白い巨塔 2020。 「白い巨塔」財前五郎は主治医だったのか 患者と病院のすれ違い

岡田准一「白い巨塔」で財前五郎、テレ朝大型ドラマ→ひらパーがアップを始めました

白い巨塔 2020

主演はの。 概要 [ ] 原作の6度目のテレビドラマ化。 テレビ朝日でのドラマ化は前身の日本教育テレビ(NETテレビ)時代を含めて3回目となる。 また、原作者の山崎が2013年に逝去した後に制作されるのもこれが初めてである。 また、ドラマ版としては元号がに改元されて初めて放送された作品でもある。 本作での財前の設定は、「腹腔鏡のスペシャリスト」であり、時代設定も放送年と同じ2019年に変更された。 放送終了後にテレ朝動画などのオンデマンド配信サービスで全5話が順次配信されたが、2019年11月に判明した出演者・の不祥事に伴い、現在は配信を停止している。 配信再開時期については未定。 また、BD・DVDは2020年1月8日に発売予定とされていたが、こちらもドラマ公式サイトにおいて無期限延期が発表された。 放送時間 [ ] 放送時間はいずれも。 5月22日(水曜日) - 24日(金曜日):21時 - 22時24分(各84分)• を専門としている。 天才的なオペの名手であり、ゆえに実力主義で自信家である。 財前の同期。 財前とは対照的に出世欲はなく融通がきかない一方、研究と患者の立場を第一に考えた診察を旨とする。 花森ケイ子 演 - 財前五郎の愛人。 バー「ラディゲ」ホステス。 東都大学医学部卒業。 野心が強く、日に日に大きくなる財前の存在に嫉妬心を抱き、快く思っていない。 次期第一外科教授選選考委員会 委員であり、次期教授に菊川を推薦する。 次期第一外科教授選を行なう前に、投票を棄権して退出した。 膵臓癌に倒れた財前の手術を担当したことがきっかけで財前との関係がほぼ修復する。 浪速大学医学部 鵜飼裕次 演 - 部長、第一内科 教授、第一内科 部長。 次期第一外科教授選選考委員会 委員。 絵画収集が趣味。 過去作品に加え、悪辣な描写が抑えられている。 大河内恒夫 演 - (第二夜 - 最終夜) 病理学科 教授。 次期第一外科教授選選考委員会 委員長。 亀山君子 演 - (第一夜・第三夜 - 最終夜) 第一外科 看護師。 第四夜では、既に看護師を退職して妊娠している。 野坂奈津美 演 - (第二夜 - 第三夜・最終夜) 脳外科 教授。 次期第一外科教授選選考委員会 委員。 選考委員会で第一外科教授選の候補が財前と菊川で決まろうとしたとき、他の候補を推薦する。 滝村恭輔 演 - (第一夜) 名誉教授。 葉山幸彦 演 - (第二夜 - 第三夜・最終夜) 産婦人科 教授。 次期第一外科教授選選考委員会 委員。 鵜飼派。 今津敏郎 演 - (第二夜 - 第三夜・最終夜) 第二外科 教授。 次期第一外科教授選選考委員会 委員。 乾正伸 演 - (第二夜 - 第三夜・最終夜) 皮膚科 教授。 野坂派。 河合光雄 演 - (第二夜 - 第三夜・最終夜) 小児科 教授。 野坂派。 財前家 財前又一 演 - 財前五郎の義父。 財前産婦人科 院長、大阪中央医師会 副会長。 財前杏子 演 - 財前五郎の妻。 財前又一の娘。 黒川キヌ 演 - (第一夜・第三夜 - 最終夜) 財前五郎の母。 岡山に住んでいる。 里見家 里見三知代 演 - (第一夜 - 第二夜・第四夜) 里見脩二の妻。 里見好彦 演 - (第一夜・第四夜) 里見脩二・三知代の息子。 東家 東政子 演 - 東貞蔵の妻。 東佐枝子 演 - 東貞蔵の娘。 浪速大学病院図書館司書。 他大学の医師 船尾徹 演 - (第一夜 - 第三夜) 東都大学医学部第二外科 教授。 菊川昇 演 - (第二夜 - 第三夜) 金沢国際大学医学部第一外科 教授。 佐々木家 佐々木庸平 演 - (第三夜 - 最終夜) 繊維問屋・佐々木商店店主。 糖尿病の悪化に伴い診療所の紹介で浪速大学病院に行って検査を受けた結果、糖尿病以外の膵臓癌と診断される。 財前の手術によって腫瘍は摘出されたものの、手術後しばらくして容態が急変し、膵臓癌とは関係ない肝不全により息を引き取った。 佐々木よし江 演 - (第三夜 - 最終夜) 庸平の妻。 佐々木庸一 演 - (第三夜 - 最終夜) 庸平とよし江の息子。 弁護士 関口徹 演 - (第四夜 - 最終夜) 関口法律事務所 所長兼弁護士。 原告側(佐々木家)の代理人を受ける。 以前は河野法律事務所に所属していた。 国平幸一郎 演 - (第四夜 - 最終夜) 河野法律事務所所属弁護士。 被告となる財前五郎の代理人を受ける。 関口とは同じ事務所に所属していた時の間柄。 河野正徳 演 - (第四夜 - 最終夜) 河野法律事務所 所長兼弁護士。 国平と共に被告となる財前五郎の代理人を受ける。 その他 鵜飼典江 演 - 鵜飼裕次の妻。 岩田重吉 演 - (第一夜 - 第四夜) 大阪中央医師会 会長。 鵜飼と同期でゴルフ仲間。 鍋島貫治 演 - (第一夜 - 第四夜) 大阪市議会議員。 山田音市 演 - (第一夜) 近畿新聞会長。 東のスペ患でもある。 で救急搬送された際、執刀医に財前を指名し、彼による腹腔鏡手術で命を取り留める。 小西由香里 演 - (第一夜 - 第二夜) シングルマザー。 第一内科で胃癌の再発と診断されたが、実際は膵臓のであることが分かる。 東が執刀することとなったが、東が途中で意識朦朧したため、助手の財前が変わって手術を続行し、無事終了した。 小西翔太 演 - (第一夜) 小西由香里の息子。 杉田寿広 演 - (第三夜・第四夜) 佐々木商店の従業員。 庸平の死後も佐々木親子を支える人物として描かれる。 一方で、財前が示談金として1億6千万円を払う意思を示した時には、佐々木親子のこれからを心配し、「示談を受け入れた方がいいのでは?」とよし江に訪ねる。 葉山和子 演 - (第三夜) 葉山幸彦の妻。 市田崇 演 - (第三夜 - 第四夜) 製薬会社のドイツ駐在員。 アナウンサー 演 - (テレビ朝日アナウンサー) (第三夜) 情報番組で財前にインタビューをするアナウンサー。 亀山富治 演 - (第四夜 - 最終夜) 亀山君子の夫。 菊森鉄工業所勤務。 財前又一と国平が工場に訪れて口止め料を無理矢理渡す行為に激怒し、妻の君子が「浪速大学病院 医療訴訟事件」控訴審に原告側で出廷するきっかけを作った。 野田和夫 演 - (第四夜) 京都に5店舗ものドラッグストアを経営している社長。 野田華子 演 - (第四夜 - 最終夜) 野田和夫の娘で柳原雅博の見合い相手。 見合い後は柳原宅に遊びに行くなど、彼との交際は順調に進んだ。 柳原が高知に行くと決めた際は、彼に付いて行く。 裁判長 演 - (第四夜) 佐々木家が財前を訴えた「浪速大学病院 医療訴訟事件」第一審の裁判長を受け持つ。 安田太一 演 - (最終夜) 肝臓癌で入院している患者。 財前によって手術が行われるものの、彼は佐々木庸平たちの幻が頭によぎってメスが入りすぎて大出血を起こしたりコッヘル鉗子を落としたりと散々だったが無事終了する。 手術後しばらくして腸閉塞にかかるものの、財前が駆け付けて手術は終了した。 退院時は財前に感謝の言葉を述べるとともに、彼を訴えている佐々木家に天罰が下るとの言葉を残した。 裁判長 演 - (最終夜) 佐々木家が財前を訴えた「浪速大学病院 医療訴訟事件」控訴審の裁判長を受け持つ。 工場長 演 - (最終夜) 亀山富治が勤めている菊森鉄工業所の工場長。 亀山富治を「亀やん」と呼んでいる。 スタッフ [ ]• 原作 - 山崎豊子『白い巨塔』(刊)• 企画協力 - 、一般社団法人山崎豊子著作権管理法人、• 脚本 - 、、• 監督 - 、• 音楽 -• ナレーション -• 特殊メイク -• 法律監修 - 本山信二郎• 医療監修 - 国頭英夫()、高本健史()• 音楽協力 - 、• ロケ協力 - 千葉県フィルムコミッション、岡山フィルムコミッション協議会、、 ほか• 技術協力 -• 照明協力 - 、APEX• 美術協力 - 、、松下美術背景、• ポスプロ - 、東映デジタルセンター• スタジオ -• チーフプロデューサー -• エグゼクティブプロデューサー -• プロデューサー - 、• 制作協力 -• 制作著作 - 放送日程 [ ] 話数 放送日 ラテ欄 監督 視聴率 第一夜 5月22日 金か権力か!? 天才外科医の闘い 鶴橋康夫 12. 外科医の頂点へ 11. 財前疑惑のオペ 母子の涙 常廣丈太 12. 遺族VS大学病院!! 涙と衝撃の最終章 13. 特に第一審後以降が描かれている『続・白い巨塔』 文庫版の4・5巻 においては最終夜(第5話)に凝縮されている。 柳原、関口、小西の下の名前が原作と異なる。 また、財前の実母の名前がひらがな表記の「きぬ」ではなく、カタカナ表記の「キヌ」に変更されている。 唐沢版と同様、杏子は花森ケイ子の存在を知っており財前の愛人でいることを認めている。 (杏子曰く、女が何人いても構わないとのこと。 )財前の出世と見栄を気にする性格は同じだが、彼に対する愛情や真心も強く描写されている。 唐沢版と同様、財前家には子供がいないが、第一審後に子供を作らないかという話をしているシーンがある。 財前が膵臓癌により死期が近付いたことで「子供は無理みたいだ」と杏子に詫びている。 滝村名誉教授の喜寿記念パーティーのエピソードが本編の冒頭になっている。 また、封筒の差出人の序列を巡る東と財前の一悶着がカットされている。 また、滝村名誉教授は原作とは性格がかなり異なっており、認知症らしき症状を発症しているという設定が追加されている。 原作の小西きくにあたる小西由香里の膵臓の手術は東が担当するが、途中で意識朦朧となり助手をしていた財前に代わる形で行われる。 野坂教授が整形外科ではなく、脳外科の教授、さらに女性の設定となっている(女性教授の起用はこれが初めて)。 菊川教授と葛西教授の在籍している大学名が原作と異なる。 国平は原作では控訴審から財前の弁護を担当するが、唐沢版に続き第一審から財前側の弁護士として登場する。 また一審から河野弁護士と二人で担当している。 佐々木庸平の死因が、財前が手術した癌に起因するものではなく、癌とは無関係の血管内リンパ腫が起因して発症した肝不全となっている。 ただし、「財前の誤った判断」が死につながったというのは共通している。 関口弁護士がかつて河野法律事務所に所属していたという設定が追加されている。 原作に無い描写として、第一審の前に財前側が示談金の話をするシーンが追加されている。 原作及び過去作品では財前が外国に手術のデモストレーションに招待された際に、佃と安西に准教授になった金井の指示に従うよう命じるが、本作では「東先生の直属の弟子なのであてにするな」と不信を露わにするような命令をしている。 佐々木庸平の葬儀に里見と柳原の二人が参列するシーンが追加されている。 出棺後、柳原のスマホに帰国の途に就く財前から連絡が来るが、柳原は恐れをなして応答していない。 原作では里見は財前に佐々木庸平の訃報を知らせた際に二回電報を打っているが、今作では財前のスマートフォンに一回メールをしたのみである。 里見の妻・三知代が夫の証人出廷に反対するシーンは描かれるが、その一因となった「くれない会」からの恫喝はカットされている。 本作では関口が自宅に来訪し、里見に原告側の証人として出廷して欲しいと頼まれるのを立ち聞きしたことが一因であった。 裁判のシーンで原作では一審と二審で何人か鑑定人が出て来るが、今回は一切鑑定人が出てこない。 東貞蔵は一度も裁判に出向いていない。 柳原と野田華子との縁談は原作では控訴審の最中に行われているが、今作では第一審の最中に行われている。 安田太一は原作では佐々木庸平と瓜二つだが、今作は全く似ていない。 控訴審の最中、華子が柳原のアパートを訪れて手料理を作っているところへ関口がやって来る。 柳原も華子も隠れてやり過ごすが、関口は柳原が中にいることをわかっており、窓越しに「将来に禍根を残してはいけない」と説得した後、アパートを去る。 里見の再就職は原作では大河内教授の紹介によるものだが、今作は里見自身だけで行われている。 第一審の後で佐々木商店が倒産し、その影響で息子・庸一が大学を中退するエピソードがカットされている。 佐々木夫婦の子供は一人っ子という設定になっている。 第一審の後で財前が出馬する選挙が世界外科連盟の理事となっている。 当選する原作とは異なり、立候補の直前に財前が膵臓癌で倒れてしまったために出馬が取り消され、当選はしていない。 後半で財前と里見の二人でケイ子のバーに行く時、原作では駅で再会した後に行くが、今回は裁判の後になっている。 国平は控訴審では最初、亀山君子の自宅を訪れて口止めを図ろうとし、その数日後に夫の勤め先を訪問するが、本作では最初から夫の勤め先に訪れる。 また、勤め先には財前の計らいで又一も同行する。 控訴審後の柳原は原作同様、控訴審後に浪速大学病院を退職し、高知県の無医村に旅立つ。 里見との学位論文などについてのやり取りなども原作を踏襲しているが、以下の点が変更されている。 華子とは控訴審後も交際を続け、無医村へは華子と共に旅立っている。 原作では無医村の地名(高知県)が出てくるが、今回は単に高知県のと言っているだけで、具体的な地名は出てこない。 柳原が無医村へ旅立つことを里見に告げる場所が、里見の自宅ではなく、里見の新しい勤め先である関西がんセンターの食堂に変更されている。 佐々木の死については「自分の優柔不断さが死を早めた」と語る一方、財前については一言も語らなかった。 里見が柳原に、近畿労災病院(浪速大学退職後、東が院長を務める病院)への再就職を斡旋する流れがカットされている。 柳原は財前ががんセンターに来る前に来ている。 そのため財前が重度の癌に侵されているのを知っているか否かは不明である。 財前が倒れた場所が異なる。 原作では閉廷した後の法廷の中だが、今作では敗訴が言い渡された後、判決文の途中で法廷を飛び出して記者に取り囲まれる時に倒れた。 財前の癌が重度であるのに気付くのがこれまでは東による手術の時だったが、今作はCTスキャン(原作のレントゲン撮影に相当)の段階で判明している。 東による財前五郎の手術で治療不可能と判断した理由が膵臓癌から転移した腹膜播種になっており、東は金井らの進言にやむなく同意し手術を打ち切る決断をする。 術後の財前はその事を理解し、東も包み隠さずそれを認める。 そのため財前が術後のカルテを探そうとするエピソードがカットされた。 また、この手術には妻の杏子も立ち会っている。 財前は癌に倒れた後、里見に自らの治療を行ってほしいと希望し(鵜飼が東の自宅で話している)、里見はこれを受け入れ、彼の臨終まで治療を続けた。 唐沢版と同じく、死の間際に財前は大学病院の屋上にいるシーンがある。 唐沢版ではケイ子と一緒にいるが、本作は里見と一緒にいる。 ただし、唐沢版では夜中だったのに対し本作では夕方になっている。 死期が近付いた財前が遺書として書いた手紙は、枕の下から見つかるが、今回は存命中に彼自らが里見に手渡している。 財前の実母・黒川キヌは田宮版・唐沢版と同様、原作とは違い第一審後も存命。 膵臓癌で死期が近付いている財前の臨終を看取って欲しいと杏子から電話で告げられるも、敢えてその申し出を拒否。 その後、財前と電話で会話を交わす。 これが最後の母と息子の会話となっており、劇中では一度も大阪に出向くことはなかった。 財前五郎の最終的な死因は、膵臓癌を起因とする出血性脳梗塞である。 原作にある新病棟の建設が今作でも行われているが、劇中では完成しない。 (つまり財前五郎は完成を見ずに亡くなる。 エンディングが田宮版・唐沢版よりも短くなっている。 ストレッチャーに載せられる財前の遺体は田宮・唐沢同様に岡田本人が演じているが、布が頭部までかかっていなかったり、唐沢版とは異なり服がパジャマのまま、演じる岡田の顔がアップではっきりと映されるなどの相違点がある。 ラストシーンが、ストレッチャーに載せられた財前の遺体が運ばれるシーン(田宮版は病院の外、唐沢版は病院の中までで終わる)ではなく、生前病室のベッドの上で里見宛の手紙を書き終えた財前の姿に変更されている(書き終えた後、病室に里見がやって来る)。 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• 原作では柳原弘。 原作では男女の表現はなかったが、過去の映像作品では全て男性として描かれており、明確に女性として描かれるのは本作が初めてである。 原作では整形外科 教授。 原作では浪速医師会。 原作では関口仁。 原作では小西きく。 原作は癌性肋膜炎で、78年版は癌性胸膜炎、2003年版は食道癌の肺転移など、財前が手術した癌に起因するものであった。 もし証言すれば大学に楯突くことになるため、そのことを心配して証人出廷を止めようとした。 出典 [ ]• 2019年5月3日閲覧。 報知新聞社. 2019年11月26日. 2019年11月28日閲覧。 Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. 2019年12月13日. 2019年12月13日閲覧。 2019年1月29日. 2019年1月29日閲覧。 SANSPO. COM. 産経デジタル. 2019年2月13日. 2019年2月13日閲覧。 SANSPO. COM. 産経デジタル. 2019年3月5日. 2019年3月5日閲覧。 2019年3月5日. 2019年3月5日閲覧。 ORICON NEWS. 2019年3月5日. 2019年3月5日閲覧。 ORICON NEWS oricon ME. 2019年5月20日. 2019年5月23日閲覧。 該当各日『』テレビ欄。 Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. 2019年5月27日. 2019年5月27日閲覧。 外部リンク [ ]•

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白い巨塔 再放送予定【2020年最新版】

白い巨塔 2020

主治医とは何か 最近の大病院の多くでは、外来と病棟で担当医が分かれている。 後者は多くの場合卒後3~5年目の若手で、新卒の初期研修医を「指導」しながら入院患者を診療する。 専門的なことが若い「担当医たち」の手に余れば、年かさの専門医に「コンサルト」する。 その年かさの専門医(指導医)は、外来で患者を診て、必要なら患者を入院させるが、コンサルトに応じる以外、病棟で患者を直接診たりはしない。 ただ退院して外来通院となればまた「主治医」として診療する。 患者再入院の際には、最初と違う若手が担当医になることが多い。 若い先生たちは数多くの症例にあたることが必要で、同じ患者を繰り返し診るより、違う病気の違う患者を担当する方が「勉強になる」。 では患者の「主治医」は誰か。 建前上は外来担当の医者なのだが、時として話がこじれる。 ある癌の患者さんが初診し、すぐに入院となった。 抗癌剤投与を行い退院したが、次の予約外来の前に具合が悪くなり、緊急で再入院した。 間の悪いことに連休中で、「担当医」が決まらない。 その日その日の当直が順々に処置にあたったが、状態は徐々に悪化した。 こうなると患者も家族も、不満が募る。 毎日毎夜違う医者が出てきて、違う説明をする(病状は変化するからやむを得ない)。 先の見通しは立たない。 出てくる奴らがみんな「私は今日の担当で」と、逃げとしか思えない台詞を口にする。 病棟ナースは不穏な空気を察して、外来で診た「主治医」に連絡を取ってみるが、「俺じゃないよ。 1回診たきりで、入院して以降の経過は知らない」。 日に日に病状が悪化し、家族はついに、「この病院には、主治医の先生は、いないのですか!」と爆発した。 以上は実話だが、これを読んで、患者さんと家族に同情したあなたは、極めて日本的なメンタリティの持ち主である。 そもそも入院患者に「主治医」なるものがあるのは、日本独特の制度であり、ある意味これが日本における医者の前時代的労働環境の根源なのである。 ネット書店で購入する• 私は、自分の外来患者が入院したら当然のように自分が担当し、休日にも回診をし、急変したら夜中でも出て行く。 それが「主治医」の務めだと思っているが、こんなのは時代錯誤的思考に囚われた旧い人間の行動パターンで、病院にとっては時間外労働が増える元凶、また医療者の「働き方改革」の障害なのだ。 かの東京医大裏口入学事件の後、同大が女子学生の入学を制限した、いやそんなことは他の私立医大もみんなやっている、という騒動があった。 それに対して、男性女性問わず、医師が働きやすいよう環境を整備することが重要であるという「正論」が一応の結論になった。 しかし誰がどう考えても、私みたいなやり方では、出産や育児、もしくは介護、というような状況を抱えている人が医師として働くには無理がある。 どういうのが「良い環境」か。 医療ジャーナリストの市川衛さんが、ドイツで循環器医として勤務しておられる岡本真希先生という方にインタビューした記事がネットにあった。 ドイツでは医師の45%が女性だが、働き方は男性も女性も同じだそうだ。 ドイツでは理想論ではなく「みんなで妥協する」ことで解決しようとするらしい。 たとえば予定されていた手術の開始時刻が遅れて、16時(医師の終業時間)までに終わらなそうなら、緊急でなければ翌日以降に延期になる。 医療職といってもあくまで「仕事」と割り切って分担している感じがあり、入院すると担当の医師が毎日違う人に替わるのはよくあることで、手術についても、病棟や外来での担当医と、実際に手技を行う医師は異なることが少なくない。 時には、手術の内容を説明した医師から「私は明日から休暇なので、執刀は別の人にお願いしておきますね」と言われることまである。 面白いのは、岡本先生ご自身が、「患者側の立場になったらどちらで治療を受けたいか」と聞かれ、「だんぜん日本です」と断言されていることである。 先生は「日本にいたころは、命に関わる手術に臨むのだから、患者さんは医師との信頼関係を結んだうえで信頼して身をゆだねる。 だからこそ医師も、忙しい中に無理をしてでも手術をねじ込む、という意識があったように思います」とおっしゃっている。 岡本先生は「日本の医師が今のままの働き方を続けていたら、安全な医療を提供することが難しくなるだろう」と指摘する一方、「根本のメンタリティが違うので、ドイツのような働き方を導入することは難しい」とコメントされている。 ドイツの「みんなで妥協する」の「みんな」には、患者も含まれているのだ。 ここで先ほどの「主治医はいないのか」と爆発した家族の話に戻る。 そもそも連休中に出てくる「主治医」なんてものがなくても、その日その日の担当が自分の業務を正しくこなし、かつ、引き継ぎをきちんとしていれば、患者や家族から文句を言われる筋合いはないのである。 悪くなるのは病気のせいで、もしくは病院の態勢が整わない連休中に具合が悪くなった不運なのだ。 日本人はそれで納得できるだろうか。 かつて私の患者さんに、ある大学職員の方がいた(医学部のではない)。 初期治療の後、一旦その大学の医学部付属病院に転院されたが、すぐに戻ってこられた。 「大学病院では、担当医がコロコロ変わって、継続して診てくれない」というのが理由であった。 私はその方が亡くなるまで10年余り診療を続けた。 その間、誤診や処置の遅れ含めいろんなことがあったが、ご本人からもご家族からも非常に感謝された。 政府が長期の政策を遂行するに当たっては、有権者は一時的な副作用や外的要素による紆余曲折を耐え忍ばねばならないことがある。 医者も同じである。 長い経過中には当然、見通しの誤りや結果的な不成功がつきまとう。 「主治医」でなくしてどうやってそれを乗り越えていけるのか、旧世代の私には分からない。 その「主治医」との信頼関係に代わるのは、今のところうんざりするような同意書その他の文書の山である。 「医者が働きやすい環境」の実現のためには、日本人のメンタリティを切り替える必要がある。 私には、それは不可能のように思える。 財前五郎は主治医だったのか 『白い巨塔』(山崎豊子、新潮文庫)で物語の軸となる、主人公・財前五郎が患者の遺族に訴えられる裁判の元が、まさにこの「主治医」メンタリティである。 ネタバレになるが、どうせ皆さんご存じだろうし、唐沢寿明と江口洋介のフジテレビドラマ(もう16年も前だが)や昨年、テレビ朝日でリメイクされた岡田准一主演のドラマの印象も強烈だろうから、ストーリーの概略を記す。 有能だが傲慢な外科医財前は患者の癌を見事に取り除いたが、細かいミスがもとで死なせてしまい、遺族に訴えられる。 財前は執刀医でありながら術後に患者を一回も診ず、下の医局員に丸投げで、財前の親友である良心的な内科医里見脩二の助言や警告にも全く耳を貸さなかった。 さて、患者の遺族が財前を訴えた最大の動機は、「執刀医でありながら術後患者を診もせず、病態の悪化に対して何もしなかった」ということである。 では財前が回診に来ていたら患者の死は防げたか、というと、そうでもない。 原作でもドラマ版でも、患者の死はその時点の医学では防ぎようのない不可抗力だった。 財前からすると、そもそも訴えられる理由が分からない。 確かに執刀はしたが、それは浪速大学第一外科という担当チームの中で最も手術手技に優れていたからやったまでである。 術後のケアも、「チーム」として放っておいた訳ではなく、ちゃんと柳原という担当医がいた。 それを若いだの頼りないだのと言うのは、患者側のわがままである。 加えて、財前は患者を診ずに遊んでいた訳ではなく、海外学会の準備をしていた。 これは教授の大切な仕事である。 だから、患者側が勝手に執刀医の財前を「主治医」と思い込み、その職務を放棄したと主張しているだけなのだ。 それに同調する里見も、きわめて日本的なメンタリティを持っている。 執刀医だから主治医で、主治医はどんな用事があっても(夜中でも休日でも)、患者の病状悪化に際し自分で対応せねばならない、なんて、欧米では「なんのこっちゃ」である。 そもそも「主治医」なんて存在しないのだ。 その場その場で対応している人間がちゃんといて、それがベストを尽くし、悪化の原因は現在の医療水準を超えている。 何の問題も生じようがない。 前述の通り、そういう「患者の全人生を抱える」タイプの主治医というのは、現実問題として日本でも減少しつつある。 これが消滅してしまうと『白い巨塔』のストーリーは成立しない。 聞くところによると、厚生労働省は、大病院に入院した場合、そこで治療に当たる医師を「主治医」と呼ばないようにしたいそうだ。 「主治医」とは、地域のかかりつけの開業医などがその役割を担うもので、大病院(今の言葉だと「急性期病院」)の担当医は、その患者がたまたま大きな病気をした時だけ治療を行う職人みたいなもので、治療が終わったら地域の「主治医」に戻すのである。 こういう意識は、急性期病院で働く医者の中にも出てきていて、とにかく患者は「死なない」ことを前提に医療が行われる、というのは、私は何度か指摘したことがある。 だがしかし、やはり医療の花形は「急性期」であり、内科医も外科医も、そういう職場に行きたがるのだが、感覚として目指すのは「その分野の熟練工」である。 私は、内科医や外科医を志す者は、患者の最期まで面倒をみる覚悟をもつべきだと考えていたが、この発想は完全に時代遅れらしい。 *** 里見氏によれば、現実に末期患者死亡の際に担当医が夜中に出てくるなどという「無駄なことはしないように」といった通知をする大病院も出てきているという。 人間の医師は分業制のうえ、「働き方改革」の影響で、最初から最期までみるなんてことはなくなり、すべてを把握しているのは医療用のAIだけ、なんて時代も遠からず訪れるのではないか。 それはきわめて能率的であり、数字に表れる治療成績もよくなるであろう。 ただしそれが医者にとっても患者にとっても幸福な時代となるかは別である。 デイリー新潮編集部• あわせて読みたい関連本•

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唐沢寿明【白い巨塔】の動画をpandora以外で全話無料で観たい

白い巨塔 2020

V6岡田准一(37)が、来年放送されるテレビ朝日開局60周年記念スペシャルドラマ「白い巨塔」に主演することが17日、分かった。 地上波としては異例の5夜連続放送の大型ドラマ。 主人公の外科医、財前五郎を演じるが、医者役は初挑戦だ。 「財前五郎という人物は現代にはなかなかいない。 この『白い巨塔』を上っていこうとあがき、もがく男。 『やるからには財前五郎を味わい尽くそう』という気持ちで、監督を信じてついていきたいです」と意気込んでいる。 同作は、医学界の内幕に鋭いメスを入れた山崎豊子氏の名作。 これまで故田宮二郎さんや唐沢寿明(55)の主演で何度も映像化されている。 母子家庭で育った財前は、 たゆまぬ努力で成功を勝ち取り、大学病院のスター准教授として君臨する。 教授の座に向かって野心を燃やし、さまざまな工作を開始するが、欲望が渦巻く教授選挙は思わぬ展開を見せていく。 同局の船津浩一プロデューサーは「財前五郎は、野心家でエネルギッシュな天才外科医として、いつの時代にも人々を魅了する強烈なキャラクター。 現代において演じられる俳優はこの人しかいない! と、オファーしました」と岡田の起用理由を説明した。 初の医者役となる岡田は、実際の手術の映像を見て勉強し、監修の医師から細かい指導を受けているという。 今月上旬から撮影に臨んでおり、 「設定を現代に置き換えているので、医療技術なども現代風にアレンジされています。 医学の進歩に伴い、今だからこそできる『白い巨塔』になっていると思います。 ご期待ください」とアピール。 演出は数多くの名作を手掛けた鶴橋康夫監督(78)。 65年に単行本発売。 66年に田宮さん主演で映画化。 67年に佐藤慶さん主演でNET(現テレビ朝日)で連続ドラマ化。 78年にはフジテレビ系で田宮さん主演で連ドラが放送され、90年にテレビ朝日系で村上弘明(61)主演のスペシャルドラマが放送。 03年にフジテレビ系で放送された唐沢主演の連ドラは最終回の視聴率32・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。 07年には、韓国MBCでキム・ミョンミン主演の連続ドラマが放送された。 yahoo.

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