮性鼻炎 - 豚丹毒 - 豚赤痢 - 鳥インフルエンザ - 鶏痘 - マレック病 - 伝染性気管支炎 - 伝染性喉頭気管炎 - 伝染性ファブリキウス嚢病 - 鶏白血病 - 鶏結核病 - 鶏マイコプラズマ病 - ロイコチトゾーン病 - あひる肝炎 - あひるウイルス性腸炎 - 兎ウイルス性出血病 - 兎粘液腫 - バロア病 - チョーク病 - アカリンダニ症 - ノゼマ病 ブレードステーキ (英語版)(ミスジ) - ブリスケット - 枝肉規格 (英語版) - チャックステーキ (英語版) - フィレ・ミニョン (英語版) - フランクステーキ (英語版) - ハンガーステーキ (英語版) - プレートステーキ (英語版) - ランチステーキ (英語版) - en:Restructured steak - リブ・アイ・ステーキ (英語版) - ばら肉 - ラウンドステーキ (英語版) - ランプステーキ (英語版) - ショートリブ (英語版) - ショルダーテンダー (英語版) - サーロイン - トップサーロイン (英語版) - スカートステーキ (英語版)(ハラミ) - スペアリブ - スタンディングリブロースト (英語版) - ストリップステーキ (英語版) - ビーフシャンク (英語版) - Tボーンステーキ (英語版) - 牛ヒレ (英語版) - トライティップ (英語版) 処理 牛海綿状脳症 - 牛肉ホルモン論争 (英語版) - 骨付き肉 (英語版) - ラクトパミン (英語版) - en:Beef ring - 和牛 - オージー・ビーフ - 米国産牛肉 - 日本における米国産牛肉の輸入 (英語版) - 台湾における米国産牛肉の輸入 (英語版) - 韓国における米国産牛肉の輸入 (英語版) - 乾燥熟成肉 UpToDate Contents 全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe. donor insemination• biology and genetics of prions• diseases of the central nervous system caused by prions• variant creutzfeldt jakob disease• creutzfeldt jakob disease Japanese Journal• 土と健康 31 9 , 4-10, 2003-12• 伝染性海綿状脳症とは 特集 BSE 狂牛病 を科学する• 功刀 由紀子,功刀 滋• 農業と経済 68 2 , 70-78, 2002-02• 医薬品ならびにバイオメディカル製品におけるTSEs汚染の不安除去• Broughall John• GOR 4 1 , 18-20, 2002• Related Links• 伝達性海綿状脳症(でんたつせいかいめんじょうのうしょう、Transmissible spongiform encephalopathy、略称TSE)または伝播性海綿状脳症(でんぱせい—)はプリオン病の 別名。 プリオン病(プリオンびょう)は異常プリオン蛋白の増加による中枢神経疾患の... 牛海綿状脳症(うし かいめんじょう のうしょう、Bovine Spongiform Encephalopathy, BSE)は、牛の脳の中に空洞ができ、スポンジ(海綿)状になる病気である。 「ぎゅう かい めんじょう のうしょう」とも読む。 一般的には狂牛病(きょうぎゅうびょう,Mad Cow... 原因は問わず、それによって起こる脳障害の総称。 脳症の一覧• 「 英 、、、、、 関 、、、、、、 「 英 、、、 関 、、、、、、 「 英 、、、 関 、、、 「 英 , pathy• 検査や徴候に加えて 症状が出ている状態?.

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