場面 緘黙 症 原因。 場面緘黙症の原因は親?遺伝?親子で乗り越える/息子の発達障害ブログ

かんもく症になったきっかけと原因

場面 緘黙 症 原因

場面緘黙症とは? ある特定の場所や状況でだけ話せなくなる症状です。 家族の前や自宅では問題なく会話ができても、学校や幼稚園などに行くと話すことができなくなります。 一言も話さない、もしくは聞かれたことだけ話すなどといった症状が出ます。 非常に人見知りで内気な子と言われます。 息子の場合、ずっと人見知りが激しい子でした。 赤ちゃんの時から他人に抱かれることもとても嫌がり、ずっと泣いているような子でした。 脳機能、行動面や学習面でも問題はありません。 強い不安により思うように行動ができなくなったりする緘動 かんどう)という症状が出てくる場合もあります。 人見知り、恥ずかしがり屋との大きな違いは、症状がとても強く、1ヶ月以上特定の場所で声を出すことができない状況が続く点です。 何ヶ月何年も続く場合があります。 発症する原因についてはまだ不明ですが、発症要因としては 「不安になりやすい気質」というベースがあります。 そこに心理的、社会的、文化的要因が複合して影響しているのではないかと考えられています。 緘黙症の原因は?親のせいなの?遺伝なの? 息子の場合、発症要因の「不安になりやすい気質」は持っています。 言葉を覚え始めた頃から「こわい」は口癖でした。 しかし、はっきりとした原因は思い当たりません。 場面緘黙症が出てくるきっかけは、持って生まれた気質と環境だとも言います。 場面緘黙症自体は遺伝はしませんが、原因となる不安気質などは遺伝する可能性があります。 実際、息子の祖父(私たちにとっては親)は小学生の頃、話せなかったそうです。 当時は理解もなくイジメにもあっていたそうです。 息子の緘黙の症状を説明している時に初めて知りました。 ちなみにその父ですが、市役所に勤め現役時代は役職に就き、大勢の前でスピーチなどよくしていたそうです。 いつ克服したのかは聞けませんでした。 夫も特定のことに不安が強い傾向にあります。 なので気質は遺伝しているのだと思います。 息子の場合、2歳の時に次男出産で里帰り中に2ヶ月間だけ田舎の保育園に入ったことがきっかけな気もします。 知らない場所で方言もきつい言い方だったので、息子にとっては怖かったのかもしれません。 最後まで異常に行くのを嫌がり、あまり通えず慣れないまま退園しました。 幼稚園や小学校で起こる同調圧力が過度なストレスとなり引き金になる場合もあります。 しかし、もともと人見知りも激しく、不安も強く、言葉を覚えるのも遅かったので、転園は関係ないのかもしれません。 私たち親が何か原因となる言葉や態度をとっていたのかもしれません。 はっきりとしたきっかけは特定するのが難しいと思いますが、遺伝、環境、親や周囲の態度や言葉、これらのことが少しづつ影響し合い症状が出始めるのだと思います。 場面緘黙症の診断をもらうことが第一歩 2歳から3歳までは場面緘黙症など知る由もなく、話さない原因が分からず私たち親はとても悩んだ時期でした。 家では話せるのに、保育園に行くと途端に話さなくなる。 先生との意思疎通は首を縦に振るか横に振るか・・・。 『母親である私が甘やかしている?』『私が働いていることで寂しい思いをしている?』 このままではずっと話せなくて将来イジメにあってしまうのではないか・・。 社会生活が送れないのではないか・・。 そんな不安ばかりありました。 家では話すのに外で話すことの出来ない息子にイライラすることも多々ありました。 無理やり挨拶させようとしたり、「なんで話さないの?」としつこく聞いたり。 話さない理由がほしかった。 私が甘やかしたなら改善するし、厳しくしたら良いのか?どうしたら話せるのか?ということばかり考えていました。 3歳児健診では発達相談もしました。 「お母さんのせいではないからね」という言葉に涙が出てしまいました。 結局は何も解決はしていないのですが、初めて息子に対する悩みを人に話すことができてホッとした気持ちが強く、涙が出てしまいました。 それほど自分でも気づかないうちに追い詰めていたのだと思います。 しかしホッとしたのも束の間で、息子が一番つらいはずなのに、親の私が息子の気持ちを理解出来ないことが苦しくなってきます。 ちょうどその頃、吃音が始まりました。 最初の一言目が出なくて話し始めるのに時間がかかります。 その姿を見るとさらに苦しくなりました。 吃音は半年ぐらいして自然に治りました。 やはり何か原因があるのではないか・・ そして4歳になる頃にネットで調べて場面緘黙症ではないかと疑い始めます。 両親に「場面緘黙症を疑っているから病院で診てもらおうと思う」と相談すると、「診断名を付けてもらって何の意味があるのか」と病院行きを反対されました。 もちろん診断名を付けいないという選択肢もあると思います。 何のために診断名をつけるのか? 子供にレッテルを張るため? 診断名は必要なのか? 悩みましたが、私たちは息子の困っていることを理解し、少しでも不安を取り除いてあげたかったのです。 そして5歳の時にやっと市の療育センターへ行き相談しました。 そこで発達テストや面談などを行い、「場面緘黙症」と診断されました。 「やっぱり・・」という気持ちと、「やっと道が開けた」と言う明るい気持ちになりました。 本人と家族の苦しみ 息子の様子や直接聞いたり、感じ取れる嫌だと思っていることを書き出してみます。 私たち親の言われて嫌だったことも書いてみます。 ただしこれは我が家の場合です。 症状はそれぞれ違うと思います。 参考程度に読んでください。 何度か促され、自分の中でタイミングが合えば言えることもあります。 どうしても忘れてしまった場合はそのままにして先生や周りが気づいてくれるのを待っているようです。 周りが気づくまでの間は、ずっと不安だと思います。 保育園の頃、一度だけ水筒を忘れて先生にも言えず、先生も気づかず水分を取れなかった日がありました。 いつも受け身でした。 しかし小学2年生頃から、仲の良い子には話しかけられるようになりました。 でも正解が分かっていて答えを言いたけど、手をあげて発言するのは嫌と言う葛藤はあったようです。 顔も体も緊張しているのが伝わりました。 緊張すると手が服の首回りを触って、服を伸ばしたりしています。 無意識にやっているようでした。 決まった行動や言葉であれば大勢の前でも出来ますが、サッカーのような場面ごとに自分で考えて動くようなものは難しいです。 例えば卒園式で大勢の前で将来なりたい職業をいう場面では声は小さかったですが、言うことが出来ました。 学校内でも順番に返事をして行く場面などは言っていました。 波長が合うようで常に一緒にいました。 この友達の存在はとても大きかったです。 友達はグイグイと引っ張っていってくれる優しい性格の子が多かったです。 自然と友達を作ることが出来ていました。 話すことはできなくても、みんなの輪の中に入っていたい様子でした。 話せなくても面白いことを言う子がいたら笑って喜んでいました。 悩んでいるときはニヤニヤしたりクネクネしたり。 家だと安心するようです。 内弁慶だね。 これは言われると自分を責められている気分になりましたね。 3歳ぐらいになると「まだ人見知り治らないの?」なんて言われました。 しっかり教育すれば話すはず、家で話せて外で話さないなんて甘えてるだけでしょ?と遠回しに言われたこともありました。 人前では自分の意見も言えないため、友達から「〇〇くん、何して遊ぶ?」と聞かれ、親である私が「鬼ごっこ?ボール遊び?・・・」と息子がうなずくまで永遠と息子に質問をしている姿は異様だったのかもしれません。 こんなことは他人からはあまり言われませんでしたが、親戚や両親は言っていました。 私たちも緘黙症を知らない内は、挨拶の大切さを何度も何度も教えて、自分たちも必要以上に実践して手本を見せていました。 言うように促しても頑なに言わないのでイライラもしていました。 緘黙症を疑い始めてからは強制することはやめました。 褒めてくれているのは理解しています。 しかし、「物静かなのは外で話せないからなんですよ。 家では活発に走り回るし、おしゃべりも止まらないし、泣いたり怒ったりするんですよ。 」と心の中では思っていました。 先生たちを困らせることがないので、個人面談では先生の印象に残っていない感じもしました。 症状を和らげるために親ができること 小学校に上がり、私たちに自分の気持ちを少しだけ言うことが増えました。 外で話せないことをどう思っているか聞くと「話したい」と言いました。 話したいけど話せないんだと改めて知りました。 基本的には真面目で困らせることのない良い子なので、先生から注意をされることもありません。 なので 親が積極的に先生や周囲に緘黙症の症状を伝えて、協力を得ることが大事だと思っています。 息子の友達の親にも会えば出来るだけ早い段階で症状を伝えています。 長男は小学校に上がり、2年間通級指導教室に通い始めました。 通級指導教室の先生から担任の先生へ詳しい対処方法を伝達してもらい、症状は改善してきています。 この連携はとても影響が大きかったと思います。 3年生になった今では、忘れ物をしたら「忘れました」と先生に言えています。 授業参観では前に出て発表もできるようになりました。 本やネットなどの情報を印刷して先生に渡して理解をしてもらうのも良いと思います。 参考にしたサイト 参考にした本 不安が強い子は人一倍、自分に自信がないのだと療育センターの先生に言われました。 今の時点で失敗の経験は必要がない、小さなことでも良いので成功体験を積み重ねることが大切だと言われました。 私たちは失敗から学ぶこともあると思っていたので、息子に無理にさせることも多かったと思います。 しかし、その話を聞いてからは失敗しそうなことは無理にさせないようにしました。 私たち親ができることは、しっかりと子供の様子を見ながら成功体験を積み上げる環境を作り、見守っていくことだと思っています。 息子も少しづつ改善しているように思いますが、また何かのきっかけで振り出しに戻ることもあるかもしれません。 話したいけど話せない、仲良くなりたいけどなれない、困ってるけど言えない・・ 少しでも子供の緊張や生きづらさが減るよう私たち親も息子と一緒に努力したいと思います。

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かんもくネット〜場面緘黙とは〜

場面 緘黙 症 原因

私が、かんもく症になったきっかけは、引っ越しと転園でした。 そして思いあたるのは、厳しかった父親の存在です。 子供によって家庭環境が違い性格や気質が異なるため、何が原因で発症するのか不明なことが多いようです。 内弁慶や人見知りとは、恥かしがり屋とも違います。 見ず知らずの人と話すことが苦手というのも違います。 家では、普通に話せるのに、学校や保育園など特定の場所や人物の前では、一切話せなくなる状態が、1ヶ月以上続きます。 英語では、SelectiveMutismと呼びます。 YouTube動画を見た時、自分を見ているみたいだと思いました。 場面緘黙をジェスチャーで乗り切った幼児期 幼い頃、かんもくでしたがジェスチャーなどで乗り切り成長と共に克服できたためどうして話せなかったのかモヤモヤした気持ちをまったまま大人になりました。 自分が、かんもく症だったことは、世界仰天ニュースで知りました。 そして「SelectiveMutism」で検索して見た動画を見て、「彼らや彼女たちの困っている姿は、おなさい頃の私だ!」と思いました。 家庭では、元気に話せるのに、一歩外に出るとまったく声を発することができないのです。 選択性緘黙と全緘黙について 緘黙症には、選択性緘黙と全緘黙があります。 場面かんもく症(ばめんかんもくしょう)を一昔前まで選択性かんもくと呼んでいましたが、同じ意味です。 選択性と聞くと患者が、話す場所と話さない場所を選んでいる印象ですが、そうではありません。 特定の場所(学校や保育園・幼稚園)などに行ったときや特定の人の前では、まったく話すことができない状態です。 私自身は、家庭では、普通に話せていたので選択性(ばめんかんもく)です。 家でも外でも話せない子の中には、親や先生の間違った対応で全緘黙になる子もいるそうです。 二つに共通していることは、周りから話を強要されることに対し緊張したり敏感になっていることです。 話す能力がないわけではありません。 耳が聞こえないわけではありません。 わざと反抗して声を出さないわけではないことを理解してください。 幼児期に発症し小学校中学校で不登校になるケースも.

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緘黙症とはどんな疾患?症状、診断基準、原因、治療法を徹底解説

場面 緘黙 症 原因

場面緘黙とは 家庭ではごく普通に話すのに、幼稚園・保育園や学校などの社会的な状況で声を出したり話したりすることができない症状 が続く状態を言います。 体が思うように動かせない緘動(かんどう)という状態になることもあります。 話せない場面は様々ですが、発話パターンは一定しています。 場面とは「場所」「(そこにいる)人」「活動内容」の3つの要素で決まります。 海外では、場面緘黙は小児期の不安障害であり、「自分が話す様子を人から聞かれたり見られたりすることに怖れを感じる」恐怖症の一種ととらえ治療や支援を行なうという考えが主流となっています。 自分の意思で「話さない」わけではありません。 「話せない」のです。 これは誤解が多いポイントです。 これまでは、「場面緘黙は大人になれば治るもの」と考えられてきました。 しかし、適切な支援なく学校生活をすごした場合、長期にわたるストレス状況から、うつ的症状や不登校などの二次的な問題へとつながるケースも見られます。 海外の資料によれば、たとえ発話ができるようになったとしても、成人後に社会不安障害などの不安障害に悩まされることも多く、早い時期からの適切な対処の重要性が強調されています。 教育分野・行政分野における場面緘黙 学校教育において特別支援教育の対象です。 場面緘黙は医学的区分では「(神経)発達障害」に含まれません。 しかし、発達障害者支援法の支援対象に含まれています。 また、2016年にスタートした「障害者差別解消法」によって、学校や職場に対して「合理的配慮の提供」の義務が明確に示されました。 診断基準 DSM-5(2013)(米国精神疾患の診断・統計マニュアル)では「選択性緘黙」という名称で記載されています。 診断基準は下記です。 1)家などでは話すことができるにもかかわらず、ある特定の状況(例えば学校のように、話すことが求められる状況)では、一貫して話すことができない。 2)この疾患によって、子どもは、学業上、職業上の成績または社会的な交流の機会を持つことを、著しく阻害されている。 3)このような状態が、少なくとも一ヶ月以上続いている。 (これは、学校での最初の一ヶ月間に限定されない) 4)話すことができないのは、その子がその社会的状況において必要とされている話し言葉を知らない、または、うまく話せないという理由からではない。 5)コミュニケーション障害(例えば、吃音症)ではうまく説明できない,また,自閉症スペクトラム障害、統合失調症またはその他の精神病性障害の経過中以外に起こるものである。 自閉症スペクトラム障害などの発達障害とは異なります。 知的障害、自閉症スペクトラム障害の場合は、そちらが優位の診断となります。 言語面の問題やコミュニケーション障害が、話せないことに影響していないか、慎重な鑑別を要します。 これは、他に支援すべき症状や障害を見過ごさないようにするためです。 また、場面緘黙は社交不安症の一形態であるという説や、社交不安との合併が多いことが報告されています。 発症率 調査によってばらつきはあるものの、日本ではこれまで0. 2〜0. 5%とされてきました。 アメリカのマスコミは0. 7%という調査結果をあげることが多いようです。 ほとんどの報告で男児よりも女児に多くみられます。 発症率のばらつきは、地域差だけでなく、調査方法(調査対象・場面緘黙の定義とその解釈・除外診断の有無)や人前で話さないことを問題視する文化かどうかも影響するのではないかと思われます。 場面緘黙症状の程度 場面緘黙とは、特定の状況(例えば家庭)で全く自由に話せるのに、特定の状況(例えば、園や学校)で話せないことが1ヶ月以上続く状態を言います。 「園や学校のクラスで、発表や音読ができない」「園や学校で、友達と話せない」「園や学校で先生と話せない」場合、場面緘黙の可能性があります。 先生や大人とのみ話せる場合や、音読や発表のみ小声でできている場合は、厳密な診断基準にはあてはまらないかもしれません。 しかし、少し話せている場合、かえって理解や支援が受けにくく、場面緘黙発症や他の症状発現のリスクが高まります。 クラスでの孤立や不安の高まりによって小学校高学年以降に場面緘黙が出現するケースもあります。 場面緘黙児は行動が抑制されており、たいへん大人しく見えます。 学校側が困るということが少ないために、場面緘黙やその傾向があっても見落とされがちです。 本人はたとえ学校で困っていても、家庭で自分の症状について話しあうことを避ける傾向があります。 保護者は園や学校での状態を知らず、場面緘黙に気づくのが遅れがちです。 保護者も行動を抑制しがちな気質を持っていることが多いと言われており、学校に協力を求めることを控えがちと思われます。 場面緘黙症状の程度(発話できる範囲とその程度)を測定する をご活用ください。 発症要因 不安になりやすい行動抑制的気質との関連が指摘されています。 入園入学や転居などの急激な環境変化、発達面のかたよりや苦手領域、回避行動を助長する環境要因などが影響します。 場面緘黙をもつ子どもの状態やその背景は多様です。 発症要因は単一ではなく複数要因から生じるとされています。 子どもによって異なる要因で症状が形成され、異なる要因で症状が維持されます。 臨床場面での場面緘黙児の中には「かなりの割合で発達障害を併発している」「コミュニケーション障害を併存するケースが多い」「中には感覚統合障害が見られる子どもがいる」等の報告があります。 話せない症状のために、言語や話しことばなどの発達面の評価には工夫を要します。 特にコミュニケーション障害(言語障害、語音障害、吃音、社会的語用論的コミュニケーション障害)の併存は、場面緘黙症状のためにそのサポートが遅れがちなため注意が必要です。 発達障害の診断はつかない、いわゆるグレーゾーンの子どもが含まれます。 子どもの苦手領域や特性に合わせた働きかけを行うために、教育や福祉、医療など各機関の連携が必要です。 日本語版DSM-5では「選択性緘黙」と表記されており、この名称が多く使われるのではないかと考えられます。 しかし、「選択性緘黙」という名称が、様々な誤解を招いているケースもあり、症状を適切に表現する名称について、今後も検討を要するように思われます。 障害か?個性か? 「障害」なのか「個性」なのか、疑問に思われる方もいます。 診断を受け「障害」ととらえると、保護者や本人がこの状態の情報を得やすいこと、同じ状態の子どもが他にもいることを知り孤立せずに経験を分かち合えること、幼稚園・保育園や学校の理解を得て必要な支援をうけやすいこと、など役立つ点があります。 一方、「障害」という言葉で周囲の大人が悲観的になったり、状況を固定的に捉えたりすることは、子どもの不安をあおり、自信を失わせることにつながります。 正しい理解をもち、改善への見通しのもとに、安心して楽しい時間を多く持ち、自信を積み重ねていくことが、大きな成果をもたらします。 よくある「誤解」 ・大人しいだけ。 ほっておいても、そのうちしゃべるようになる。 (早い時期からの支援が大切です) ・おかあさんの心配しすぎでは?(園や学校から、こう言われることがよくあります) ・喋らないだけで、園や学校では問題ないですよ。 (大人しく園や学校は困らないので、本人が困っていても見落とされ、放置されがちです) ・家庭の愛情不足なのでは?(虐待やネグレクト環境で場面緘黙になる子は、ほんの一部です) ・家庭で甘やかしすぎ、過保護なのでは?(古い研究にもとづいた誤解です) ・躾がなってない。 (返事しないのは人を無視していると誤解されることがあります) ・わがままなだけ。 (場所・人・活動などの状況によって態度が変化する点や、こだわりがあり融通が利かない点を、わがままと誤解されがちです) ・わざと黙っている。 (反抗的だと誤解されることがあります) ・緘黙は内気なはず、あんな気が強い子は場面緘黙ではない。 (場面緘黙の子どもの性格は様々です) ・表情豊かなのだから、緘黙ではない。 (非言語的コミュニケーションを豊かに出来る子もいます) ・自分から友達の輪の中に入るよう努力すべき。 (本人の努力だけは改善は難しく、適切な支援が必要です) ・1人でぽつんといても平気そうだから、無視していい。 (表情には不安が現れないことがよくあります) ・話すように言うべき。 (発話ばかりに注目しないことが大切です。 話すようプレッシャーを与えると症状が悪化します) ・うなづきや首振り、筆談を許していたら、甘やかしになる。 (非言語的なコミュニケーションを十分行うことが、発話へのステップを進めます) ・特別扱いしてはいけない。 (特別扱いではなく、十分な配慮と支援が必要です) ・少し喋れるんだから、場面緘黙ではない。 (少し話せる場合、かえって周りの理解が得にくいことが多いです。 少し話せる子にも、場面緘黙としての対応が必要です) 園や学校での支援 不安の少ない環境を整えること、自信を育てること、人と楽しい交流をサポートすることが大切です。 保護者の方はまず を学校に持参し、スクールカウンセラーや担任の先生と話しあわれることをお勧めします。 教育や福祉、医療など各機関にも持参し相談しましょう。 場面緘黙児が園や学校で困難なことは、発話に限りません。 発話ばかりに注目せず、動作や非言語表出について十分な支援が必要です。 必要な支援を探すために、「」 をご活用ください。 このリストは、おおむね「場面緘黙児に困難が少ない項目順」に並んでいます。 個人差はありますが、この項目順を目安に改善が進むと考えましょう。 参加でき、動作や非言語での表出行動ができるようになり、最後に発話が可能となる段階に達するのです。 どのような支援があればその動作や行動ができそうか、それぞれの項目でできそうな参加方法を探しましょう。 周囲の大人が、子どもができそうな選択肢を提案し、子ども自身が選んでチャレンジする方法をお勧めします。 例えば、歌や音読を評価する時は、筆記や指さしでの実施、クラスメイトの注目が少ない立ち位置・複数人同時での実施、別室でのテスト、家庭での録音や録画利用などを検討しましょう。 園や学校における場面緘黙への合意的配慮は、まだ模索が始まったばかりです。 今後、対応や支援法の工夫と実践の蓄積が望まれます。 本人の症状理解 大人になってから、自分が場面緘黙だったことを知ったという場面緘黙経験者の方が多くいます。 場面緘黙症状のために、能力や個性を学校という場で発揮できないことでつらい思いをしてきました。 しかしそれ以上に、場面緘黙という症状を知らずに成人したために、自分の状態への嘆きや自己否定、人と共有できない苦悩からの孤独感が募り、傷つきを深めてしまったケースが少なくありません。 まず家族や教師が場面緘黙を理解し、次に本人が場面緘黙について理解できるようサポートしましょう。 最近はマンガや絵本などの書籍やTVや新聞などのマスコミでも取り上げられるようになってきました。 本人が症状と向き合えるかどうかは、周囲の理解だけでなく、タイミングの問題もあります。 長期的な視野を持ちながら時間をかけて、しかしあきらめずに、子どもと共に場面緘黙と向き合っていけるようにしていきましょう。 家庭でできること 親の過保護やしつけなど「育て方のせい」と考えるのは誤りです。 しかし、症状の改善には、保護者の理解や、子どもへの接し方の工夫は欠かせません。 家庭でかんしゃくが多い子どもは、言語表現の力が不足していたり、感情のコントロールの困難を抱えていたりする場合があります。 相談機関等を利用して、子どもの特性に応じた接し方を工夫しましょう。 子どもは園や学校で緊張や不安を抱えています。 家庭における楽しい活動や身体を使った遊び、家庭内のおしゃべりやお手伝い、お稽古事や地域活動、友達との交流のサポート等を促しましょう。 子どもの不安への対処力をつけるためには、家庭で行動レパートリーを増やしていくことが大切です。 発達の伸びしろを見極め、そこに親が手を出してしまわないようにしましょう。 子どもが好きなこと、できそうなことに、家庭内で少しずつチャレンジさせてます。 上手くいかない時に、感情をコントロールしたり、気持ちを切り換えたり、適切な自己主張をしたり、他の解決法を考えたりする経験を積めるようにサポートしましょう。 スモールステップの実践 スモールステップの実践は、「段階的エクスポージャー法」という行動療法や認知行動療法がよく用いられます。 主に不安障害に効果があるとされています。 家庭と学校が協力して、子どもが安心して話せる状況から、少しずつ話せる場所や人を増やし、学校の教室へと広げるように支援します。 『楽しく・自信をつけながら・場数を踏む』ことが大切です。 本人の症状理解、クラス理解、スモールステップの進め方については、かんもくネットの書籍をご参照ください。

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